市長メッセージ (1月19日 動画あり)
市民の皆さんへ 市長メッセージ
飯田保健所管内で35名の陽性者確認。依然高い水準
本日(1月19日)、飯田保健所管内において、35名の新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認されたとの公表がありました。感染された方、ご家族をはじめ関係者の方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします。
35名の内訳をみると、昨日に続き「陽性者との接触あり」という方が約3分の2を占めますが、新規の方は昨日より増えており、依然として総数も30名を超える高い水準です。市民の皆さんには、気を緩めることなく、引き続き、行動の抑制をお願いいたします。
大事なのは「感染のリンク」を断つこと
感染者数を減らすのに大事なことは、「感染のリンク」を断つことです。
これまでもお話ししているとおり、今回の「第6波」は、感染してから短時間でウイルス量が増えることが特徴です。気が付かないうちに感染していたり、人にうつしてしまう状態になっていたりすることを想定して行動する必要があります。
「感染のリンク」を断つためには、人との接触機会をできるだけ減らし、また、接触する場合にも、「マスクの着用を徹底し、マスクをしていない状況では会話をしない」ということが必要となります。
一部の保育園・小中学校で休園・休校をお願いしていること、市内すべての保育園・幼稚園・こども園での登園自粛をお願いしていることも、人との接触機会をできるだけ減らして「感染のリンク」を切ることを意図しております。
対象となるお子さんがいるご家庭には、大変ご負担をおかけいたしますが、趣旨をご理解いただき、ご協力いただきますようお願いいたします。
お子さんにもストレスがたまっていることと思いますが、「自分や家族が感染したり、感染させたりしないようにするためのお休み」という休園・休校の趣旨、「マスクなしで話をしないことが大事」ということを、お子さんや、お子さんを預かるご家族・おじいちゃんおばあちゃんにもお話しいただければと思います。
また、事業主の皆さんにも、お子さんの世話をするために出勤できなくなる保護者の方も多くなることについて、引き続きご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス第6波の傾向 (PDFファイル/2.01MB)
積極的に医療機関の受診を
「感染のリンク」を断つためには、陽性者の把握も重要です。風邪のような症状がある場合や簡易検査キットで陽性反応が出た場合には、速やかに医療機関を受診していただきますようお願いいたします。
なお、薬局などで簡易検査キットを購入しようとしても品薄・品切れの場合もあるかと思います。発送は1月21日以降となりますが、引き続きネットでは簡易検査キットの無料配布を受け付けておりますのでご利用ください。また、県が行う無料検査に中部公衆医学研究所が加わりましたので、お知らせいたします。電話予約の上、ご利用ください。
自宅待機者の相談窓口を開設
今後増加することが確実な自宅待機の濃厚接触者やそのご家族に対する支援につきましては、昨日(1月18日)から、「濃厚接触者生活の困りごと相談電話」を開設し、サポートを始めました。
保健所から濃厚接触者の方にご案内する窓口ですので、電話番号は一般公開しませんが、自宅待機となった方の生活の困りごとや不安をお聴きし、保健所と連携してサポートしてまいります。
医療機関・介護施設などの業務継続が重要
いわゆるエッセンシャルワーカーと呼ばれる方々に限らず、どのお仕事も欠かせない大事なお仕事ではありますが、この局面では、特に医療・介護など命に係わるお仕事が維持されることが大変重要です。
保健所、医師会、行政が協力して、地域全体の医療・介護の機能維持に努めてまいります。
今後、追加で入荷予定の簡易検査キットについても、市民の皆さんへの配布は継続しつつも、医療機関や介護施設などの機能を維持するために重点的に使用することといたしますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
誹謗中傷をしないように
いつどこで誰が感染してもおかしくない状況です。感染された方を責めるようなことはくれぐれもしないように、また、SNSの利用も含め、誰が感染したか、誰が検査対象者になったかなどを詮索したり、広めたり、誹謗中傷したりすることのないようご協力をお願いいたします。
もし、お困りの方がいらっしゃいましたら、飯田市誹謗中傷等相談窓口(電話0265-22-4570)までご連絡ください。
玉井医師の資料をご紹介します
最後に、以前にもご紹介した諏訪中央病院の玉井道裕医師が作成した「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書」のオミクロン株編が同病院のホームページ(外部リンク)にアップされましたので、ご紹介いたします。
オミクロン株について、イラストを用いて分かりやすく説明されておりますので、参考にしてみてください。
市民の皆さんには、引き続き、気を緩めることなく、できる限りの行動の抑制と、基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。
ご協力をよろしくお願いいたします。
令和4年1月19日
飯田市長 佐藤 健