市長メッセージ (1月27日 動画あり)
市民の皆さんへ 市長メッセージ
飯田保健所管内で30名の陽性者確認。30名前後続く
本日(1月27日)、飯田保健所管内において、30名の新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認されたとの公表がありました。感染された方、ご家族をはじめ関係者の方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします。
先週から今週にかけて30名前後の陽性者の公表が続いており、依然として、いつどこで誰が感染してもおかしくない状況です。
第6波対策の補正予算を発表
本日から、長野県にまん延防止等重点措置が適用されていますが、飯田市では、1月9日から感染警戒レベル5相当の対応として市有施設の休館などを行っており、市民の皆さんに行動の抑制と感染防止対策の徹底をお願いしてまいりました。
市内小中学校の休校は一時12校に及び、保育園・幼稚園でも一部が休園、すべての保育園・幼稚園・こども園で登園の自粛をお願いするなど子育て世帯の皆さんにも大きなご負担をおかけしてきております。
また、市民の皆さんに行動の抑制をお願いする中で、飲食店の皆さんをはじめとする事業者の皆さんにも大きな影響が出ております。
加えて、自宅療養者・自宅待機者が急増しており、医療・介護・保育などに携わる方々が出勤できず、生活に欠かせない社会機能が止まってしまうではないかとの危惧が現実になりかねない状況です。
このような状況を踏まえ、第6波をのりこえていくための対策として、次の3点を重点に、補正予算を編成し、本日発表いたしました。
- 市民の皆さんの暮らしを支え
- 事業者の皆さんの事業の維持・継続を支援し、
- 医療・介護など生活に欠かせない社会機能を維持する
新型コロナウイルス感染症緊急対策事業 (PDFファイル/430KB)
市民の皆さんの暮らしを支える
市民の皆さんへの支援として、
1.住民税非課税世帯等への臨時特別給付金の交付
2.離婚等により子育て世帯向けの給付金が届かなかったご家庭への給付金の給付
という国の事業を予算化したほか、
3.休校、休園、登園自粛などで経済的・心理的負担の大きい子育て世帯に対する特別支援金
を給付することといたしました。また、自宅待機者・自宅療養者が急増している状況を踏まえ、
4.自宅療養者・自宅待機者となった方の在宅生活を支えるための買い物支援事業
を実施いたします。さらに、これから卒業式・入学式やお祭りのシーズンを迎えるに当たり、保育園や学校等の謝恩会、職場の歓送迎会、お祭りやお花見など、昨年は実施できなかった各種の会食を安心して行っていただくために、
5.会食前に簡易検査キットで事前検査を行い安心して会食等を行っていただく応援事業
を行うことといたしました。なお、この会食応援事業は、感染警戒レベルが4以下となった状況で実施いたします。
事業者の皆さんの事業の維持・継続を支援
事業者の皆さんへの支援策については、国の支援策として、業種を問わず、コロナ禍で売り上げが30%以上減少した事業者の皆さんに対して「事業復活支援金」が用意されており、また、まん延防止等重点措置に伴う営業時間の短縮等の要請に応じた飲食店等に対しては「新型コロナ拡大防止協力金」が県から支給されることとなっております。
これらに加えて、飯田市では1月上旬から市民の皆さんに行動の抑制をお願いしたことにより大きな影響を受けている飲食店やその関連事業者などの皆さんを支援するため、
1.「飲食店等事業継続支援金」及び「第6波対応事業継続支援金」
を給付します。また、市民の皆さん・事業者の皆さんに元気を与える飯田お練り祭りや元善光寺の御開帳などがコロナ禍においても安心・安全に開催できるよう、
2.お祭りの実施主体が実施する感染拡大防止対策を支援
する予算を計上いたしました。なお、市民の皆さんの会食を支援するために簡易検査キットを配布する事業につきましては、飲食消費を喚起し、 事業者の皆さんの支援にもつながるものと考えております。
医療・介護などの社会機能を維持
最後に、簡易検査キットについては、年明けに6万個を追加発注し、すでに確保したところですが、今後、医療機関・介護施設など生活に欠かせない社会機能を維持するために各機関・施設の職員に重点的に検査をしていただく必要があること、受験や年度末の社会活動のために市民の皆さんの活用も維持する必要があることから、5万個を追加購入することといたします。
補正予算の詳しい内容については、記者発表の動画・資料をご覧いただければと思います。
屋外で人との距離を保っての運動はむしろ推奨
まん延防止等重点措置の適用が始まりますが、屋内にこもりきりになるのは、健康上の問題を生じかねません。
マスクなしで人と会話することを避ける、という点に気を付けていただきながら、散歩など適度な運動を行っていただくことは、むしろお勧めしたいところです。
屋外で、他人との距離が保たれていれば、マスクは必ずしも必要ではありません。
高齢者の皆さんには、運動不足による身体の機能低下に気を付けていただきたいと思います。散歩や屋外での作業など、ぜひ工夫していただければと思います。
お子さん達が、休日に外で遊ぶことについても、一律に制止するのでなく、集団にならないように気をつけながら、リスクを下げつつ楽しめる方法を考えていただけたらと思います。
心身の健康を保てるよう、適度な運動を心がけましょう。
できる限りの行動の抑制と基本的な感染対策の徹底、そして適度な運動。
市民の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
令和4年1月27日
飯田市長 佐藤 健