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平成28年度飯田市キャリア教育研修会を開催しました。

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年7月9日更新

小・中学校キャリア教育担当者を対象の飯田市キャリア教育研修会を開催しました。

研修会の概要

 6月27日(月曜日)市内19小学校及び9中学校のキャリア教育担当者のための研修会を開催しました。

 飯田型キャリア教育への理解と、各学校のキャリア教育年間指導計画への「ふるさと学習」の位置づけの確認、さらには中学校区ごとの小中一貫したキャリア教育指導計画作成を目的に、本年度は小学校だけでなく中学校の担当者も加えて実施しました。

研修会1 初めに、長野県教育委員会 教学指導課の赤羽勲夫指導主事より、新しい学習指導要領の内容に絡めてキャリア教育に関する国の動向、「個々の発達を踏まえたキャリア教育」等について説明をいただきました。

 続いて、飯田市教育委員会 生涯学習スポーツ課 キャリア教育コーディネーターが、飯田型のキャリア教育について、その内容と特長を話しました。特に、飯田市の取り組みは先進的であること、飯田型キャリア教育が豊かな地育力を生かした「ふるさと学習」を中心に据えた取り組みであることを話しました。

研修会2 飯田型のキャリア教育の具体として、今まで先行的な実践で他校をリードしてきた、丸山小・飯田西中学校に発表していただきました。どのように指導計画を作成し、小中の連結を図っていったか、現在はどのような体制で修正・継続がなされているか、今後の課題は何かについて発表してくださいました。キャリア教育について過去・現在・未来の時系列でお話しいただけたこと、運営推進に関わる困難点や、職員の意識など率直にお話しいただけたことで、参会者の共感を得る発表となり、大変好評でした。

 研修会3その後、中学校区毎のグループになり、まず各校のキャリア教育年間指導計画について特徴ある「ふるさと学習」を紹介し合った後、小中を繋ぐ9年間を見通した指導計画について話し合いました。

 多くの中学校区で、すでに小中一貫したキャリア教育の指導計画が作成されており、さらに充実を図りたいという声の他、まだ不十分という中学校区においても、早急な作成の声が聴かれました。

 同じ中学校区の小学校・中学校がグループを組んだことで、「それぞれの学校の取り組みや工夫が良くわかり参考になった。同じ地域にあり、共通の児童生徒を対象とする学校なので、共通の話題で話すことができてよかった。」という感想が多く聞かれました。

 最後の講評では、赤羽勲夫指導主事から「キャリア教育への取り組み方として、飯田型ではつける力として5つの力があるが、それら全てについて一斉に均等に取り組もうとするとなかなか大変です。その中から自分の学校に照らし合わせて重点的に取り組むことを決め、それに取り組むことで、自然と他の力についても伸ばすことができる。まず取り組めるところから始めることが大切です。」というご指導をいただきました。このことは参会者の心の負担を取り除き、これからの指導計画作成やキャリア教育の推進にあたり大いに勇気となったようです。

 また、カウンセリング的手法を生かした「個々のキャリア発達を踏まえたキャリア教育」についても、腑に落ちたの声が聴かれたほか、提供下さった資料については、自校に持ち帰り職員研修に使いたいとか、夏休み前や休み中の個人懇談を控えて全職員で共有したいといった声もあり、大変有効な研修となりました。

 

参会者の感想

1 赤羽指導主事の指導、丸山小・西中の発表について

・キャリア教育の進むべき方向が具体的にわかりました。なかでも、個々の発達を踏まえたキャリア教育に、ガイダンス・カウンセリングの両輪が必要であるということが勉強になりました。飯田型キャリア教育5つの力を意識して、竜東中学校区4校が足並みをそろえながらも郷土愛を持った人材の育成づくりを目指していきたいと思った。

・学習指導要領をはじめ、国県の動向からキャリア教育の方向をご指導下さり、しかもとてもわかりやすくポイントを絞る形で、とても勉強になりました。大きくて、時に困ってしまう場もありましたが、大事な基本を教えて頂いたと思います。

・国の動向、今後求められる力について、詳しく教えていただき大変ありがたかった。キャリアカウンセリングについて意義とともに実際に扱える演習資料を頂いたので教員研修でやってみたい。飯田市の取り組みが、先進的であることも意識することができてよかった。

・学習指導要領とキャリア教育の目指す方向性について詳しく説明していただけたのは大変ありがたかったです。「コミュニケーションワーク」資料は、本校の先生方の思いを共有する上でも大切な機会となると思いますので、研修等で扱っていきたいと思いました。

・指導要領改訂のポイントがよく分かりました。子供の発達は連続していて、その段階に応じたキャリア教育をしていく必要性を感じました。コミュニケーションの例は、冊子でも見ましたが勉強になります。これから相談が始まるので参考にします。飯田型キャリア教育についてあらためてわかってよかったです。ぜひ、担当の先生には、理解してもらえるといいです。

 

2 グループ演習について

・各校の取り組みの様子を知ることができてまずよい参考になりました。一つの中学校区でどう系統生を持たせていくのかを考えるには、さらに各校の担当で話し合っていく必要があると感じました。

・中学校区で話ができたので、実際に小中一貫のキャリア教育の推進に役立つ話し合いになった。各校の現状を把握すると共に、さらに一歩進めるためには何が必要か考えることができた。

・同じ中学校区なので、話がしやすかったです。小中で力を入れて取り組みたい力が決まったので、学校へ戻り紹介していきたいです。

・小中連携で関わる機会はあるのですが、ぜひ教科や行事だけでなく、合同部会など教育計画の段階で話し合えるといいなと思いました。(3学期は忙しいのですが、4月~5月に各係でそういう機会がとれるといいと思います。)とても良い機会となったと思います。

 

3 その他

・我が校でも、これまでの先生方の努力で地域との連携した活動が多く行われている。しかし、残念なことに教師自身が何のための活動なのかの認識が弱いことから、せっかくよい活動なのに価値の位置づけがしっかりされておらず、活動のための活動になっていることが多い。そのことを今回自分自身意識できたので、今後改善していきたいと思いました。ありがとうございました。

・自校のキャリア教育年間指導計画はあるのだが、さらによいものにするため(力との関連性をつける)見直すことが、昨年度から課題となっていますが、日々の仕事に追われなかなか進まない。

 

まとめ

 本研修会は、飯田型のキャリア教育について、毎年確認しつつその充実を図ってきましたが、各校で「ふるさと学習」が定着してきています。ただ、学校では毎年職員が大きく異動するので、今後も、こういった研修会の機会も利用していただき、キャリア教育について、各校内での引き継ぎや指導の継続を確かにしていただきたいところです。

 また、今回も新たに学習指導要領の情報を伝達していただきよい学習会となりました。このように、常にアンテナを高くしキャリア教育についての学習を深めていくことも大切にしていただきたいところです。

 参加者の意見・反省として、「小中でキャリア教育の係会を継続し、指導内容の検討や小中一貫した年間指導計画の作成を行いたい」といった積極的な意見や、「教師自身が活動の意味についての理解が不十分である」といった反省、「わかっているが、日々の仕事に追われなかなか進まない」といった反省が寄せられました。研修会参加者の皆様のお力添えで、校内職員の共通意識化や年間指導計画の作成等マニュアル化を進めていただくことで、各校において無理のないキャリア教育が進められるようにと願っています。市教委としてもしっかり支援をしていきます。