【提言】放課後等デイサービスでの心理的虐待について

やらまいか提言箱にいただいた提案内容と回答を紹介します

提言

飯田市内の放課後等デイサービスで発生した心理的虐待について、長野県、飯田市は公表していないようですが、療育を行う場で、専門性をもって支援しているはずの大人が行った虐待を公表しないのはなぜですか。

利用している家庭、これから利用する家庭のために公表してほしいです。

市からの回答

飯田市内の放課後等デイサービス事業所の職員による利用者への心理的虐待事案につきまして、ご利用されている皆様をはじめ、関係者の皆様、市民の皆様にご心配をおかけしております。

虐待を防止し、障害者の権利利益を擁護することを目的とする「障害者虐待防止法」では、都道府県知事が毎年度、施設従事者等による虐待の状況を公表することとなっています。公表する内容は、施設の種別、従事者の職種、虐待の状況、採った措置と規定されており、個別事案の公表は予定されていません。

また、障害者虐待防止法による公表は、虐待を行った者に社会的制裁を与えるのではなく、行政指導等により改善させることを目的としています。

市としましては、事案の公表については、公表することが利用者の人権擁護や生活環境を守ることになるかを慎重に考えながら対応する必要があると考えています。

なお、今回の事案では、市から事業所に対し、「継続的に虐待防止のミーティングを行うこと」や「虐待防止の研修を受けること」を指導し、事業所から実施状況の報告を受けています。

今後も、当該事業所を含めて市内の事業所において人権侵害にあたる事案が発生しないように引き続き注視してまいります。

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