飯田市

■【開催報告】「第2回 いいだ女性起業家養成講座」を開催しました

開催日時:12月13日(水曜日)13時00分から16時00分 
場所:ムトスぷらざ2Fフリースペース


11月13日より全5回シリーズで開講した「令和5年度いいだ女性起業家養成講座」の第2回目を開催しました。第2回目講座のテーマは「どのような背景や課題により起業するのか?」。


参加者からの最初の一言では、「近くではなく遠くを見て仕事ができるようになった。」「起業していいのかという不安もあるが、みなさんと楽しくがんばっていきたい。」「ベースとなる力を身に付けていきたい。」「自分の夢は何か、どう生きていきたいのかを考えるきっかけをいただいている。」といった声があがり、この講座を通じての一人ひとりの成長や意気込みを感じました。


まずは前回の補足として、心構え(マインドセット)について考えました。「私なんて○○○」という決めつけた後ろ向きな心構えから、「私には○○○もできる」というしなやかで前向きな心構えに移行することが大切との話がありました。前者は固定型マインドセット、後者は成長型マインドセットと呼ばれるものです。


続いて、今回の本題、「現代日本、そして飯田下伊那をどのような状況と理解して、何を課題とするか?」という問いかけがなされました。考え方の手法のひとつとして「システム思考」の紹介があり、課題の当事者だけに視野を限定するのではなく、社会システム全体で考え、広範の人々で取り組める機会を創出することの重要性が話されました。


そのうえで、起業するにあたっては自分の事業アイデアを社会の全体性の中に位置づけること、飯田下伊那の特性をつかんで「地元第一主義」の姿勢を貫く大切さについての講義がありました。受講生からは「誰から何を買うかが大切」「作り手に会って手にすることが大切」「子どもが帰ってきたくなる地域をつくりたい」という声が上がりました。


最後に、「無形資産」についての紹介がありました。無形資産とは特許や著作権、デザイン、知的所有権、商標、研修、ブランドなどのことで、自分たちが暮らす地域にある、社会的価値や環境的価値という見えない宝物に目を向ける必要性が説かれました。


飯田下伊那という自分たちが暮らす地域の特性や足元にある価値に目を向け、そこを起点にした起業のあり方や大切さについて学ぶ回になりました。


≪今後の予定≫
令和6年1月15日(月曜日) 第3回 簿記会計入門、利害関係者の見取り図、事業計画の作り方 ほか
令和6年2月13日(火曜日) 第4回 仲間の増やし方、工程管理、SNSやチラシの事例研究 ほか
令和6年3月11日(月曜日) 第5回 機会損失、資金調達の選択肢、クラウドファンディング入門ほか


この地域で自分らしく生きる方々が一人でも増えるよう、飯田市では地域や生活に密着した起業を応援していきます。



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