用語の解説
【あ行】 ISO14001
世界共通の規格、基準の設定を行うISO(国際標準化機構)が定めた環境マネジメントシステムの国際規格。社会経済的ニーズとのバランスの中での環境保全、汚染の予防を目的。活動、製品、サビースの環境負荷の低減など継続的な改善を図る仕組みを構築するための要求事項を規定している。
アンカー空石積工法
自然石にアンカーとストッパーバネルをつけ空積で積み上げる工法。胴込にコンクリートを使わないため、より自然に近い環境に仕上げることができる。
いいむす21(IEMS21)
飯田市役所本庁舎以外の出先機関で、環境改善活動を構築、運用する取り組み。 (Iida Environmental Management System 21:I(い)E(い)M(む)S(す)21:「いいだ・ス」
エコライフ
地球規模で持続可能な社会、次世代も豊かな暮らしができるような社会の実現に向けて、一人ひとりが環境に配慮した毎日の生活を営むこと
Leq
等価騒音レベル。変動する騒音レベルの平均値で、人間の感覚に近く又国際的にも使用されている。
オゾン層
地上から約1万メートルから5万メートルまでに存在する、オゾン濃度の大きい大気の層。オゾン濃度の極大は地上約2万メートル付近。オゾン層の減少は、近年多く観測されており、生物に有害な太陽光の紫外線の増加をもたらすため、その影響が危惧されている。オゾン層破壊の原因としては、フロンの化学反応が有力視されているが、定説となっていない
温室効果ガス
大気を構成する、赤外線を吸収し再放出する気体。京都議定書では、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、 パーフルオロカーボン、六ふっ化硫黄の6物質が、温室効果ガスとして削減対象とされている。
温暖化
地球表面の気温が平均して高くなっていく現象。原因としては、二酸化炭素の増加、フロンやメタンなどの放出、森林破壊、都市化、人口熱の放出などが あげられており、今後温暖化が進むと予想されている。その影響は未知の点が多いが、生物の生息環境の激変や海面の上昇並びに、農業や都市への影響が 危惧されている。
【か行】 河岸段丘
河川の流路に沿う階段状の地形で、氾濫原よりも高いところにあるものを指す。河川が浸食され、谷の中に新しい谷がでさ古い谷底が取り残されて形成される。 天竜川沿いなどの河岸段丘は主に活断層の隆起によるもの。
カゴマツト護岸工
河川、水路等の護岸工事に用いられる工法。鉄線のカゴに玉石を詰め込む。石同士に隙間があるため、生態系に影響が少ない。
合併処理浄化槽
 し尿と生活雑排水(台所、風呂、洗濯等に使用した水)を戸別にまとめて処理する浄化槽。従来のし尿のみを処理する単独浄化槽に比べて、河川や海の汚濁を軽減する効果がある。
環境基準
 大気汚染、水質汚濁、騒音等の環境上の条件について、人の健康を保護し、生活環境を保全する上で、維持することが望ましい基準を行政上の目標値として定めたもの。
環境ホルモン
 内分泌かく乱化学物質。生態に取り込まれて、ごく微量でも生物の正常なホルモン作用を妨げたり、ホルモンに似た働きをして生体をだますなどして、生殖や健康に悪影響を及ぼす人工及び天然の科学物質をいう。ダイオキシン、ビスフェノールA、フタル酸エステルなどがよく知られている。
間伐
 森林において、木の育ちを良くするため、木の一部を切って間をあけること。
グリーンコンシューマー
 環境の配慮した買い物をしたり、生活をしたりする人のこと。そのための市民の活動も指す。欧米で始まった活動だが、最近では日本でも拡大している。みどりの消費者ともいう。
景観形成住民協定
 建物の色彩、形態などの外観や緑化などの景観づくりのためのルールとして地域住民が自ら定めた協定であり、長野県景観条例に基づき知事が認定したもの。
こどもエコクラブ
 環境省が全国の小中学生に参加を呼びかけた環境活動のクラブで、小中学生なら誰でも参加できます。ひとつのクラブは、数人から30人程度の仲間と、活動を支える一人以上の大人(サポーター)で構成され、学校のクラブや地域のクラブなどその構成形態は様々です。
コリドー(corridor)
 廊下、回廊。自然景観、生物生息環境の広がりを支える、樹林地や水辺などの連続する様を、みどりのコリドーと称している。都市周辺の自然との連続性をもたらすみどりのコリドーづくりは、貧弱な都市の生物層に生物を呼び込むのに役立つ。
【さ行】 再生可能エネルギー
 地球上で有限である石炭・石油などの化石燃料に対し、太陽、水力、風力、波力、バイオマスなど、自然現象の中で得られるエネルギーのこと。化石燃料はいずれ資源が枯渇すること、また燃焼による炭酸ガスの放出が地球温暖化に影響を与えることなどの懸念があることから、近年、クリーンな再生可能エネルギーの技術開発が注目されている。
酸性雨
 工場や自動車などから排出された二酸化硫黄、窒素酸化物が雨水や霧滴に取り込まれ、それぞれ硫酸イオン、硝酸イオンに変換されるとその雨水は強い酸性を示す。土壌を酸性にし、森林を枯らす。北欧やアメリカ、カナダで大きな問題となっているが、最近では、日本でも大きな問題になりつつある。概ねpH5.6以下の雨をいう。
自己適合宣言
 ISO14001の規格にも規定されている「自己宣言」を「自己適合宣言」とし、システムの規格との適合を自己責任により自己決定するもの。飯田市では、2003年1月23日に審査登録から移行。
持続的発展が可能な社会
 1992年地球サミットにおいて確認された「持続可能な開発」の考え方を踏まえた目指すべき社会のあり方。「持続可能な開発」とは、「人々の生活の質的改善を、その生活支持基盤となっている各生態系の受容能力限界内で生活しつつ達成することである。」とされている。
臭気濃度・臭気指数
 臭気がなくなるまで無臭空気で薄め、それに要した空気希釈倍数をその臭気濃度という。
 (臭気指数=10log臭気濃度)
【た行】 ダイオキシン
 有機物(炭素原子を含む化合物)に塩素が結合して生成される有機塩素化合物で、結合する塩素の数と位置により多くの異性体がある。非常に毒性が高く、異性体の中でも2,3,7,8-四塩化ジベンゾダイオキシンは、史上最強の毒物といわれている。有機塩素化合物の製造の際、副産物として生成されるほか、廃棄物の焼却時の焼却灰や粉じん中からも検出されており、非意図的に生成される有害物質である。
太陽光発電
 シリコン、ヒ素ガリウム、硫化カドミウムの半導体に光を照射することにより、電力が生じる。この性質を利用して太陽光によって発電する方法。
択抜
 山林の樹木の生長量に見合う量の木を選んで絶えず伐採し、持続的に緑の更新を図ること。
多自然型工法
 道路や河川などの土木工事において、自然環境に調和し、生物の生息に適した環境を整備するために、コンクリートなどの二次製品を用いず、自然素材や自然の持つ作用を最大限生かした工法。
段丘崖
 段丘の平坦面に対して、周囲の斜面をさす。段丘は地盤の昇降や侵食によって形成され、その時期の違いにより斜面で区切られた階段状となっている。斜面が急な部分は宅地や農地として利用しにくいため、樹林地であることが多い。また、斜面崩壊の危険や、周囲からの目立ち易さも特徴である。
地域ぐるみ環境ISO研究会
 ISO14001の認証取得を事業所が協力して取り組むために、平成9年11月に市役所を含む6事業所により発足した組織。研究会では、ISO取得に留まらず、企業の枠を越えた運動を展開し、地域全体のレベルアップを視野に入れて活動している。このため、簡易版ISO14001である「南信州いいむす21」の創設、普及啓発の推進、環境行政への協力などの取組を実施している。
中山間地域
 農林統計の農業地域の分類のうち、中間と山間を合わせていう。林野率が50〜80%で、耕地は田で1/20、畑は8度以上の傾斜地が多くなっている市町村を中間農業地域といい、林野率が80%以上で耕地率が10%未満の市町村を山間農業地域という。
低公害車
 排気ガスによる汚染を減らすため、ガソリンや軽油に換えて電気、水素、天然ダス、太陽電池などを用いる自動車。現在はまだ、製造費、重量など技術的な制約が多いが、自動車台数の集中と渋滞が局所的な大気汚染をもたらしている都市部において、特に効果が期待されている。
低排出ガス車
 自動車排出ガスによる大気汚染を改善するため、平成12年4月から低排出ガス車認定制度が実施されている。低排出ガス車とは、現在の排出ガス規制値より25%以上低減化された自動車のことを言い、低減率によって、25%以上であれば「良−低排出ガス車」、50%以上であれば「優−低排出ガス車」、75%以上であれば「超−低排出ガス車」の3段階に区分されている。
天竜峡エコバレープロジェクト
 飯田市第4次基本計画の重点プロジェクトの一つ。天竜峡とその周辺一帯を、人と自然の営みが調和する地域社会のモデルゾーンとして整備するとともに、飯伊地域の新しい産業と交流の拠点を創出しようというプロジェクト。
【な行】 ネイチャーゲーム
 ネイチャーゲームは、1979年米国のナチュラリスト、ジョセフ・コーネル氏により発表された自然とのふれあいプログラム(野外活動)です。ネイチャーゲームには、100以上のゲームがあり、五感を通して自然を感じ、子どもと大人が一緒に自然とふれあうことができます。
農業集落排水施設
 下水道の設置が困難な農業集落等の形態をなす地域において、地区単位で行われる地域し尿処理施設。
ノーマイカーデー
 地球温暖化や大気汚染の防止、省エネルギーなどを目的として、日や曜日を指定して、自家用車を使用せずに、積極的に公共交通機関を利用しようという運動。
【は行】 ハイブリッドカー
 低公害を目的として、内燃機関(通常のエンジン)あるいは外燃機関(ガスタービン)と電気モーターを組み合わせて動かす自動車。内燃機関及び外燃機関は一定の回転で運転することが最も効率が良いため、それで発電しバッテリーに蓄えた電力で電気モーターを回すといった仕組みが用いられる。仕組みが複雑で大きいので、大型車に適している。
バイオエネルギー
植物の光合成により作られる有機物を動物が食べて大きくなり、その死体や排泄物を微生物が分解して土に帰すといった、自然の物質循環に関与する物質を利用したエネルギー資源の総称。芋、木材チップ、稲わら、植物繊維から作られるアルコール、ごみの分解から得られるメタンガスなどがある。
バイオディーゼル
 廃食用油にメタノールを添加し化学反応させ、ディーゼル車の軽油代替燃料として使用するもの。既にいくつかの市町村で取組が始まっている。廃棄物リサイクル、地球温暖化対策からも、再生可能エネルギーとして注目を集めている。バイオディーゼル燃料を使用すると黒煙が減少するとともに、硫黄酸化物、二酸化炭素が削減される。
パートナーシップ
 企業、公共機関、自治体、地域社会などの間で、課だとなっている問題を互いの理解や共同の活動を推進することで、解決していこうとする方法。
BOD(生物化学的酸素要求量)
河川水などの有機物による汚泥の程度を示すもので、水の中に含まれている有機物質が一定時間、一定温度のもとで好気性微生物によって酸化分解されるときに消費される酸素の量をいい、数値が高いほど汚れが大きいことを示す。
ビオトープ
 生物を意味する「bio」と場所を意味する「top」を合成したドイツ語。野生生物の生息空間などと訳され、特定の生物群集が生息できるような環境条件を備えた、ある限られた均質な空間をいう。自然界の生物が生存する単位空間という意味も含んでおり、自然環境の保全や復元を考えていく場合には、必要不可欠  な概念として脚光を浴びている。
フトンカゴ護岸工
河川、水路等の護岸工事に用いられる工法。鉄線のカゴに玉石を詰め込む。石同士に隙間があるため、生態系に影響が少ない。
【ま行】 南信州いいむす21(EMS21)
 ISO14001の基本的な取組を、簡易なシステムにした簡易版環境マネジメントシステム。地域ぐるみ環境ISO研究会が創設し、3ヶ月以上の環境改善活動を判定し、その推薦を受け南信州広域連合が登録を行う。(Environmental Management System 21:E(いい)M(む)S(す)21)
面的評価
 基準値を超える騒音に暴露される住居等の戸数や、その割合を把握することによる評価方法。
木質ペレット
 木片の粉砕物を直径6〜8mm程度の円筒状に成形固化したもの。ペレットストーブとして活用される。木質ペレットは、着火性・保存性に優れる、硫黄酸化物の排出が少ない、灰分が少ない、燃焼効率が高い、形状・含水率が一定で点火等の自動化が可能、簡易な装置でも安定した燃焼が得られる、温度制御が容易などの長所がある。材料となる木片は間伐材などが利用できるため、森林の保全育成にも貢献できる。
【や行】 容器包装リサイクル法
 平成7年6月に制定された、容器包装の廃棄物リサイクルの新しい社会的な仕組みを確立するための法律。消費者の分別排出、行政の回収選別、事業者の再商品化について、責任と義務が定められている。
【ら行】 リサイクルイタチ
 集積所に出されたごみの中から再利用可能なのもについて、イタチガ沢最終処分場において保管し、3ケ月ごとに希望者に無償提供を行っている。
リサイクルステーション
 びん、ペットボトルのリサイクル回収のため、集積所とは別に設置された回収場所。土曜日の午前7時30分から9時の間、受け入れのための容器(エコバック、カンテナ)が設置され、環境衛生組合の管理により回収が行われている。
リデュース
 廃棄物をリユース、リサイクルする前に、発生自体を抑制する手法。事業者サイドでは、原材料の効率的利用や使い捨て製品の製造・販売等の自粛、製品の長寿命化など、製品の設計・製造から流通段階までの配慮が必要とされる。また、市民サイドでは、使い捨て製品や不要な物を購入しないこと、廃棄物を分別・減量して家庭からの発生量削減につとめること−−などがある。発生抑制のための経済的手法として、一般廃棄物の有料化などが考えられる。
緑化樹木選定指針
 公共事業を実施する際の録化樹木の選定の手引書として利用するために、平成7年3月に飯田市が発行した書物。
リユース
 使用された製品のうち有用なものを製品または部品として再使用していくこと。修理を行ってこれを使用することも含む。例えば、リターナブルびんなどの容器を繰り返し使用すること、リサイクルショップやフリーマーケットで中古品を購入すること。また、ドイツなどの国では、デポジット(預り金)制度を採用し、ペットボトルは平均25回程度再使用されている。
【わ行】 ワーキングホリデー
 農業や農村に関心を持ち真剣に農業をやりたい、就農を考えているが手探りで何も解らない方と繁忙期の手助けや後継者のほしい農家を結び、都市と農村住民双方が足りないところを補い合うパートナーシップ事業。
ワークショップ
 集団で計画案づくりや設計作業を行う型式の一つ。通常の会議と違い、誰もが自由に意見を言いやすいように工夫されていること、グループの創造行為と合意形成に焦点をおいていること、形式張っていないことなどに特徴がある。
環境レポートTOP