ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

道路交通の安全対策その4

印刷用ページを表示する 掲載日:2008年4月17日更新

交通安全計画 交通の安全 第3節 道路交通の安全についての対策その4

3 安全運転の確保

4 車両の安全性の確保
5 道路交通秩序の維持
6 救助・救急活動の充実
7 交通事故被害者支援の推進

3 安全運転の確保

 安全運転を確保するためには運転者の能力や資質の向上を図ることが必要であることから、運転免許取得者のみならず、これから免許を取得しようとする方までを含めた運転者教育の充実に努めます。特に、今後大幅に増加することが予想される高齢運転者に対する教育等の充実を図ります。
 多様化する道路交通情報への住民のニーズへの対応や、道路交通の安全に影響を及ぼす自然現象に関する適時・適切な情報提供を実施するため、警察と連携した道路交通に関する情報提供を充実します。

(1)運転者教育等の充実

 安全運転に必要な知識及び技能を身に付けた上で安全運転を実践できる運転者を育成するため、免許取得前から、安全意識を醸成する交通安全教育を充実します。
 単なる知識や技能を教える場にとどまることなく、個々の心理的・性格的な適性を踏まえた教育、交通事故の悲惨さの理解を深める教育、自らの身体機能の状況や健康状態について自覚を促す教育等を行うことを通じて、運転者の交通安全に対する意識及び態度を向上させるよう、教育内容を充実します。

ア 高齢運転者対策の充実

 高齢者が安全に運転を継続できるよう支援する施策を充実させる観点から、安全運転の能力を維持・向上させるための教育を充実させるとともに、個々の運転適性に応じた教育を行います。

高齢者に対する教育の充実

 財団法人飯田地区交通安全教育センター等、高齢者が自己の身体能力の低下を実感できる機器を備えた施設における交通安全教室を積極的に実施し、高齢者交通安全教室の拡充等に努めます。

適性検査の充実等

 関係機関・団体と連携を図り、高齢運転者の交通事故の状況を分析するなどして、適性検査の充実方策を行います。また、高齢運転者の高速道路の利用に関する意識調査とともに、高速道路における体験走行なども実施します。

イ シートベルト、チャイルドシート及び乗車用ヘルメットの正しい着用の徹底

 シートベルト、チャイルドシート及び乗車用ヘルメットの正しい着用の徹底を図るため、関係機関・団体と連携し、各種講習、交通安全運動等あらゆる機会を通じて、着用効果の啓発等着用推進広報を行います。

ウ 自動車安全運転センターの活用

 市民に対し、自動車安全運転センター発行の「SDカード」(無事故無違反の証)の積極的取得を呼びかけるほか、安全運転中央研修所における各種訓練施設の活用を、職業運転者などに呼びかけます。

(2)道路交通に関する情報の充実
ア 情報技術を活用した道路交通情報の充実

道路利用者に対し必要な道路交通情報を提供することにより、安全かつ円滑な道路交通を確保します。

イ 気象情報等の充実

 道路交通に影響を及ぼす自然現象を的確に把握し、気象警報・注意報・予報並びに台風、大雨、大雪、地震、火山噴火等の現象に関する情報を迅速に伝達するよう努めます。
 広報や講習会等を通じて気象知識の普及に努めます。

4 車両の安全性の確保

 自動車には、走行に伴い磨耗・劣化する部品や走行しなくても時間の経過とともに劣化する部品等が多く使用されており、適切な保守管理を行わなければ、不具合に起因する事故等の可能性が大きくなることから、日常の自動車の適切な保守管理を推進する必要があります。

 自動車の保守管理は、基本的には、自動車使用者の責任のもとになされるべきですが、自動車は交通事故等により運転者自身の生命・身体のみでなく、第三者の生命・身体にも影響を与える危険性を内包しているため、定期的な自動車検査を受けるよう啓発に努めます。

(1)自動車の安全性の確保
ア 自動車点検整備の充実

自動車点検整備の推進

 自動車使用者の保守管理意識を高揚し、点検整備の促進を図るため、自動車点検整備推進運動に協力し、市内全域に展開するなど、自動車使用者による保守管理の徹底を促進します。

不正改造車の排除

 暴走族の不正改造車や過積載を目的とした不正改造車等を排除し、自動車の安全性を確保するため、「不正改造車を排除する運動」に協力するとともに、住民に対する広報活動を推進することにより、不正改造防止について自動車使用者及び自動車関係事業者等の認識を高めます。

(2)自転車の安全性の確保
ア 自転車の点検整備の促進

 自転車利用者に対し、定期的に自転車安全整備店において点検整備を受ける気運を醸成するとともに、点検整備の確保及び自転車の正しい利用方法等の指導を目的とした自転車安全整備制度の拡充を図り、併せて付帯保険により被害者の救済に資することを目的とするTSマークの普及に努めます。

イ 夜間における自転車の安全対策

 夜間における交通事故の防止を図るため、灯火の取付けの徹底と反射器材の普及促進を図り、自転車の被視認性の向上を図ります。

5 道路交通秩序の維持

 秩序ある交通の流れの確保を目指し、交通事故発生状況等の交通の実態に即した効果的な道路交通の確保を図るとともに、高速道路等における重大交通事故に直結する高齢運転者等による逆行事案等を防止するための指導教育を推進します。

(1)暴走族対策の強化

 暴走族による各種不法事案を未然に防止し、交通秩序を確保するとともに、青少年を健全に育成するため、関係機関・団体と連携し、次の諸対策を強力に推進します。

ア 暴走族追放気運の高揚及び学校、家庭等における青少年の指導の充実

 暴走族追放気運を高揚させるため、報道機関等に対する資料提供を行い、暴走族の実態が的確に広報されるよう努めます。
 青少年健全育成会と連携し、家庭、学校、職場、地域等において、青少年に対し暴走族に加入しないよう指導等を促進します。

イ 暴走行為をさせないための環境づくり

 暴走族の走行場所として利用されやすい道路については、暴走行為等ができない道路環境づくりを推進します。
 暴走族のたまり場として利用されやすい施設については、管理者に協力を求め、暴走族等が集まってこないための施設の環境づくりを推進します。

ウ 暴走行為事犯者の再犯防止
 関係機関・団体と協力して、暴力団とかかわりのある者については、その実態を明らかにするとともに、離脱を支援します。
エ 不正改造車の排除

 暴走行為を助長するような車両の不正な改造を防止するよう、また、車両の部品等が不正な改造に使用されることがないよう、「不正改造車を排除する運動」に協力し、広報活動を推進します。
 車両の運転者だけでなく、車両の改造等を行った業者に対しても、背後責任の追及を行うよう関係機関に依頼します。

6 救助・救急活動の充実

 負傷者の救命率・救命効果の一層の向上を図る観点から、南信州広域連合飯田広域消防本部及び飯伊地区包括医療協議会等と連携を図り、次のとおり取組みます。

(1)救助・救急体制の整備
ア 救助体制の整備・拡充

 交通事故に起因する救助活動の増大及び事故の種類・内容の複雑多様化に対処するため、救助体制の整備・拡充支援を図り、救助活動がを円滑に実施できるよう努めます。

イ 救急体制の整備・拡充

 大規模道路交通事故等の多数の負傷者が発生する大事故に対処するため、連絡体制の整備及び救護訓練を実施します。

ウ AEDの使用を始めとした救急法の普及啓発活動の推進

 現場での適切な応急手当により、救命率の向上が期待できることから、自動体外式除細動器(AED)の使用方法も含めた救急法について、講習会等を通じて普及啓発を行います。
 心肺そ生法に関する基準等の応急手当の知識・実技の普及を図ることとし、関係機関及び団体等においては、指導資料の作成や講習会の開催等を推進するとともに、救急の日(9月9日)、救急医療週間(9月9日を含む1週間)等の機会を通じて広報啓発活動を積極的に推進します。
 応急手当指導者の養成を強力に行っていくほか、救急要請受信時における応急手当の指導を推進します。
応急救護措置に関する知識の普及に努めるほか、交通安全の指導に携わる者安全運転管理者等及び交通事故現場に遭遇する可能性の高い業務用自動車運転者等に対しても広く知識の普及に努めます。
 学校においては、「保健体育」において止血法や包帯法、心肺そ生法等の応急手当について指導の充実を図るとともに、心肺そ生法の実習や自動体外式除細動器(AED)の知識の普及を含む各種講習会の開催により教員の指導力の向上を図ります。

エ 救急救命士の配置等の促進

 救急救命士の配置等の促進を図り、講習や実習等の実施を推進します。
医師の指示または指導・助言の下に救急救命士を含めた救急隊員による応急処置等の質を確保するメディカルコントロール(※2)体制の充実を図ります。
※2: 医学的観点から救急隊員が行う応急措置等の質を保証すること。

(2)救急関係機関の協力関係の確保等
ア 関係機関の緊密な連携及び協力の確保

 救急医療施設への迅速かつ円滑な収容を確保するため、救急医療機関、消防機関等の関係機関における緊密な連携・協力関係の確保を図るとともに、救急医療機関内の受入れ・連絡体制の明確化を図ります。

7 交通事故被害者支援の推進

 交通事故被害者は、交通事故により肉体的、精神的、経済的打撃を受けたり、かけがえのない生命を絶たれるなど、大きな不幸に見舞われており、交通事故被害者等を支援することが極めて重要であるため、交通事故被害者のための施策を総合的かつ計画的に推進します。
 交通事故被害者等は、精神的にも大きな打撃を受けている上、交通事故に係る知識、情報が乏しいことが少なくないことから、交通事故に関する相談を受けられる機会を充実させる等、被害者支援を積極的に推進します。

(1)自動車損害賠償保障制度の適正化

 交通事故による被害者の救済対策の中核的役割を果たしている自動車損害賠償保障制度について啓発し、被害者救済の充実を図ります。

ア 無保険(無共済)車両対策の徹底

 自賠責保険(自賠責共済)の期限切れ、掛け忘れに注意するよう広報活動等を通じて広く住民に周知します。

イ 任意の自動車保険(自動車共済)の普及促進

 自賠責保険(自賠責共済)と共に重要な役割を果たしている任意の自動車保険(自動車共済)は、自由競争の下、保障範囲や金額、サービスの内容も多様化してきており、交通事故被害者等の救済に大きな役割を果たしていますが、被害者救済等の充実に資するよう、制度の普及に努めます。

(2)損害賠償の請求についての援助
ア 交通事故相談事業の推進

 県が設置する交通事故相談所を活用し、地域における相談活動を推進するため、常設及び巡回事故相談所の広報を行います。
市が発行する広報誌等の活用により交通事故相談活動の周知徹底を図り、交通事故当事者に対し広く相談の機会を提供します。

 交通事故相談所のご案内(長野県公式ホームページ)(外部リンク)

イ 損害賠償請求の援助活動等の強化

 警察が行う交通事故被害者に対する救済制度の教示や被害者相談活動に協力します。また、地方法務局及び人権擁護委員が行う人権相談の一環としての交通事故に関する相談を紹介するとともに関係機関との連携を図ります。