市長メッセージ (1月16日 動画あり)
市民の皆さんへ 市長メッセージ
飯田保健所管内で21名の陽性者確認
本日(1月16日)、飯田保健所管内において、21名の新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認されたとの公表がありました。感染された方、ご家族をはじめ関係者の方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします。
管内で連日50名前後の確認が続いていましたので、21名という確認数は減った印象があるかもしれませんが、土日で医療機関の受診が少なかったと考えられる中での数字であり、依然として、いつどこで誰が感染してもおかしくない状況であると考えていただきたいと思います。
「第6波」は短時間でウイルス量が増加。マスクの徹底を
今回の「第6波」は、感染してから短時間でウイルス量が増えることが特徴で、また、無症状のまま終わる人も一定割合いることから、これまでのように、陽性が確認された方の接触者をウイルス量が増える前に囲い込んで、そこで感染を食い止めるという方法では追いつきません。
そのため、お互いに「感染しているかもしれない」と思って行動することが必要で、「マスクの着用を徹底し、マスクをしていない状況で話をしないこと」が最も大切と言えます。
行動の抑制と言われてもどうしていいか分からない、という方も多いと思いますが、この「マスクの着用の徹底」「マスクなしでは話をしない」ということを最重点として行動していただければと思います。
新型コロナウイルス第6波の傾向 (PDFファイル/1.95MB)
積極的に検査・受診を
加えて、市民の皆さんご自身が、積極的に検査・受診をしていただくことが、感染スピードが速いウイルスの感染拡大を防ぐカギとなります。
沖縄県の例では、感染者の同居家族の約3割が二次感染したという報告もあります。ご家族を守るためにも、少しでも体調に異変を感じた場合、簡易検査キットで陽性反応が出た場合には、速やかに医療機関に相談していただきますようお願いいたします。
なお、自宅療養・自宅待機となっている陽性者・濃厚接触者やそのご家族に対しては、県の健康観察センターによるサポートが行われておりますが、県下で対象者が急増し、支援物資の配達が滞ることが懸念されることから、当圏域においては、飯田保健所と飯田市役所が連携して、今後増加することが確実な自宅療養者のサポート体制を整えることとしております。
引き続き休園・休校・登園自粛にご協力を
「感染のリンク」を断ちたいことから、明日からの一週間も、市内の一部保育園・学校での休園・休校、市内すべての保育園・幼稚園・こども園での登園自粛を継続していただくようお願いしております。
対象となるお子さんがいるご家庭には、大変ご負担をおかけいたしますが、ご協力をよろしくお願いいたします。
また、お子さんにも「自分や家族が感染したりさせたりしないようにするためのお休み」という休園・休校の趣旨をお話しいただき、お休みの間の行動についてもご家族でお話しいただきますようお願いいたします。
事業主の皆さんには、お子さんの世話をするために出勤できなくなる保護者の方も多くなることについて、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
なお、休校となっている学校区が感染リスクの高い地域ということではありませんので、そこは過敏にならないようにお願いいたします。
感染された方やご家族を守るためにも、SNSの利用も含め、誰が感染したか、誰が検査対象者になったかなどを詮索したり、広めたり、誹謗中傷したりすることのないようご協力をお願いいたします。
もし、お困りの方がいらっしゃいましたら、飯田市誹謗中傷等相談窓口(電話0265-22-4570)までご連絡ください。
飲食店への支援策を準備中
昨日もお話しいたしましたが、市民の皆さんに行動の抑制をお願いしていることから、飲食店の皆さんにとりわけ大きな影響が出ているものと認識しております。
営業時間の短縮や休業を要請するか否かに関わらず、多大な影響を受けている飲食店の皆さんを支援する方策について、現在、検討をしております。
近くお示しできるように準備しておりますので、今しばらくお待ちください。
医療機関・介護施設などの業務が停止しないように
いわゆるエッセンシャルワーカーと呼ばれる方々に限らず、どのお仕事も欠かせない大事なお仕事ではありますが、この局面では、特に医療・介護など命に係わるお仕事が維持されることが大変重要です。
医療機関や介護施設などに感染が拡大しないよう、市民の皆さんにもご協力をお願いいたします。
知らず知らずのうちに感染したり、感染させたりすることを避けるためにも、できる限りの行動の抑制と、基本的な感染対策の今一度の徹底をお願いいたします。
市民の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
令和4年1月16日
飯田市長 佐藤 健