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旭ヶ丘中学校「3年福祉体験学習事前講演」

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年10月14日更新

福祉体験事前講演が開催されました。

 旭ヶ丘中学校3学年(207名)は、平成28年10月11日(火曜日)に、デイサービスぽけっと所長 中谷公勇さんを講師に招いて、福祉体験学習の事前学習を実施しました。 

 旭ヶ丘中学校では、2学年時に職業体験学習を行い、生徒は工場やお店などでの体験を積んできていますが、今回の福祉体験では、主にお年寄りの介護施設等が学習の場となることから、

 「お年寄りにどう接すればよいか。」

 「お年寄りと、どんなことを話せばよいのか。」

 といった不安の声が生徒から寄せられていました。

 この声に応えようと、日々お年寄りと接していらっしゃる デイサービスぽけっと所長の中谷さんが旭ヶ丘中学校を訪問してくださいました。中谷さんの旭ヶ丘中学校訪問は2回目です。

ガイダンス1

1 目的

 福祉体験学習を控えている生徒たちが、デイサービス所長である中谷さんの「福祉への思い」をお聞きすることを通して、福祉に対する自分のあり方や自分の生き方について考えるとともに、福祉体験学習に臨む心構えをつくるため。

2 講話の実際

始めに

 福祉って何? 「福」とは、豊か・幸せ・幸運のこと。「祉」とは、幸い・富・恵のこと。従って「福祉」とは、幸せと幸せとが重なっている字。幸せを届けるのが福祉の仕事です。

体験学習の心構え

(1) あいさつ

 第一印象が大事

(2) 会話、コミュニケーションはしっかりと。

 友人同士のため口にならないように注意する。初対面の人や目上の人への言葉遣いに気をつけること。また、相手の目を見て話すことも大切。・・・コミュニケーション技術。

(3) 自己開示(セルフディスクロージャー)

 少しずつ自分を開示していく。これにより、お年寄りと少し近づくことができる。

 自分との共通点から、相手を理解することができる。

(4) 気を遣うと気を利かすとの違い

 気を遣うのは、自分主体。気を利かすは、相手のことを思い行動すること。

 ※「話すこと・関わることは、面倒なこと」

 どうすれば自分をわかってもらい、相手を知ることができるか。会話することで、少しずつ「知らない」が「知る」になってくる。このことで、壁が無くなっていく。

 ※ 掃除の重要性

 掃除は、気づきや自分を振り返り正していく訓練の場となる。例えば、机を拭くとき、机で一番汚れるのはどこだろうかと考える。

 

昨年の体験の様子

○ 読み聞かせ・運動会をしていただいた。人前で自分ができなかったことを理解し、それを乗り越えていきました。すばらしい。

講演の終わりに

○ 自分のこと

 自分の高校時代の居場所はクラブ活動(吹奏楽)であった。私はそこで、素晴らしい仲間を持つことができました。皆さんも、素晴らしい仲間を作って欲しい。

 

○ 祖母のこと

 祖母が亡くなるとき、家で最後を看取る決断をした。2週間くらいだった。とても大変だったが、同時にとても幸せだった。亡くなる二日前、祖母が突然「ありがとう。ありがとう。」と言葉を発した。この言葉を聞いたとき「ああ、死んじゃうんだ。」と思った。家族を呼んで最後のお別れをした。

 当たり前のことは、実は当たり前ではない。それに気づくことが大切です。

 皆さんがこれから体験する「福祉体験」で、それが学べるかも知れません。

 

3 生徒代表お礼の言葉

ガイダンス2 よい話をありがとうございました。感謝することの大切さを学びました。

 自分の家にも、足の悪いおじいちゃんがいます。これから、介護をしていかなくてはいけなくなるかも知れません。福祉体験で、しっかり学んでいかなくてはと思いました。

 今日は、ありがとうございました。

 

 

 

 家族にお年寄りが居ないなど、普段お年寄りと接する機会が少なく、どのように接したらよいのか不安だった生徒も、中谷さんのお話をお聞きして、とにかく自分から関わっていこうと意欲を持ったようです。中谷さんのお話にあったように、他人と話しをすることは、多少面倒くさいこと。その面倒くささを乗り越え、お話しをすることで、相手を知り自分を知っていただき、自他の間の壁を無くしていく。こんな体験を生徒はしてくれることと思います。

 そうして、こうした行為がお年寄りの幸せにつながるだけでなく、自分の生活の充実や幸せにつながることに気づくことと思います。お年寄りに敬愛の気持ちを持って、その懐に飛び込んでほしいものです。