○飯田市立小・中学校における副学籍による交流及び共同学習実施要綱

平成27年12月25日

教委告示第3号

(趣旨)

第1条 この要綱は、特別支援学校に在籍する児童生徒と、居住する地域の小・中学校に在籍する児童生徒が、地域で共に学び、共に育つことのできる体制づくりを進め、将来において共に社会生活ができる仲間意識を育むことを目指して、副学籍による交流及び共同学習の実施について、必要な事項を定めるものとする。

(用語の定義)

第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(1) 小・中学校 飯田市立小学校又は飯田市立中学校をいう。

(2) 副学籍 飯田市に住民票を持ち、かつ、特別支援学校に在籍する児童生徒が、居住する地域の小・中学校の児童生徒と共に学ぶ機会の拡大を図るとともに、当該特別支援学校に在籍する児童生徒に対する必要な支援を当該小・中学校においても行うため当該小・中学校に置いた副次的な学籍をいう。

(3) 在籍校 副学籍の実施を受ける児童生徒が在籍する特別支援学校をいう。

(4) 副学籍校 副学籍を持つ当該児童生徒の住所の存する地域の小・中学校をいう。

(目的)

第3条 副学籍による交流及び共同学習は、次のことを目的に実施する。

(1) 在籍校の児童生徒が副学籍校において交流及び共同学習を行うことにより、社会で自立できる自信と力を育むとともに、居住する地域との関係をより深める。

(2) 副学籍校の児童生徒が特別支援学校の児童生徒と共に学ぶことにより、心のバリアフリーを進める。

(内容)

第4条 副学籍による交流及び共同学習は、在籍校の教育課程に基づいて実施するものとし、内容は次のとおりとする。

(1) 副学籍校の学校行事、学習活動への参加等による直接的な交流及び共同学習

(2) 学校だよりや学級通信の交換等による間接的な交流

(実施手続)

第5条 飯田市教育委員会(以下「教育委員会」という。)は、就学先又は進学先が特別支援学校に決定した飯田市に居住する児童生徒について、当該児童生徒が居住する地域の小・中学校を副学籍校として指定し、当該指定の内容を副学籍校、在籍校及び副学籍希望者の保護者に通知するものとする。

(計画の立案)

第6条 副学籍による交流及び共同学習の実施に当たっては、在籍校及び副学籍校が十分に連携し、計画を立案するものとし、在籍校が、年度ごとに副学籍による交流及び共同学習活動計画書を作成し、教育委員会に提出するものとする。

(実施上の配慮)

第7条 副学籍校及び教育委員会は、在籍校との連絡を密に行い、副学籍による交流及び共同学習の実施を行う児童生徒の状況等について理解するとともに、必要な配慮を行い、副学籍の趣旨が十分に反映され、当該交流及び共同学習が安全に実施されるよう努めるものとする。

(公簿等の扱い)

第8条 副学籍校は、副学籍を持つ児童生徒の学籍の根拠となる指導要録等を適切に処理しなければならない。

(補則)

第9条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、教育委員会が定める。

(抄)(令和2年11月25日教委告示第17号)

令和3年4月1日から施行する。

(別紙)

飯田市歴史研究所第3期中期計画

はじめに

歴史研究所は、「現在及び未来の市民のために、歴史的価値を有する記録を収集し、保存して、広くその利用に供するとともに、歴史、文化などを科学的に調査研究して、これを叙述し、もって市民の教育、学術及び文化の向上発展並びに活力ある地域社会の創造とその持続に寄与する」ことを目標として、2次にわたる5年期の中期計画の下、調査・研究・市誌編さん・教育・出版活動を軸に多様な活動に取り組んできました。

調査研究事業では、個別の論文や調査報告、書籍の刊行をはじめ、地域史研究集会や各種の講座、展示など多様なかたちで市民のみなさんへの還元を目標に取り組みました。市誌編さん事業では、単位地域の全体史『飯田・上飯田の歴史』刊行をはじめ、史料編の持続的な編さん活動を重視した活動や、地域の人々の学習とのつながりを構想した書籍を刊行するごとにシリーズ化した地域史講座や、公開の研究会を開催してきました。

また、歴史資料の保存を目的としたアーカイブズ保存活用事業では、行政非現用文書の移管・評価選別・保存を進め、第2期においてそのシステムは定着してきました。旧役場文書・学校文書などの公的文書についても調査・整理が進んできました。膨大な量の私文書においても調査を進め、広く利用に供するためのアーカイブズ・システムの構築に努め、この5年間で史料の利用環境の向上に努めました。

一方で、飯田・上飯田の歴史叙述について市民意見を募った際、市民の皆さんの要望と刊行計画とを調整していく必要があること、歴史資料の継続的な発掘・保存・活用と調査研究、基礎的な史料の刊行作業と研究成果の公表・蓄積、市民の学習支援や啓発といった歴史研究所の行ってきた諸活動を市民の皆さんにより分かりやすく伝えられるようにしなければならないことがあります。また、地域と連携した調査研究を行っていくうえで、調査着手や研究の途中報告も含め、活動内容や研究成果を発信することに努め、地域の方々や地域史研究組織等との共同調査を行うなど、地域の人の参加や協働による調査研究をより多く進めていく必要があります。

また、施設面においては史料保存スペースが限界を迎えつつあり、保存スペースの確保とともに、上郷自治振興センターの耐震化に伴う施設移転が大きな課題となっています。

このように、第2期実績の自己評価や有識者による外部評価、あるいは市民アンケートなどで指摘された問題点や諸課題を解決し、各事業を推進するために2013年~2017年度にわたる第3期中期計画を次のように策定します。

Ⅰ 基本的な方向性と重点目標

「リニア2027年開通」が現実化する中で、これからの飯田・下伊那は今までにない規模での変貌が想定されます。一方で、山里部分のみならず中心市街地でも進行する過疎化、高齢化の中で、豊かでかけがえのない歴史や文化を刻んできた多くの集落や地区が、その存立基盤を根底から脅かされています。こうした中で、歴史研究所は「市民文化の向上発展と活力ある地域社会の創造とその持続に寄与する」ための活動を更に進めていく必要があります。

第3期中期計画においては、「飯田市誌編さん事業 今後の方向(中期的計画)について」(2001年8月30日)に記される当初の基本方針を堅持し、さらに、2003年~2007年度の第1期中期計画、2008年~2012年度の第2期中期計画における成果や課題をふまえた3つの重点目標を設定し、諸活動に取り組みます。

1 「地域遺産」(※)の再発見

2 「地域市民」(※)との連携強化

3 地域アーカイブズ事業の充実

※「地域遺産」とは、飯田・下伊那における地域の歴史や文化的活動から生み出され、後世に残すべきと考えられるものを指します。

※「地域市民」とは、飯田市における実体ある地域の枠組みとして自治区域(概ね現在の小学校区ととらえる。)を「単位地域」と考え、歴史研究所が行う歴史資料の保存・管理、歴史資料を素材とした調査研究、地域史叙述など、単位地域の枠を前提として段階的に進めようという考え方の中で、そこに生きる市民(住民)を捉えた表現です。

Ⅰ―1「地域遺産」の再発見

飯田市域には、豊かな自然環境に育まれた多岐にわたる歴史的遺産が数多く残っています。そして、これらの基盤には、かけがえのない歴史資料や文化が存在しています。

一方では、世代交代とともに多くの史料が滅失の危機にあり、これらの遺産を保存・整理し、活かし、飯田の魅力のひとつとして守っていかなければなりません。

このため、飯田・下伊那における地域の歴史や文化からなる資源遺産を再発見し、これらを地域の宝物として大切に守り、これに学び、活用する方向を更に進め、地域への愛着を育み、地域の魅力づくりに結びつけていく必要があります。

歴史研究所は、歴史的に近世の村々に淵源する人びとの生活や仕事の上で意味のある実体としての地域を「単位地域」として、また、単位地域を生きる市民を「地域市民」と捉え、史料調査、研究、市誌の編さんを実践してきました。

今後も、飯田市を構成する20からなる区域、及び必要に応じ関連する郡部の町村を単位地域とし、それぞれに豊かに積層する歴史や文化の達成物全てを「地域歴史遺産」、「地域文化遺産」として再発見し、関係機関との連携を図りながら、それらの調査・研究や未来への継承などを地域市民の皆さんとともに取り組みます。

1 地域市民による調査研究が行われ、また、歴史研究所が単位地域プロジェクトとして取り組んできた座光寺・鼎などの地域をモデルに、新しい事例地を取り上げて、地域市民との恒常的な協力関係の下に地域遺産の再発見に向けた活動を支援していきます。

2 事例地に豊富に残る歴史資料や、歴史的建造物や町並み・集落など歴史的景観の現状を調査し、それらの保存と活用にむけた課題を地域の皆さんと一緒に考えます。

3 事例地における地域特性を明らかにするために基礎研究を重視し、その成果を当該の地域に多様な形で還元します。また、事例地に関する全体史や地域史料集の編さんなどにより、全市民が活用できる資産化に取り組みます。

これら「地域遺産」をめぐる取り組みは、地域市民との協力・協働なしに実施することは不可能でありⅠ―2「地域市民との連携強化」の取り組みと密接不可分です。

また、歴史研究所がこれまで実施してきた「単位地域プロジェクト」や歴史的建造物調査の成果の上にたって構想される点で、Ⅰ―3「地域アーカイブズ事業の拠点化」と表裏の事業として位置づけます。

Ⅰ―2 地域市民との連携強化

歴史研究所が設立以来重視してきた地域市民との協力・協働関係については、今まで十分にできてきたとは言えません。このため今期計画においては「地域遺産」再発見とも連携した地域市民との連携強化に取り組みます。とくに近年、各地区で活発に取り組まれている地域市民による史料調査や地域の学習・研究活動と協働し「地育力」を高める活動を行ないます。

1 史料調査や歴史的建造物・歴史的景観などの調査活動を地域市民と協働で実施し、また、各地域の歴史を学ぶ活動とも連携します。

2 歴史研究所や関連する調査グループ・研究者などによる調査・研究の成果については、出前講座・地域史講座・刊行物など多様な形で速やかに地域へと還元します。

3 市民研究員や研究助成制度を拡充・整備します。また、研究所が実施している基礎共同研究や課題研究・単位地域プロジェクトなどへ市民研究員や地域史研究者の参加を求め、地域市民との協働を図ります。

4 飯田・下伊那の各研究団体と協力関係を深め、また、新たに構築するよう努力します。

5 連携した研究活動や協働事業を進めるためには、地域の研究者をはじめとした市民の皆さんのご意見を聞きながら事業を進める必要があります。このための協議会の設置を検討します。

Ⅰ―3 地域アーカイブズ事業の拠点化

地域アーカイブズ(歴史資料)は、地域遺産の中核の位置を占める、かけがえのない地域の宝物、地域資源です。また、地域アーカイブズは、地域市民の自己学習や研究において、また、研究者や学生などの調査研究にとっても基盤となる環境を提供するものであり「知のネットワーク」のひとつとしての機能を持っています。

地域アーカイブズは、私文書、公的機関の歴史文書、市役所などの行政非現用文書、聞き取りによるオーラル史料などからなりますが、多くの史料が滅失の危機にある現在これらの遺産を調査・収集・整理・保存・公開し、飯田の魅力のひとつとして大切に守っていかなければなりません。

第3期中期計画においては、「地域アーカイブズ事業の拠点」としての役割を果たせるような取り組みを行います。

当面は、これまで実施してきた概要調査、現状記録調査、採集調査、聞き取り、また、市役所非現用文書・旧役場文書の保存などの業務に継続的に取り組み、得られた史料や情報の保存・公開・活用にむけて体系的なシステムの構築と、文書保存や閲覧利用の充実をはかります。

Ⅱ 基本的事業活動

Ⅱ―1 事業活動の柱

Ⅰで述べた3つの重点課題への取り組みを軸に、以下の諸課題を歴史研究所の基本的な事業活動とし、これらに持続的に取り組みます。

1 地域の皆さんとも協働した調査研究活動を促進し、研究集会や、研究会・報告会などを定期的に開催し、成果をいち早く公表することにより地域への還元を図ります。

2 歴研ゼミナールや飯田アカデミアを継続し、また、地域の歴史をわかりやすく講義する地域史講座を開催します。また、学校や公民館などへの出前講座により歴史を通じたふるさと意識の醸成を図ります。

3 単位地域論にたった地域の全体史をめざし、多面的で永続的な市誌編さんと出版事業を継続し、かけがえのない飯田の歴史を継承していきます。

4 諸活動の成果を公表し蓄積する媒体として、出版活動を安定的に展開します。

Ⅱ―2 史料調査活動

地域や関係機関と連携を図りながら史料調査を進めます。

研究所に寄託・寄贈された史料群や、市域や近接する郡部に量や規模も大きく残存する歴史資料について拠点型の現状記録調査を重視します。調査と共に基礎共同研究を実施し、調査の成果については報告書などですみやかに公表します。

歴史的建造物や歴史的町並みについて、これらを単位地域にとってかけがえのない地域遺産として重視し、飯田・下伊那全域を対象にした悉皆しっかい調査を継続します。その中で、単位地域ごとに、歴史的建造物や町並み景観、その他必要と思われる歴史遺産の保存、また、その有効活用の可能性を提示しながら、地域市民が主体となって、これらの地域遺産を維持・保存するような取り組みとして育つよう協力します。

また、市役所非現用文書も含む地域アーカイブズ事業と連携して進めます。

Ⅱ―3 調査研究活動

歴史研究所における諸活動の基盤として、基礎研究・基礎共同研究に持続的に取り組みます。これらの調査研究は以下のような区分の下で、年度ごとに作成する研究計画書に基づいて実施されてきましたが、調査の目的と研究の継続性を重視して、枠組みなどを見直します。

1 基礎研究(個人研究)

2 基礎共同研究(3部門)

・基盤調査

・課題研究

・単位地域プロジェクト

これらの調査研究活動を推進するため、次のような各種の研究会を開催し、また、それらの成果を主として『飯田市歴史研究所年報』に掲載します。

1 飯田市地域史研究集会

地域史研究事業の調査研究活動の成果をまとめ、問題を提起する場として、飯田市地域史研究集会を毎年開催します。テーマの選定にあたっては、関係機関および各研究員等からの提案を求め、また、地域市民からの要望に応えるよう努めます。

2 ラウンドテーブル

年間テーマや基礎共同研究などの成果の取りまとめ、国内外研究者、地域市民との研究交流の場とします。

3 定例研究会

研究活動の促進と研究成果の論議による研鑽を目的に、定期的な公開研究会として各部門の研究員や所外の研究者等による研究報告会を、年間7~8回開催します。

4 史料研究ノート

研究所内部の非公開の小規模勉強会を頻繁に開催し、研究の促進を図ります。

5 『飯田市歴史研究所年報』の編集・刊行

調査研究成果を発表する場として、『飯田市歴史研究所年報』を編集・刊行します。

Ⅱ―4 学習活動

地域市民の学びの機会を提供します。

1 地域市民との学びの協働

①地域からの要望に応え、史料調査や古文書解読、地域研究などを協働して取り組みます。

②地域の歴史を知り、ふるさとを大切にする心を育てるために、各地区公民館や高校、小中学校などへ出前講義・出前授業を実施します。

③体験学習を引き続き受け入れます。

2 様々な学びの機会を提供

ゼミナール、アカデミア、地域史講座の3つを基本枠とし、様々な学びの機会を提供します。

①ゼミナールとワークショップ

地域市民の学習の場として、できるだけ多くの講座を開設します。また、顧問研究員などによる夏休み期間中の集中ゼミの実施を検討します。

②飯田アカデミア

年間3回程度開催します。参加者アンケートによる運営の改善を図ります。

③地域史講座

歴史研究所の刊行物などをテキストとしながら、単位地域の歴史をテーマとする講座を継続します。これらは、地域の公民館や学校などで実施する形を重視します。

Ⅱ―5 市誌編さんと出版事業

自分たちの地域を知り地域を大切に思う心の醸成を目的に、歴史研究所の調査・研究事業の集約の場として位置づけ、地域史料集(『飯田下伊那地域史料叢書』)と単位地域史叙述を柱とする出版事業に取り組みます。

1 『飯田・下伊那史料叢書』

編さん史料は、いくつかの部類に区分した刊行を行います。また、調査研究の過程でわかってきた既存の刊行物で入手困難なもの、重要なものについて、再編さんや復刊も検討します。編さん事業計画の大枠は概ね次のとおりです。

①基礎史料(「地域史料」に包摂できないもの)

古代史料を含めて近世・近現代を中心に刊行します。

②地域史料

「地域遺産」の再発見を目的に地域史料集を刊行します。

2 地域史叙述

単位地域の全体史、テーマ史、飯田市一帯の概説書の3つに取り組みます。

①単位地域の全体史

単位地域の歴史資料に関する「拠点型の現状記録調査」(地域史料の中で中心となる史料群について実施する規模の大きな現状記録調査)を基礎とし、「史料」で読む→「単位地域史料集」編さん→「単位地域」全体史叙述という段階で企画出版に取り組みます。

②テーマ史

主要なテーマを取り上げて親しみやすい歴史叙述をこころみます。

③飯田市一帯の概説書

飯田市史の調査・研究・学習のために基礎データを編集した研究・学習備要として、また、高校の副読本にもなるような飯田下伊那の歴史を分かりやすくコンパクトにまとめた冊子を企画します。

3 刊行支援

『下伊那のなかの満洲』や『胡桃澤盛日記』などのように、地域の団体などが企画する史料集編さんや出版活動を支援します。

Ⅲ 歴史研究所の体制整備

Ⅲ―1 地域・地域市民との連携・協働

1 地域遺産の再発見や全体史叙述にむけて、地域市民との連携・協働を進めます。

2 市域を対象とした研究活動を支援する、市民研究員制度を継続します。

3 歴史的建造物調査における市民コーディネーターのほか、古文書等の調査に関わる市民調査員の募集を通じて、歴史研究所の活動に参加しやすい環境を整備します。

4 地域の研究者や団体への研究助成制度を継続・発展させ、地域の研究活動を支援します。

5 調査活動を地域へお知らせしながら、基礎共同研究へ参加しやすい環境を整えます。

6 下伊那郡部町村における地域史・地域文化をめぐる事業活動とも連携し、協力関係を構築します。

7 研究所内の環境を改善・整備し、閲覧や利用に対するサービス向上を図ります。

Ⅲ―2 研究機関、研究団体との連携・協働

内外の研究機関、研究団体、個人研究者、若手研究者、学生との交流・連携を図ります。

1 飯田・下伊那における歴史研究団体・郷土史の愛好グループとの連携関係を重視します。

2 地域史研究事業として教育委員会内関係機関と連携を図り、市域を中心とした調査研究事業の推進を図ります。

3 地域史研究を志す全国の自治体・研究機関・研究団体や研究者とのネットワーク構築を推進します。

4 大学とのネットワーク構築を図ります。

5 飯田・下伊那を調査・研究・学習の場とする大学など諸団体の事業活動に協力します。

6 歴史研究者や研究グループによる飯田・下伊那の調査研究活動と協働し、その成果を地域へ還元するとともに、継続的なネットワークの構築を図ります。

Ⅲ―3 スタッフ

1 国や民間などによる研究助成や協働による地域市民の支援を広く得て、歴史研究所の活動基盤を強化します。

2 地域や内外の研究者等の協力を得ながら、研究員が不在な分野を補強します。

3 アーカイブズ事業の拠点としての役割を果たすために、研究部内に「アーカイブズ担当」の常置を検討します。

Ⅲ―4 その他

1 歴史研究所の調査・研究活動の基礎として、史料・文献などを軸とする情報管理を整備し研究目的の利用に公開するよう努めます。

2 歴史研究所が地域市民との連携・協働の場となるよう、引き続き図書館などへ研究成果の刊行物を配置し、所蔵資料リストの公開など広報活動の継続・強化を図ります。

3 史料保存スペースの確保とともに、上郷自治振興センターの耐震化に伴う施設の将来展望を検討します。

飯田市立小・中学校における副学籍による交流及び共同学習実施要綱

平成27年12月25日 教育委員会告示第3号

(令和3年4月1日施行)

体系情報
第7類 育/第2章 学校教育
沿革情報
平成27年12月25日 教育委員会告示第3号
令和2年11月25日 教育委員会告示第17号