開催日時：1月15日（月曜日）13時00分から16時00分
場所：丘の上結いスクエア２階　ムトスぷらざ　多目的ホール
全５回シリーズで開講中の「令和５年度いいだ女性起業家養成講座」の第３回目を開催しました。今回のテーマは「どう事業を組み立てるか？」。
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最初に「論理的思考」について学びました。
講師より、情報を「敷物の上に組み立て式テーブルを組み立てる」ように話したり、書くことを心がけるとよいとのアドバイスがありました。敷物とは「背景や理由」、テーブルの脚とは「根拠や理由」、テーブルの天板とは「主張や夢、仮説」です。そうすることで周囲の理解をより得られ、プロとして意思疎通をとりやすくなります。
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続いて、地域社会における各自の事業の位置づけについて考えました。
自社、顧客、競合について考える「３C分析」、買い手、売り手、新規参入者、業界内の競争、代替品の５つ関係を考えながら、唯一無二の立ち位置を築いていく「５つの力分析」。また、自社を取り巻く利害関係者（ステークホルダー）を整理して見取り図を書く、といった考え方の紹介があり、受講者が自身の具体的な事業に落とし込んで考える時間となりました。
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講座の後半は、簿記会計入門。
講師からは「お金を大切にする手法が簿記会計。お金を粗末にする人はお金に粗末にされ、お金を大切にする人はお金からも大切にされます。」との話に続き、簿記会計についての基本的な考え方や月次決算の推奨、簿記を学べる問題集やオンライン無料講座の紹介がありました。
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次に事業計画の作り方を学びました。
まず、５年先に想定する売上や利益、費用を見積もり、４年先、３年先・・・１年先と逆算して見積もっていきます。5年の中期計画で費用の見通しを立てることで、人員増員のタイミングや値決めの根拠を得られます。また、顧客から相応の対価をいただけない形態のサービスの場合は、寄付や賛助会員（見守り投資家応援団）の開拓も進める必要があるとの話もありました。
最後に、起業したばかりの時期は社会的にまだ弱い立場であることもあるとのことで、危機管理の視点に立って女性起業に伴うリスクについて話し合いました。
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本講座も簿記や事業計画など数字を伴う具体的な話題に入ってきました。
受講者からは簿記に対する苦手意識の声が多く聞かれましたが、自分たちで学び合おうと、自主的な勉強会が開催され始めています。
受講者同士の仲間意識も少しずつ芽生え、協力関係や意欲的な学びの雰囲気が生まれてきています。
≪今後の予定≫
令和６年2月13日(火曜日)　第4回　仲間の増やし方、工程管理、SNSやチラシの事例研究　ほか
令和６年3月11日(月曜日)　第5回　機会損失、資金調達の選択肢、クラウドファンディング入門ほか
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この地域で自分らしく生きる方々が一人でも増えるよう、飯田市では地域や生活に密着した起業を応援していきます。