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【提言】田中芳男、義廉さん兄弟の誕生地の標示について
やらまいか提言箱にいただいた提案内容と回答を紹介します
提言
田中芳男・義廉さんの顕彰碑が一二三屋さん前に、芳男さんの胸像が美術博物館前庭に設置されています。しかし田中兄弟の生誕地の標示が見当りません。中央通りかなと推定しておりますが、ぜひ正しい場所に案内板を建ててください。
また、「天下の糸平」の碑が飯田警察署西側にありますが、ご養子に入られた田中商店の場所の標示ができると嬉しいです。
薄井達之の生誕場所も知りたいです。
市からの回答
田中芳男は、幕末から明治にかけて活躍した植物博物学者であり「日本の博物館の父」として知られ、田中義廉は明治6年に文部省最初の「小学読本」を編集するなど日本近代教育に尽力した飯田市の偉大な先人です。
二人の生誕地は、飯田荒町の千村陣屋(現在の中央通り2丁目、NTT東日本飯田支店付近)であり、顕彰碑が並木通りに設置されていることから、現在は、新たに誕生地の標示を設けることは考えておりません。
また、「天下の糸平」こと田中平八が養子に入った飯田の商家田中家の邸宅跡の標示については、飯田警察署の隣に「天下の糸平」の石碑があり、その隣に「天下の糸平邸跡」(田中家邸宅跡)の説明看板があります。
最後に、薄井龍之の生誕地については、薄井龍之は飯田町の本町三丁目の商家に生まれたと考えられ、彼を顕彰するものとしては、薄井家の菩提寺である長源寺境内に「薄井龍之顕彰碑」があります。
飯田の歴史、先人を想う貴重なご意見、今後も大切にしながら、まちなか観光を進めてまいります。
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