ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 地育力どっとネット > 平成30年度結いジュニアリーダー市長報告会を開催しました

平成30年度結いジュニアリーダー市長報告会を開催しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年4月1日更新

平成30年度結いジュニアリーダー市長報告会開催

 平成30年度 結いジュニアリーダー市長報告会を、3月23日(土曜日)に飯田市議会議場にて開催しました。

 例年、結いジュニアリーダー育成講座のまとめとして、「飯田市キャリア教育推進フォーラム」を1月に実施しています。

 このフォーラムは、市民の皆さま・企業関係者・学校関係者・保護者・児童生徒に対して、飯田市のキャリア教育の取り組みについて発表し、キャリア教育への理解をいただき、いっそうの推進を図ることや、キャリア教育を通して培われた見方考え方を発表し、自らの生き方を考え合うことを目的に、小学生・中学生・高校生・一般の皆さん約300名ほどの参加者で毎年開催されています。今年は、あいにくインフルエンザの流行で開催することができませんでしたので、それに替わる会ということで「市長報告会」を急遽計画いたしました。

 年度末の大変忙しい時期ではありましたが、飯田市のキャリア教育にかかわる方々や保護者の皆さまの参加を得て、充実した会を開くことができました。

          市長報告会様子

 報告会の日程

 1 開会式      9時00分 ~ 9時05分

 2 活動発表    9時05分 ~ 9時40分

   (1)ジュニアリーダーの活動紹介

    ア ジュニアリーダーとは(目的・歴史・今年のメンバー等)

    イ キャリア教育とは(プリント等実際の学習をとおして)

    ウ 私たちの学習課題(働くことの意味、地域との関わりについて)

    エ 年間の活動(1回~5回の講座内容の紹介)

   (2)課題学習で出会った方々の紹介

 3 フリートーク   9時40分 ~ 11時00分

   テーマ:「自分らしい生き方の実現」~地域社会に関わる生き方について考える~

   話し合い1  「働くこと」「地域と関わること」についてどう考えるか

   話し合い2  今私たちができること、しなければならないことを語り合う

            ※(含)各校の地域に関わる活動紹介

              参会者も含めて意見交換

 4 講 評      11時00分 ~ 11時10分

 5 閉会式      11時10分 ~ 11時20分

   修了証・活動の記録贈呈

 内容紹介

 まず、ジュニアリーダーが、一年間の育成講座の内容と、講座で出会った方々について発表しました。

 

1 結いジュニアリーダーの活動発表

 1 ジュニアリーダーの活動紹介

   (1)ジュニアリーダー育成講座とは

     ・ 中学校間の結いをつくる 

     ・ 自然、文化、人との出会いから自分のこれからのあり方を考える 

     ・ ジュニアリーダー同士が、力を合わせて事を成し遂げる喜びを味わう 

     ・ 各校の生徒会活動やキャリア教育への関心を高める

   (2)キャリアとは・私たちの学習課題

      キャリア教育については各校で精力的に取り組まれていますが、改めてキャリアの語源から

      キャリアとは、「人生のその時々に、他の人や社会とどう関わることが価値あるかと考え判断しながら、

      自分らしい生き方を積み重ねていくこと」と確認した上で、育成講座の年間の学習課題を「働くことの意味は何か」

      「地域との関わりはどうあればよいか」としたことを、発表しました。

   (3)年間の活動紹介

   第 1回講座 5月20日講座様子

     ・オリエンテーション

     ・生徒会の情報交換 講座のテーマ学習課題設定

   第 2回講座 7月1日

     ・講座のテーマ学習 

     ・農業宿泊体験事前学習

                              第 3回講座 7月29日~30日

                               ・遠山郷での農業宿泊体験

                               ・旧木沢小学校見学

      ・か農業宿泊体験様子ぐらの湯の山崎さんに学ぶ

   第4回講座 10月14日

      ・講座のテーマ学習 各自の職場体験のまとめ等

      ・中根正佳さんに学ぶ

   第5回講座 12月2日

      ・働くこと、地域との関わりについて意見交換

                                ・フォーラムへの参加について  発表準備

 

   (4)私たちが、育成講座で出会った方々

    1 働く姿

    【胡桃澤國夫さん】

     農業体験をさせていただきました。

     胡桃澤さんは他の仕事をしながら下栗で観光農園をしている。

     お客さんからの感謝、人とのつながりが宝物という胡桃澤さん。

     働くとは、「人のために生活し、土地や地域の伝統を守ること」

    【中根正佳さん】

     りんご並木で多くの飲食店を経営する中根さん。

     人口減少が続く飯田にたくさんの人が来てもらいたいという思いで起業。

     働くとは、「自分のためでもあるが、他人を喜ばせ、理想を実現するため」

    2 地域に貢献する姿

    【胡桃澤三郎さん】

     ボランティアで「下栗案内人」をしている。

     観光客が年々減ってきているので、さらに遠山の魅力をアピールしていきたい。」と、やりがいを持って生き生きと活動している。

    【松下規代志さん】

     廃校となった旧木沢小学校を資料館として観光の拠点としたり、地域の人たちの心のより所にしている。

    【木下隆彦さん】

     伝統的な「霜月祭り」の継承・存続のために「野郎会」を立ち上げ積極的に活動している。

    【遠山典宏さん・木股玄登さん】

     古い民家を改修し、人の集まる交流の場をつくって活動している。

    3 地域貢献を考えて仕事をしている姿

    【酒井郁雄さん】

     「かぐらの湯」の支配人。

     遠山をもっと知ってもらうために、新しい地域食として温泉でフグを飼ったり、霜月祭りをアピールするため情報発信に力を入れている。 

    【中根正佳さん】

     生活の豊かさ、楽しさを守り、誰かを喜ばせたいという気持ちを持って地域で起業している。 

 

2 フリートーク

 話題1 「働くことについて」(前半)

 【ジュニアリーダー】

  • 人によって働く意味、目的、理由はそれぞれ違うと思う。私は、誰かのために働きたい。

  • 職 場体験で製造の仕事をした。やりがいを感じるのは正直難しかった。シチズンの佐々木さんは「仕事をやっているうちに、ああしようこうしようと工夫する気持ちもわいてきて、仕事が楽しくなった。」と言われた。

  • すべての人が、誰かのために仕事をしているとは限らない。しかし、仕事で人の役に立つ、人脈が広がる、これが一番の魅力です。働くとは、夢、感謝、貢献、そして喜びが詰まったものだと思う。

  • 仕事とは、もちろんお金を稼ぐこと。しかし、人のためにすることで、自分のためにもなり、家族も幸せになれるなら、そんなに儲からなくてもいいのかな。ただお金だけではない。

フリートーク様子

【一般】

  • 仕事とは、自分の成長という発言があったが、「職場体験」などで、自分が成長したなと思うことはあるか。

【ジュニアリーダー】

  • 歯科医院では、先生や歯科衛生士の皆さんが、患者さんに気を遣って仕事をしていた。他の人に気を使うことを心がけ、学校でも実践できるようになってきた。

  • 自分はどういうふうに行動したらいいか、周りの状況を見ながら行動できるようになった。

 

 話題1 「地域と関わることについて」(後半)

 【ジュニアリーダー】

  • 遠山地区で出会った方々は、地域を活性化するために働いている方々だった。きっと、どの地域にも、地域のために活動しようとしている人はいるはず。将来、自分の地域と関わる仕事をすることも楽しいことだと思う。

  • 私たちの周りには、いろんな形で地域と関わっている人がいると知り驚いた。地域と関わるということは、地域に住んでいる人が支え合いいろんなことに貢献していくことだと感じた。

  • なんのために地域と関わっているのか、考えてきた。地域に関わって生活する人は、地域が好きだからこそできる。

 【一般】

  • 地域と関わるのは地域が好きだからという発表があったが、皆さんは飯田は好きですか?どんなところが好きか?

【ジュニアリーダー】

  • 登下校時に地域の人が挨拶してくれる。優しいところが好き。温かさがある。

  • お祭りとか地域の行事をまとまってしている。そこがいい。

  • 学校行事で挨拶とか、手紙配布があったとき、多くの地域の方が関わってくれた。地域全体で学校を盛り上げてくれた。こういうところが好きなところ。

  • 通学路の草刈りをしてくれていた。私たちの知らないところで私たちを支えてくれている。

【一般】

  • 地域と関わることで、「どうして地域と関わるのか、なぜ関わるのかずっと考えてきた。」という発言があった。私も、地域の仕事を引き受け関わるようになった。はじめはできればお断りしたい気持ちであったが、やっているうちに変わった。どう変わったかというと、まず人と知り合いになれたこと。少しずつ地域の人を知り、地域の人と活動をしていくうちに、結果として楽しくなった。やってよかったとなった。地域との関わりはこういうものだと思う。あまり肩を張らず、まず始めてみることだと思う。

 

 話題2 今私たちができること、しなければならないこと

 まず地域に関わる活動について、各中学校の実践を報告し合いました。

  1 飯田東中   りんご並木に関わるまちづくりへの提言

  2 飯田西中   大平クリーンキャンペーン

  3 緑ヶ丘中   ポンポン活動

  4 竜東中    ふるさと竜東の集い

  5 竜峡中    三地区清掃

  6 旭ヶ丘中   ゴミ拾い登校

  7 鼎中      地域交流学習

  8 高陵中    高陵中の地域貢献学習

  9 遠山中    地域フォーラム 思い描こう ~10年後の遠山を~

 【ジュニアリーダー】

  • それぞれの生徒会が、地域の向上を願って地域の問題や課題解決に向けて、中学生としてできることに取り組もうとしている。

  • 地域をよくしたいという思いを大切にしたい。

  • 各校とも、地域との関わりが深い活動をしている。「地域を語る会」「未来を語る会」などすごい。ただ、ひとつの学校内にだけ留めてしまっていてはもったいないと思う。問題、課題を見つけることは未来のために大切なこと。

  • 課題解決のためといった目的を持った活動が大切だ。

【一般】

  • 市政懇談会へ中学生を参加させるなど、まちづくり委員会の活動に取り入れようとしている。生徒さんが言っていたとおり、他の学校の課題を共有し、市内の中学校が一緒になって活動できると良い。

  • 地域の中の活動は、「踏み出す・つながる・続ける」がキーワード。小さな一歩を踏み出し、地域の人とつながっていく。これが地域での活動。

  • 皆さんは、地域の多くの方と会うことで、多くのことを学んできましたが、大人たちも地域を見直すよいきっかけとなったと思う。また、皆さんにパワーをもらった機会となったと思う。

 

話題3 全体を通しての意見交換

【ジュニアリーダー】

  • 働くということについて、生活のため、やりがいを感じるためなど、人によって思いが違うと思う。その色々な仕事を通して、地域に関わるということはたくさんあると思う。中学生も、地域に関わることを大切にしていきたい。

  • 働くということ、地域と関わるということについていろいろ考えられた。働くということは、どの仕事も大変ですが、その先に喜びややりがいがあるのだと思う。地域の課題を改善することは、中学生の自分には難しいことだが、これからも考えていきたい。

  • 僕は、あまり地域とのつながりを考えずに生活していましたが、これからは地域の祭り等の活動に積極的に参加し、地域とのつながりを強めたい。

【一般】

  • 仕事をすることは、生活のためや家族を養うためお金を稼ぐということもとても大事なこと。お金を嫌いにならないで。稼いだお金で税金を払い、その税金が社会の役にも立っている。

  • 飯田を好きと言ってくれてうれしかった。好きな理由を、具体的にあげている姿は、すでに地域と関わっている証拠。

  • ふだんの学校生活の教科の勉強は、将来の仕事とどんなふうにつながりが有ると考えているか?

【ジュニアリーダー】

  • 歴史が好きだが、日本や世界の歴史を知ることは、今の自分が生きていく社会を知り、自分の生活を考えていくのに大切だ。

  • 国語を大事にしたい。社会ではコミュニケーション能力が大切。

  • 英語。海外から飯田にもたくさんの方が来るようになった。そういう方に地域に参加してもらうため役に立つ。

  • 英語。人形劇で大勢の外国の方が来るが、外国の人に、もっと飯田に関心を持ってもらうためにも英語は必要。

○ 講評

 佐藤副市長の講評(概要)

  • 皆さんの率先してする姿が素晴らしい。どうしようかと迷うときもあるが、迷ったときは一歩を踏み出すことを大切に。講評

  • 「働くこと」について、考えが変わったという発言があった。いい意味で変わることは大事なこと。

  • 「地域に関わること」について、地域が好きだからという意見があった。好きだから関わるのもそうだし、関わるうちに好きになるというように循環している。好きな人がいる場所を好きになるし、期待を裏切れないし頑張ろうと思う。これがふるさと。

  • 結びに「踏み出す・つながる・続ける」の言葉を贈る。

○閉会

 修了証受領 


 代田教育長の言葉(概要)

  • 今の学校生活と、将来の自分のキャリアとどうつながっているか。イチロー選手は、引退インタビューで「数々の記録を打ち立てたが、それは通過点に過ぎない。真に誇りに思えることは、自分が試合に出られないとわかってから一年間、今までと変わらぬ練習を続けられたことである。」と語っていた。人生の中では、成果の出ないときも多いが、成果が出ないときこそ一生懸命することが大事。これからの学校生活でも頑張って。

         修了証受領 

 ジュニアリーダーのお礼の挨拶

        お礼のあいさつ

 記念撮影

       記念撮影

 

当日の感想・アンケート【抜粋

 【ジュニアリーダー】

  • まず、この機会でジュニアリーダーの活動を終えることができ、とてもほっとしています。一番成長できたことは、発言への意欲です。はじめは緊張で「挙手できるかな」と不安ばかりでしたが、会を進めていくうちに、自分の考えを発信したいという気持ちになり、様々な場面で、ありのままに発言することができました。また、実際に大人の方や仲間の意見を聞くことで、「小さな踏み出しが未来を変えていく」など、自分の中になかった新しい意見に繋げることができました。

  • フォーラムが中止になって残念だと思っていたところ「市長報告会」という形として、私たちの集大成を大人の方へ発表することができてうれしく思っています。

  • 大人の方の思っている「働く意味」やアドバイス、「地域への関わり方」を聞いて、とてもいい話し合いになったし、自分にとって忘れることのできない市長報告会になりました。そして、ジュニアリーダーの皆さんとの最後の学習、とても楽しかったし、一生の思い出になりました。

  • 結いジュニアリーダーの市長報告会は、とても緊張して声が震えました。私は、人前で発表することが苦手で、学校の授業で、あまり手を挙げないけれど、今日は勇気を出して自分が発言する時じゃないときに手を挙げて、自分の意見を発表することができました。今回で、結いジュニアリーダー育成講座は終わってしまったけれど、学んだことを今後生かしていけるようにしたいです。

  • 正直、あんな大きな議場でやると思っていなかったので緊張しましたが、思った以上に楽しかったです。大人の方の意見を聞いて、そんな考え方もあったのかと感じました。まずは鼎中学校で、今回の会がいきるように活動を考えていきたいです。また、他の学校との関わりを多くしたいというお話が出たように、そんな活動を増やしたいです。

 【保護者等大人の参加者】

   1 前半の活動発表について、ご感想やご意見をお書きください。

  • ただただ活動に参加していただけでなく、個々でしっかり考えて参加していたことがわかりました。

  • 娘が活動している中で、初めてこうやって活動内容を知ることができました。こうやって携わることができ光栄です。地域との関わりを、この活動を通じて今後に活かして欲しい。

  • ジュニアリーダーさんの話を聞いて、純粋で誠実な中学生の学び有る成長に驚きと感動を覚えた。講座や体験の中から得られたことを吸収し、練り上げ考えを持てている中学生になっていて、まさに成長できた瞬間を(全体を通して)感じることが出来ました。

 

2 後半のフリートークについて、ご感想やご意見をお書きください。

  • 子供達の考えたことが色々とわかって良かったです。大人も子どもの見本となるように、地元が好きになってもらえるように行動しなければならないと思いました。

  • 急な質問に対しても、臨機応変に対応していて、学びの中で考える力も同時に伸ばしていたんだなと思いうれしくなりました。

  • 働くことについて、人のためにという考えを持てていることや、その考えに至ったことは、学習の成果だと思いました。働き方ややりがいを持つことの難しさにも。地域と関わることについて、すてきなトークでした。なぜその人たちが地域を活性化しようとしているのか。地域を守るため、伝統を守るため。自分の住む地域の魅力とは、そこに愛する人がいる。人との関わり方の学びはすごいなあ。

   3 キャリア教育全般について、お考えがありましたらお書きください。

  • 中学生のうちから働くことについて考えることができ、いろいろな体験ができて、地域のことについて関わりを考えることができる、これからも続けて欲しい教育だと感動しました。

  • 素晴らしい教育でした。もっといろんな人に活動を広めて欲しい。

   4 その他、運営面等でお気づきになられた点がありましたらお書きください。

  • 全体を通じ、とてもすばらしい時間を過ごすことができたし、大人の私たちが忘れていたことを思い出させてもらった気がします。ありがとうございました。お世話になりました。

  • 最後の発表の場を、中止とすることなく延期として、なかなか入れない市議会議場で実施していただきありがとうございました。

終わりに

 インフルエンザで中止となってしまった「飯田市キャリア教育推進フォーラム」でしたが、その後「市長報告会」に形を変えて、ジュニアリーダー育成講座のまとめの会を行うことができました。

 ジュニアリーダーにとってこの「市長報告会」は、「議場」という緊張感のある場で、自分の考えを述べたり、大人と意見交換をしたりすることは貴重な経験であり、一人一人のキャリア発達にとってかけがえのない機会となったと思います。

 この体験も含めて、一年を通じて大きく成長してきたジュニアリーダーの皆さんが、各校において学びを広めることで、市内の中学生全員が、それぞれ自らのキャリア発達を実現していくことを願っています。