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飯田アカデミア第76講座を開催しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月24日更新

飯田アカデミア第76講座 報告

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 第76回飯田アカデミアを、恵泉女学園大学名誉教授の梅澤ふみ子先生をお招きして、「近世の富士信仰と女性」と題し、3月12日に開催いたしました。

 本講座では、梅澤先生が長年取り組んでこられた民衆による宗教運動、中でも富士信仰と女性をめぐる問題が取り上げられました。
 第一講では、「富士信仰の発展‐富士講と不二道‐」と題し、古来より信仰の対象であった富士山について簡単にご説明を頂いた後、近世に富士信仰が民間にも広まり、富士講や不二道といった信仰集団の発展していった経緯や、飯田・下伊那へ不二道が広がる過程などについてお話しを頂きました。
 第二講は、「不二道における女性の活躍‐飯田の松下千代を中心に‐」として、飯田町に生まれた松下千代の不二道における活動を中心に、不二道における女性観や女性信者の活動について述べて頂きました。
 また今回は、松下千代の御子孫で、不二道や千代に関する多くの史料を所蔵されている方のご厚意により、数点の史料を展示し、参加者の方々に見て頂くことが出来ました。

 近年、富士山は世界遺産に指定されるなど、国内外で大きな注目を集めています。今回のアカデミアは、そうした富士山やそれをめぐる信仰がどのように展開し、どのような特徴を持っていたのか、という点を知るだけでなく、男性が表に出ることの多い社会であった江戸時代において、女性が宗教をめぐる場でどのような立場に置かれ、どのように活動していたのか、という点についても、重要な論点や事例が提示されました。それは信仰を介した人間と自然とのかかわり、さらにはジェンダーをめぐる問題でもあり、江戸時代、そして現代の社会を考えていく上で、大変示唆に富んだお話しを聞くことが出来ました。

 講師

 梅澤(宮崎) ふみ子(うめざわ(みやざき) ふみこ)さん 〔恵泉女学園大学名誉教授〕

講師著書 

・「富士への祈り―江戸富士講における救済観の展開」(『富士山と日本人』青弓社)
・「動乱の中の信仰」(井上勲編『日本の時代史20 開国と幕末の動乱』吉川弘文館)
・「民衆宗教のルーツをもとめて―富士講」(『岩波講座・日本通史別巻2 地域史研究の現状と課題』岩波書店 )   
・「女人禁制―富士登拝をめぐって」(『シリーズ日本人と宗教6 他者と境界』春秋社) 他

 講義概要

近世の富士信仰と女性

第1講 「富士信仰の発展 ―富士講と不二道―」
  1.  古来より信仰の対象であった富士山について
  2.  富士信仰が民間に広まり富士講や不二道といった信仰集団の発展していった経緯
  3.  飯田・下伊那に不二道が広がる過程  
第2講 「不二道における女性の活躍 ―飯田の松下千代を中心に―」
  1.  飯田町に生まれた松下千代の不二道における活動 
  2.  不二道における女性観や女性信者の活動


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