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【開催報告】「第4回 いいだ女性起業家養成講座」を開催しました

ページID:0117204 更新日:2024年3月6日更新 印刷ページ表示

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開催日時:2月13日(火曜日)13時00分から16時00分
場所:丘の上結いスクエア2階 ムトスぷらざ フリースペース

全5回シリーズで開講中の「令和5年度いいだ女性起業家養成講座」の第4回目を開催しました。
今回のテーマは「どうしたら仲間を増やせて、起業文化が広がるのか?」。


最初に講師より「経営とは仲間増やしゲーム」であり、理念が定まることで事業がうまく回っていく、との話がありました。

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そして、事業を伸ばすためのキーワードとして「市民性」が示されました。
市民性とは、「時間の寄付やお金の寄付の機会の提供を通じて、より良い地域社会を目指す営み」。
個人が始めた事業が組織化し、そして社会化していく過程の骨子になる概念で、まさに飯田市に息づくムトスの精神そのものと言えます。

続いて、事業の社会化に向けて超えるべき「キャズム(崖)」の話題提供がありました。
キャズム(崖)とは、新たな事業や製品が世に出た際に、それが市場に普及するために超える必要のある障害のこと。
アーリーアダプターと呼ばれる早い賛同者からの支持に留まらずに、そこからキャズム(崖)を超えて多数派の支持を獲得していく重要性が説かれました。

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その際に大切になるのが「セカンドフォロワー」と呼ばれる人の存在です。
言い出しっぺであるリーダー、最初の賛同者であるファーストフォロワーに加えて、
ムーブメントを起こすには客観的なお墨付き効果を提供する存在である第2の賛同者「セカンドフォロワー」の存在が欠かせません。

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次に、良いチームとは何かを考えました。
経営資源である「人、モノ、お金、情報」は組織の内外をめぐる流れとなり、「人流、物流、金流、情報流」と呼ばれます。
これらの流れを日々整えられる仕組みを、定例会やIT導入、雑談やオフ会などで追求すると、
良い意思疎通ができ、心理的安全性が高まって心合わせがしやすくなります。
チームづくりに向けたIT活用の参考として、LINEやSlack、チャットワーク、Evernote、Peatixなどの紹介がありました。

その後、人事や工程管理の重要性、発信力の高め方について学びました。
最後に、どう起業文化を広げるかについて考えました。

受講者からは、
「若者や移住者、外国人などの新しい挑戦を支援していくこと。」
「想いのある人々が集まれる場があると広がっていく。」
「身近な人が起業すると、自分事として起業を身近に感じられ、起業の連鎖反応が生まれる。」
といった声があがりました。

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講師からは、起業文化とは「新しい挑戦を奨励する文化」であり、起業文化がある地域ならば、新たな挑戦をする人や組織を歓迎できる。
そのためにも、地域のために自らの生き方を決定していく「土づくり(=自治)」が大切であるとの話がありました。

いよいよ次回は最終回となります。
この地域で自分らしく生きる方々が一人でも増えるよう、飯田市では地域や生活に密着した起業を応援していきます。


≪今後の予定≫
令和6年3月11日(月曜日) 第5回 機会損失、資金調達の選択肢、クラウドファンディング入門ほか


第1回講座の詳細は、以下の報道記事からご覧いただけます。
「飯田市を女性起業家の聖地に」養成講座が開講(外部リンク)(信濃毎日新聞, 2023年11月14日)
起業目指し「自走を」 女性向け養成講座始まる  飯田市(外部リンク)(南信州新聞, 2023年11月16日)
飯田で夢を実現へ女性の起業家養成講座に16人が参加(外部リンク)(飯田経済新聞, 2023年11月16日)