中学生の職場体験を実施しました
4年ぶりに全ての市内中学校で職場体験を実施しました
中学2年生を対象とした令和5年度の職場体験学習は、200社を超える企業や事業所の皆様から受け入れ可能とご回答をいただきました。ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
家庭や学校を離れ、直接働く方と接することで、仕事の内容や、学ぶこと・働くことの意義、生きることの尊さなどを学ぶことができました。
次年度以降も地域で、生徒の夢や生きる力を育むご支援をよろしくお願いします。
中学生の職場体験の様子をご紹介します。全ての事業所での様子を紹介できず申し訳ございません。
職場体験の様子
natural kitchen TESSHIN
緊張しながら料理の盛りつけをして、緊張しながら接客をしました。
丸井亭料理店
立ち仕事の苦労を感じながら、お客さんの美味しかったという言葉を励みに働きました。
ルーテル幼稚園
運動会の練習のお手伝い。園児との触れ合い楽しいこともあるけど、たいへんで重要な仕事と実感。
特別養護老人ホーム笑みの里
利用者さん一人ひとりに心を寄せてお話したり、対応しました。社会の常識、礼儀も学べました。
飯田中央図書館
紹介する本のポップ作り。貸出だけでなく見えないところで工夫している仕事がたくさんあることがわかりました。
特別養護老人ホーム飯田荘
笑顔で話しかけるようにしました。ハロウィンが成功するように丁寧に飾りを作りました。
生徒の感想
○体験をさせていただく前は「働く」ことを厳しく、ひたすら自分の仕事をすることだと思っていました。ですが、職場体験をさせていただいて「働く」ことは、たしかに厳しくもありますが、少なくとも私が見た中では楽しくよい人間関係を築いていることがわかりました。やりがいをもって「働く」ことで、自分も周りの人も楽しく働くことができると思いました。自分の将来は、正直、どんな仕事をしたいか、どの仕事につきたいかについては、まだはっきり決まっていません。しかし、何か伝統工芸に関わる仕事につきたいと思っています。とはいえ、まだ、これだという仕事は決まっていないので、どんな仕事にもつけるような学習をしていきたいです。
○職場体験をさせていただく前までは「働く」ことについて、「大人になったら生活していくためにお金を稼ぐもの」くらいにしか考えていませんでした。しかし、この体験を通して、「働く」ことについて「これからの社会を作っていくための重要な役割をするもの」と考えるようになりました。
○「働く」ことについて以前は「仕事は大変なもの」とばかり思っていましたが、この体験を通してそれ以上に楽しさややりがいがあることを感じました。今回の体験で、ものづくりのおもしろさや楽しさ、機械のかっこよさに触れることができ、専門的な分野に進みたいと思う気持ちが強くなりました。そのためにも、やはり勉強は大切だと思いました。自分の将来の可能性を広げることができるよう勉強を頑張っていきたいです。
保護者から届いた感想
○3日間という限りある時間の中でしたが、これほどいろいろな経験ができて、自身の感じたこと、考えたことの多さ、濃密さに驚かされました。これから本格的に将来のことを考えていく際のとてもよい糧になったと思います。
○持ち前の記憶力や観察力を活かして、詳細に内容を私たちに教えてくれました。製造の現場を実際に体験できて、工作好きな自分の性格に合っているように感じられて、より進路のイメージが具体的になったようです。丁寧に対応していただいた企業の皆様、ありがとうございました。