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【提言】がん検診費用の見直しを

ページID:5202377 更新日:2023年8月29日更新 印刷ページ表示

やらまいか提言箱にいただいた提案内容と回答を紹介します

提言

 他県から飯田市に転入してきましたが、飯田市のがん検診費用の高さに驚いています。

 子宮頸がん検診2300円、乳がん検診1300円で合計3600円。以前住んでいた市と比べると3倍以上となります。

 特に子宮頸がんは若年層でも増加傾向で、HPVワクチン接種や避妊具の正しい使用によって罹患率を下げることは可能ですが、初期段階では自覚症状がないため、検診を受けることが早期発見のために重要です。そのためには、特に若年層が気軽に検査を受けられることが何よりの予防となるはずです。受診のハードルを下げるためにも、検診費用の見直しをしてはいかがでしょうか。

 

市からの回答

 飯田市の乳がん検診・子宮頸がん検診の費用が高いとご意見を頂きましたが、限られた市の財源の中でより多くの方に受診いただくために、検診料金の約3分の1をご負担いただいています。

 市町村が実施するがん検診に関し必要な事項は、国が「がん予防健康教育及びがん検診実施のための指針」を定めています。この指針において乳がん検診は、40歳以上の女性を対象として、乳房エックス線検査(マンモグラフィ)を2年に1回実施することとされています。飯田市では、30歳代後半から乳がんの罹患率が上昇することを踏まえ、独自に対象を広げて、20歳から乳がん検診として乳房エコー(超音波)検査を実施するとともに、定期的な受診を呼びかけています。(全国や長野県内でも、20歳から乳がん検診が受診できる自治体は少ないのが現状です。)

 この乳房エコー(超音波)検査は、乳腺密度が高い若年層でも診断精度が高いことが特徴で、飯田市においては20代では2年に1度、30代では毎年乳房エコー検査を行い、また40代では乳房エコー検査とマンモグラフィ検査を隔年で受診できます。その上で、20歳の方に子宮頸がん検診の無料クーポン券を配布し、クーポンをきっかけに、定期的な検診を啓発していくことが大切と考えています。

 飯田市のがん検診受診率は、概ね県平均よりは高いものの、子宮頸がん検診の受診率は低く課題と感じています。一生のうちにがんと診断される人は2人に1人と、がんは決して特別な病気ではなく身近なありふれた病気です。だからこそがん検診も当たり前に受けていただけるよう、またがんで苦しむ方を1人でも救うことができることを目指し、女性特有のがんだけでなく、すべてのがん検診において、多くの市民の皆様が受診しやすく、よりよい検診となるよう検診料金の負担の在り方も含め研究し、受診率向上に努めてまいります。

 

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