ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 地育力どっとネット > 平成30年度飯田市キャリア教育研修会を開催しました。

平成30年度飯田市キャリア教育研修会を開催しました。

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年6月5日更新

平成30年度飯田市キャリア教育研修会を開催しました

小・中学校キャリア教育担当者対象の飯田市キャリア教育研修会を開催しました。今年は、初めて市内各公民館から主事も参加しました。

【研修会の概要】

5月17日(木曜日)市内19小学校及び9中学校のキャリア教育担当者のための研修会を開催しました。
飯田型キャリア教育・LG飯田教育・飯田子ども未来事業への理解、各学校のキャリア教育年間指導計画への「ふるさと学習」の位置づけの確認、さらには中学校区ごとの小中一貫したキャリア教育指導計画作成を目的に実施しました。

初めに、長野県教育委員会 教学指導課の赤羽美和子指導主事より、新しい学習指導要領の内容に絡めてキャリア教育に関する国・県の動向について説明をいただきました。長野県キャリアパスポートの研究開発に関わり、小中高と子ども自らが、自分の学習を振り返ることができるようにポートフォリオの様な形で記録を残していくというお話には、参会者の関心が寄せられました。

研修会の様子

続いて、飯田市教育委員会 生涯学習・スポーツ課 キャリア教育コーディネーターが、

飯田型のキャリア教育
第2次飯田市教育振興基本計画におけるキャリア教育の位置づけ
LG飯田教育と、LG(地域・地球)飯田子ども未来事業

について、その内容と特長を話しました。LG飯田教育は、昨年から飯田市教育委員会が取り組んでいるもので、小中学校ではその取り組みにあたり関心を寄せているところでもあり、今回の研修会の目玉となる部分でした。

その後、中学校区毎のグループになり、まず各校のキャリア教育年間指導計画に「ふるさと学習」をどう位置づけているか、その「ふるさと学習」におけるL視点、G視点の位置づけはどうなされているか、を発表し話し合いました。さらに、小中を繋ぐ9年間を見通した指導計画について話し合いました。

多くの中学校区で、すでに小中一貫したキャリア教育の指導計画作成が進められており、さらに充実を図りたいという声の他、まだ不十分という中学校区においても、早急な作成の声が聴かれました。

同じ中学校区の小学校・中学校がグループを組んだことで、「それぞれの学校の取り組みや工夫が良くわかり参考になった。同じ地域にあり、共通の児童生徒を対象とする学校なので、共通の話題で話すことができてよかった。」という感想が多く聞かれました。さらに、今年は各学校の学区にある公民館から主事が参加していたことで、学校職員、主事双方から「お互いに顔を知ることができてよかった。学校で考えているふるさと学習の実現に向けて具体的アイディアをいただけた。学校の活動を知り、自分のできること役割を考えることができた。」との感想が寄せられました。

研修会の様子

【参会者の感想】

1 教学指導課の講義について

  • キャリアパスポートの話しは初めて聞いた。6年間子供自身が学びをためていくようなものは、とてもよいと思います。だが、担任が替わったり変化していく中で、その取り組みが維持できるか自身がない。(小)

  • 意識を持って取り組んでいく必要があると感じます。何気なく毎日やる学校生活の中でやっていることが、キャリア教育と関係していることが多いです。特別な何かを求める前に、どういうこととつながっている活動なのか考えてみたいです。(小)

  • キャリア教育を充実するために、どのように取り組んでいったらよいか、方向性がよく分かりました。(小)

  • 普段教科学習をしているときに、キャリア教育を考えることはありませんでした。今回のお話で、教科もキャリア教育につながっていると知り勉強になりました。(小)

  • 「問う力」について、活動をやりっ放しになっている自分に気づかされました。子供たちが、「問う」ために、教師も「問う」必要があるなあと思いました。(小)

  • キャリア教育での身に付ける力が、とても分かりやすかったです。(小)

  • 丸山小や西中の取り組みを見ながら、進めさせていただいています。まだまだ、キャリアパスポートの活用など、不十分な点もあるかと思うので、進めていきたいと思います。(小)

  • キャリア教育の目的や意義について改めて理解することができました。キャリア教育パスポートという言葉を初めて聞いたので、今後考えて行ければと思います。(小)

  • キャリアパスポートの具体的事例など知りたいです。(小)

  • キャリア教育の課題としての、生徒が学ぶこと、自己の将来とのつながりを見通せるようキャリア教育課程全体を通じてキャリア教育を推進する必要があるということが分かった。(中)

  • 校内でもキャリア教育について理解してもらえていない人もいるので、研修をしていければと思います。(中)

  • 学習活動はたくさんあるが、それを通してどんな力がつくかでなく、この力をつけるためにこの活動があるんだという視点で考えていくことが大切だと思いました。(中)

  • 授業の中で将来的なところまで見通しを持って授業していくというのは、なかなかできていないなあと感じました。(中)

  • 説明の資料が頂けるとありがたかった。(中)

2 飯田型キャリア教育・LG飯田教育・教育振興計画における位置づけ等について

  • LG飯田型キャリア教育、ふるさと学習、それぞれに視点があり、重なるところもあれば、そうでないところもあり、曖昧になりやすいと思います。職員の意識も大切であると思いました。国と県との関わりと、飯田型の教育、つながりもあると思います。オリジナルとつながるところを明確にしていけるとよいと思いました。(小)

  • 具体的な取り組みを紹介していただけると分かりやすいと思いました。(小)

  • G視点について、いろいろな意見を聞け勉強になった。(小)

  • G視点に対し「他地区と比較し、誇りと愛着を育てる」という考えは効果があると思う。しかし、比較する地区であったり、もの、こと、に対する配慮が大切だと思った。(小)

  • LGとは何か分からない先生方に、これで話ができそうな気がする。(小)

  • わずかですが、飯田型キャリア教育・LG飯田教育の考え方や求めているものが理解できたように思います。(小)

  • 飯田型キャリア教育の全体像が少しずつ見えてきたような気がする。(小)

  • G視点は低学年には難しいという話しもありましたが、他の地域とつながっているという視点であればできそうだと思いました。(小)

  • 担当にはなったが、飯田型キャリア教育だとか全く分からないことだらけだったが、何となく理解できた気がします。(小)

  • G視点、他地域とのかかわり、地域の方との交流の中で位置づけられそうであると感じました。(小)

  • 学校で職員に広げていくのが難しいと感じます。興味のある先生と、そうでない先生との差が大きい。(小)

  • 飯田型の地域への関わりがとても大切だと思います。たくさんの特性のある飯田ならではの面にふれて学習できるならいいと思います。(小)

  • ふるさと教育の大切さ、それをLとGの視点から深めることの意義について考えさせられました。こじつけでなく子供の必要感から視点を広げていくことを大事にしたいと思います。(小)

  • 飯田が抱える課題も話していただき、1つの視点として学校(地域)に返せるかなと思いました。(小)

  • LGのGの視点のとらえ方が柔軟になったことを聞き、取り組みの視点を見つけやすくなるのではと思いました。(小)

  • LGの視点について、「他地域の」という文言を入れていただき、学習のねらいが広がるのでよいと思いました。(中)

  • 田中主事のESDについて知り、なるほどとわかりかけましたが、これから時間をとって学んで学びを深めていきたいと思っています。G視点についてより身近に切実感を持って頭の中に入ってきました。熊谷先生の「まず地域の課題をつかめ」も、心にしみました。(中)

  • ふるさとの視点からも教育課程に向けて何かを発信して行けるように研究してと考えるので、今日学んだことを係にも伝えたいです。(中)

  • Lの活動はたくさんあるが、Gの視点を入れることは難しいと思いました。カリキュラムマネジメント単元構想力が必要だなと思います。竜東中校区は、「ふるさと学習」と呼ばれるものがたくさんあります。それが系統だっているか、G視点をどう入れていくのか考える必要があると思いました。(中)

  • LG教育のことが分かりました。Lだけでなく、G視点で考えることで、自分たちのやっていることに意義があるのだと気づくことができると思います。地域を活性化していくには、どうすれば世界に売り込めるか、魅力を伝えられるか、と考えることが必要だと思います。(中)

  • 「必要感(課題)」のお話は、大変よい視点であると感じました。(中)

  • LG飯田教育とは何かよく知らなかった部分について、他校の先生と話すことができよかった。(中)

  • 一度校内研修をしてみたいと思います。(中)

  • LG飯田教育の理念はよく分かるのですが、小中学校の授業にどう反映されているのか、それを公民館主事がどう支援していったらいいのかは、これからの課題です。(公)

  • LG教育について、Gの視点はグローバル、世界という言葉を見ると難しいように感じるが、人形劇・地域の文化なども、見方を変えればGにつながるものもたくさんあると思うので、身近なところから考えていきたい。(公)

  • Gの視点はこじつけのようできつい。Lの視点はとても大切。欲張らないで1つの視点で学習したい。( )

3 グループ演習について

  • 今後も中学校区で連絡をとりながらやっていきたいと思います。(小)

  • 公民館主事が来てくださったことで地域に関わるこれから総合的な学習でやりたいと思っていることが現実的になり方向性も見つかってありがたかった。Gについて、他の学校の先生方に意見を聞け、参考になった。(小)

  • 公民館の主事の方とじっくり話す機会は初めてだったので、様々な情報交換ができてよかった。(小)

  • 中学校区での話し合いを通して、情報交換ができてよかった。公民館の主事さんとお話ができて、これからの活動がより深まっていきそうだと思った。これからは、地域との連携を今まで以上にしていきたい。(小)

  • 同じ中学校区の先生方と、同じ話題で話ができてよかった。(小)

  • 中学校区の大まかな9年間の指導計画ができた。前から交流のある校区なので、これからもしっかり連携していかないといけないと思った。このような機会がないと、なかなかまとまらないので、ありがたかった。(小)

  • 他校の様子や共通性が見えてきました。(小)

  • 竜東中学校「キャリア教育」全体計画を、目指す子ども像に向けて、学年に応じた育てる内容を考えられました。(小)

  • 中学校区でどんなことを行っているのかを知ることができて、良い機会となりました。同じ中学校区の学校でも、同じような活動をやっているところもあれば、違う活動をしているところもあり、近くの地域でも異なることを感じました。(小)

  • Gの視点、キャリア教育の9年間の取り組みなど、わからないことがいくらかではありますが、わかったような気がします。これから作成しなくてはならないので大変だと思いました。(小)

  • 小中一貫のキャリア教育の計画作成を行っていきたいということで方向性が見えてきたので進めて行ければと思います。(小)

  • 意見交換ができてよかったです。事例について話すことができたので、同じ学校区としてねらいやアプローチの仕方、考え方を近づけることができたと思います。(小)

  • 三校でお会いする先生方であり、しっかり地域が分かった上で話ができてよかったです。主事の方にお会いできず残念でした。(小)

  • LGなどについて、具体的な例をもとに話ができてよかった。Gについて小学校では「世界に」というのはなかなか難しいが、伝統文化など日本にふれ日本に愛着を持つことで、世界が意識されるのではないかという話ができました。(小)

  • 特に公民館の方と顔を合わせることができ、地域の実情が知れてよかったです。他校の取り組みも参考になりました。(小)

  • 遠山三校で研究は進めているが、改めて時間をとって話し合うことができ有意義でした。(小)

  • 三校での取り組み、主事さんのお話を聞いて活動のヒントが生まれました。上小と和田小の学習内容の違い、中学でどう埋めていくのか等、三校職員で考えていく課題も出て来ました。(小)

  • 今年度東中学校区の全体イメージ図を作るにあたり、情報交換ができたので大変よかった。(中)

  • 永田羽場公民館主事の方から、新しい展開やG視点をもらえて、とても参考になりました。(中)

  • 一貫した研究イメージがわいた。主事さんと話せたことがよかった。今後も連携させてもらいたい。(中)

  • この時間は大変ありがたかったです。全体計画の骨格ができました。これを形にしていきたいです。これらの活動が、課題解決型や探求型の学習へと移行する必要があると思います。(中)

  • 普段公民館の方とお話しすることがないので、貴重な機会でした。(中)

  • 三校のつながりがしっかりしているので、気軽に相談していける体制ができつつある。(中)

  • 公民館主事の方と直接お話ができ、大変有意義な会となりました。(中)

  • 地区の公民館の方と、それぞれの立場から生徒のことを考えることができた。リニア・人形のことなど、地域の特性とあわせて、今後につなげていけるとよいと思いました。(中)

  • 小中連携9ヶ年計画、地域素材の選定と見通しについて話し合えた。(中)

  • 鼎中の先生から出された給食・清掃が身近なキャリア教育になるという視点が、大変勉強になりました。遠山中学校の、小から中への課題の持ち上がりも小中連携・一貫教育では大事なことだと感じました。(公)

  • 管理職ではない現場の先生方と研修を一緒にできたこととても新鮮で、自分の役割を考える機会となりました。先生方も、地域行事の位置づけを子供たちの育ちに関連させ考えていただきありがたいです。(公)

  • これまで教頭先生・校長先生と話をする機会はあっても、クラスの担任をされている先生方と話をする機会はあまりなかったので、とてもよい情報交換の場となった。(公)

  • 各校と話ができ苦しい部分、ヒントを得る部分とあり、とてもよかった。やはり情報交換する時間が少ないので、大変ありがたかったです。主事(県)は、他校区も回ってください。( )

  • 情報交換だけでなく、考えを出し合えた時間がとても有意義であった。演習として作業を行うのは1つの手だとは思うが、前段は意見交換、後半に演習くらいの組み立てで、意見交換に重点を置いていただけるとありがたい。(公) 

【まとめ】

本研修会は、飯田型のキャリア教育について、毎年確認しつつその充実を図ってきましたが、各校で「ふるさと学習」が定着してきています。また、どの中学校区でも小中9年間を見通したキャリア教育がなされるよう小中一貫した指導計画の作成・設定が着実に進んでいます。

昨年から取り組み始めたLG飯田教育の視野から、ふるさと学習とグローバル教育の一体的な推進を中核に据えてキャリア教育を進めるにあたり、G視点での学習をどう仕組むかについては、学校で指導に当たる先生方にとって関心の大きなところでしたが、今回の研修で理解が進んだことにより、本年度の実践の進展が大いに期待されます。

また公民館主事が研修会に同席したことで、各小中学校と公民館との間に人的つながりができたことは大きな成果でした。情報提供に留まらず、地域資源を生かした「ふるさと学習」そのものの推進に大いに連携のある進展が見られるのではないかと、これもまた大いに期待されるところです。

参加者から、「飯田型キャリア教育、LG飯田教育などの基本的な理解が進みよかった。学校内でも、研修会をもちたい。」「小中でキャリア教育の係会を継続し、指導内容の検討や小中一貫した年間指導計画の作成を一層進めたい」といった積極的な意見や、「始めてみると、活動のまとめ方が難しい」「わかっているが、日々の仕事に追われなかなか進まない」といった反省が寄せられました。様々な困難点もありますが、研修会参加者の皆様のお力添えで、LG飯田教育の理解や校内職員の共通意識化、小中一貫したキャリア教育の年間指導計画の作成等を進めていただき、各校において無理のないしかも効果的なキャリア教育が進められるようにと願っています。市教委としても、しっかり支援をしていくつもりです。