市長メッセージ (1月15日 動画あり)
市民の皆さんへ 市長メッセージ
飯田保健所管内で23名の陽性者確認
本日(1月15日)、飯田保健所管内において、23名の新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認されたとの公表がありました。感染された方、ご家族をはじめ関係者の方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします。
今週半ばから、保健所の疫学調査・行政検査から陽性が確認された方より、市内の医療機関を受診して陽性が確認された方の方が大きく上回っているようです。
簡易検査キットで陽性が出たので受診したという方を含め、市民の皆さんが積極的に医療機関を受診していただいている結果、大きな数字が出ているとも言えますが、陽性者の確認数は高止まりしており、感染が拡大している状況が続いております。
管内で連日50名前後の確認が続いていましたので、23名という数は減った印象があるかもしれませんが、依然として、いつどこで誰が感染してもおかしくない状況であると考えていただきたいと思います。
直近一週間の状況
〇1月9日から本日1月15日までの一週間で飯田保健所管内での陽性者の確認は、累計281名となりましたが、その内訳は
- 10歳未満 27名
- 10代 28名
- 20代 53名
- 30代 56名
- 40代以上 117名
となっており、20代30代を中心に幅広い年代に広がってきています。
病床はひっ迫していないが、自宅療養が増加
1月14日現在で、南信ブロックの病床使用率は20%、入院している方は25名、中等症以上の方はゼロとなっており、今のところ病床がひっ迫しているという状況ではありません。
一方、数は非公表ですが、宿泊療養施設についてはかなり埋まってきており、宿泊療養施設の増設を検討中とのことですが、当圏域としては、今後増加することが確実な自宅療養者のサポート体制を整えることの方が政策効果が大きいことから、自宅療養・自宅待機となったご家庭を支援する方策について、飯田保健所と飯田市で検討しております。
「第6波」は短時間でウイルス量が増加。マスクの徹底を
今回の「第6波」は、感染してから短時間でウイルス量が増えることが特徴で、また、無症状のまま終わる人も一定割合いることから、これまでのように、陽性が確認された方の接触者をウイルス量が増える前に囲い込んで、そこで感染を食い止めるという方法では追いつきません。
そのため、お互いに「感染しているかもしれない」と思って行動することが必要で、「マスクの着用を徹底し、マスクをしていない状況で話をしないこと」が最も大切と言えます。
行動の抑制と言われてもどうしていいか分からない、という方も多いと思いますが、この「マスクの着用の徹底」「マスクなしでは話をしない」ということを最重点として行動していただければと思います。
積極的に検査・受診を
沖縄県の例では、感染者の同居家族の約3割が二次感染したという報告もあります。ご家族を守るためにも、少しでも体調に異変を感じた場合、簡易検査キットで陽性反応が出た場合には、速やかに医療機関に相談していただきますようお願いいたします。
来週も休園・休校・登園自粛にご協力を
「感染のリンク」を断ちたいことから、来週いっぱい、市内の一部保育園・学校での休園・休校、市内すべての保育園・幼稚園・こども園での登園自粛を継続していただくようお願いしております。
対象となるお子さんがいるご家庭には、大変ご負担をおかけいたしますが、ご協力をよろしくお願いいたします。
また、お子さんの世話をするために出勤できなくなる保護者の方も多くなることと思いますが、事業主の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
なお、休校となっている学校区が感染リスクの高い地域ということではありませんので、そこは過敏にならないようにお願いいたします。
感染された方やご家族を守るためにも、SNSの利用も含め、誰が感染したか、誰が検査対象者になったかなどを詮索したり、広めたり、誹謗中傷したりすることのないようご協力をお願いいたします。
もし、お困りの方がいらっしゃいましたら、飯田市誹謗中傷等相談窓口(電話0265-22-4570)までご連絡ください。
飲食店への支援策を準備中
市民の皆さんに行動の抑制をお願いしていることから、飲食店の皆さんにとりわけ大きな影響が出ているものと認識しております。
営業時間の短縮や休業を要請するか否かに関わらず、多大な影響を受けている飲食店の皆さんを支援する方策について、現在、検討をしております。
近くお示しできるように準備しておりますので、今しばらくお待ちください。
医療機関・介護施設などの業務が停止しないように
いわゆるエッセンシャルワーカーと呼ばれる方々に限らず、どのお仕事も欠かせない大事なお仕事ではありますが、この局面では、特に医療・介護など命に係わるお仕事が維持されることが大変重要です。
医療機関や介護施設などに感染が拡大しないよう、市民の皆さんにもご協力をお願いいたします。
ご自身・ご家族が知らず知らずのうちに感染したり、感染させたりすることを避けるためにも、できる限りの行動の抑制と、基本的な感染対策の今一度の徹底をお願いいたします。市民の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
令和4年1月15日
飯田市長 佐藤 健