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今田人形座[座長メッセージ]

ページID:0000747 印刷用ページを表示する 掲載日:2013年11月12日更新

座長メッセージ

今田人形座座長 澤柳 太門氏の画像
 今田人形座座長
 澤柳 太門

 今田人形は宝永元年(1704年)に村人が自分たちで操る人形浄瑠璃芝居を誕生させそれから310年、幾多の浮き沈みがありましたが、こころある人々の情熱と心意気とで乗り越え、今多くの恩恵に感謝しつつ活気ある取り組みをしています。
 現在座員は20名で100歳の太夫から20歳まで、年の大きな人から若い人達まで素人の人形好きな者達の集まりです。特別な場合を除き週1回を稽古日と決め練習をしておりますが、それぞれに勤めなどがあり全員揃っての稽古がなかなか出来なくているのが頭の痛い所です。
 ここ伊那谷には今田人形を含め四座があり、伊那人形芝居保存協議会を発足させ共に技術向上にと、人形繰り・太夫・三味線の研修にそれぞれの専門家を招いて年2回~3回の研修を行い、11月にその研修発表を開いています。

 平成3年には、飯田市と友好都市であるフランスのシャルルビル・メジェール市での公演。長野冬季オリンピックIOC開会式での上演。平成16年には台湾雲林県での公演。平成17年からアメリカの研修生(大学生)を約2ヶ月間の指導にと、今田人形座も外国との交流時代を迎え座員一同頑張っている所です。
 今田人形の館も、飯田市をはじめ多くの関係者の皆さんのご支援を頂き平成6年に竣工し、毎年8月に行われる”いいだ人形劇フェスタ”、10月の”大宮八幡宮秋季祭礼”とその前夜に”宵祭りローソク公演”を行っていますので、是非、今田人形浄瑠璃芝居を観に来て下さい。