ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織でさがす > 歴史研究所 > 第4回飯田市地域史研究集会 内容紹介

本文

第4回飯田市地域史研究集会 内容紹介

ページID:0020396 更新日:2006年10月3日更新 印刷ページ表示

第4回飯田市地域史研究集会

第4回飯田市地域史研究集会

 2006年8月26日、27日に追手町小学校行動で開催した地域史研究集会には、延べ400名以上の方々にご参加いただきました。
 1日目のシンポジウム「歴史のなかの町並みと建造物」では、信濃建築史研究室代表の吉澤政己さんが研究報告を行い、飯田を含めた信州城下町の武家屋敷の特色について発表されました。続いて建築家の安藤忠雄さんによる記念講演がありました。安藤さんからは設計と施工に関するご自身の体験について、多くのエピソードを交えながらわかりやすくご説明いただき、まちづくりを行う上でどのような理念が必要かをお話しいただきました。最後に伊藤毅歴史研究所顧問研究員によるコメントがありました。
 2日目の研究報告会では、午前は建造物に関する3本の報告がありました。そのうち歴史研究報告では、この地域を代表する民家建築である本棟造が取り上げられ、その特色と魅力について述べられました。地元の建築士の方々による報告では、実践活動を通じた地域との積極的な関わりについてわかりやすく話されました。
 午後は飯田・下伊那の歴史にかかわる研究報告が行われ、江戸時代の家の相続、大日本実行会、戦後農協、遠山大地変と埋没林など、いずれもこの地域にまつわる重要なテーマについてすぐれた報告がなされました。
 会場ではパネル展示「飯田建造物図集」と安田丈治氏によるアート展示があり、また「パストラル2」と「ソノール・クラリネットアンサンブル」によるコンサートも行われました。