裏界線(りかいせん)とは?

飯田市街地の中の裏通りには、今でもここに生活する方々の生活道や通学に使われているところがあります。

昭和22年に「飯田大火」発生。翌23年より火災復興が始まり、町全体の区画は完了しましたが、大火の際「避難路」及び「消防活動」の通路が無く、非常に苦労した等の反省が残りました。そこで、各戸の裏側に避難用等の通路を設置することになり、市民の方々の理解とご協力により幅員2メートルの通路がつくられました。

この通路は裏界線と呼ばれ「消防活動」「避難路」に利用するほか、上下水道、電力線、電話線等、公益上生活に必要な施設の地下埋設を目的として、つくられました。

裏界線に裏口が面しているお宅では、ポットに花を植えたりと生活の香りが感じられます。 また、表からはあまり見えなかった土蔵も多く見られます。

当ホームページでは、現在見ることのできる裏界線を区画単位で、写真によりご覧頂けます。まずは「街区全体マップ」をクリックして下さい。