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【提言】飯田市の子育て支援策が保育現場に与える影響は

ページID:52023222 更新日:2024年3月18日更新 印刷ページ表示

やらまいか提言箱にいただいた提案内容と回答を紹介します

提言

 飯田市の令和6年度予算では、「結婚や出産・子育ての希望に寄り添うまち」にむけての子育て環境整備として、多子世帯・低所得者世帯の保育料負担軽減や、育休退園の解消、こども誰でも通園制度の試行などが行われると知りました。保育園に子どもを預けやすい環境にすることは、家庭にとってとてもありがたいことだと思います。

 一方で、保育園に預けやすくなるということは、長時間、保育園で過ごす子どもが増えるということです。家庭の負担は減りますが、働く保育士の負担は大きくなります。朝夕延長の当番が毎日のように入り、勤務時間内にできない仕事を持ち帰り、休日も家族との時間を削って仕事をしています。また、近年では様々な感染症に配慮し、自分がかからないように、こどもに移さないように、家に持ち帰らないように気を張って仕事をしています。その中で、質の高い保育を目指して研修や会議の時間を作り、頑張っています。

 保育現場で働く人に対して、どのような展望があるのでしょうか。

 

市からの回答

 まずは、保育現場で働く保育士・保育教諭の先生方には、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの感染予防に強い使命感を持って努められ、時にはご自身のご家庭やご親族を顧みず、社会機能の維持に不可欠な役割を担っていただいているとともに、常にこどもや保護者に寄り添い、安心と信頼を感じさせてくださり心から感謝申し上げます。 
 ご指摘のとおり、共働き世帯の増加とともに3歳未満児保育や長時間保育のニーズが高まり、保育現場が疲弊していることは認識しています。また、核家族化の進展や地域とのつながりの希薄化などから、子育ての負担や不安・孤立感の高まりにより、保育園等に通所する園児やその保護者だけでなく、地域に住む未就園児やその保護者など子育て家庭から保育士・保育教諭の先生方に大きな期待が寄せられていると感じています。
 これまでに市では、子育て環境を充実させるために、保育園等が十分な人員の保育士・保育教諭を確保されることが重要であると考え、令和2年度から民間保育園等で働く保育士・保育教諭に優しいまちを目指して、運営法人と連携しながらインフルエンザ予防接種、宿舎借上げ、就職(復職)支度金といった各種支援や、国の制度ではありますが賃金アップにつながる処遇改善に取り組んでいます。
 また、令和4年度からは、保育士の業務負担軽減を図るため保育ICTの導入の支援にも取り組んでいます。
 このほか、毎月定例で開催しています園長会において、各保育園等で実践されているノンコンタクトタイムの導入など労働環境の改善につながる取り組みの共有を図ってまいりたいと思います。

 今後も保育士・保育教諭の皆さんの処遇につきまして、出来る限り支援に努めますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

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回答の担当課 

子育て支援課