市長メッセージ (2月4日)
市民の皆さんへ 市長メッセージ
飯田保健所管内で15名の陽性者確認、引き続き注意を
本日(2/4)、飯田保健所管内において、15名の新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認されたとの公表がありました。感染された方、ご家族をはじめ関係者の方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします。
昨日までの減少傾向から、再び10人台後半に増加しました。引き続き、予断を許さない状況です。気を緩めることなく、基本的な感染防止対策を徹底しましょう。
3回目のワクチン接種を
感染防止にワクチン接種は有効とされていますが、その防止効果は、接種から時間が経つにつれて低下すると報告されています。また、ワクチンには重症化を防ぐ効果があるとされ、特に高齢者の皆さんには重症化予防効果が高いと示唆されています。
低下した予防効果や重症化予防の効果を高めるとされる追加接種を積極的に行っていただきますようお願いいたします。
飯田市では、本日から、一般の高齢者の皆さんの3回目のワクチン接種がスタートしました。
2回目の接種を終えた時期の早い方から順次接種券をお送りしておりますので、接種券が届きましたら、積極的に接種していただきますようお願いいたします。
高齢者の皆さんに続き、64歳以下の方についても、2回目の接種を終えた時期の早い方から順次接種券を発送していきますので、よろしくお願いいたします。
なお、使用するワクチンは、最初はモデルナ社のものとなります。2月下旬からは、ファイザー社のワクチンについても接種を始める予定ですが、具体的な日程については、状況を見ながら決定いたします。
いずれのワクチンを接種しても効果や安全性に大きな差はないとされております。接種券の届いた方は、できる限り速やかに接種していただきますようお願いいたします。
接種医療機関など詳しいお知らせは、広報いいだ2月号に掲載しているほか、接種券に同封いたしますので、そちらをご覧ください。
また、お問い合わせは、コールセンター(電話0265-22-4585)までお願いいたします。
マスクの徹底、こまめに消毒を
引き続き、長野県にまん延防止等重点措置が適用されており、県全体の感染状況は依然として深刻です。市民の皆さんには、改めて、「マスクをしていない状況では会話をしないこと」と「こまめな消毒」の2点を強調してお願いしたいと思います。
理化学研究所がスーパーコンピューター「富岳」を使ってシミュレーションした結果によれば、感染力の強いオミクロン株でも、マスクを着用して1メートルの距離を取っていれば15分間会話をしても感染リスクはほとんどない、とのことでした。
逆に、50センチ以内で会話をするとマスクをしていても感染リスクは高まるとのことですので、「マスクをしないで会話をしないこと」と合わせて「人との距離を取ること」にもお気を付けください。
また、知らず知らずのうちにウイルスに触れてしまっていると想定する必要があること、オミクロン株は従来株やデルタ株に比べて、皮膚やプラスチック表面での生存時間が長いという論文も出ていることから、頻繁にアルコール消毒をすることでウイルスを退治し、感染のリスクを減らしていただきますようお願いいたします。アルコールで手が荒れてしまうというような方は、こまめに手洗いをしましょう。
加えて、寒い時期ではありますが、室内・車内の換気に努めることもお願いいたします。
屋外で人との距離を保っての運動はむしろ推奨
感染を防ぐことと合わせて、屋内にこもりきりになることによる健康上の問題を生じないように気を付けることも必要です。
お子さんも、高齢者の皆さんも、「マスクなしでのおしゃべりをしないこと」と「集団にならないこと」の2点に気を付けていただきながら、外遊びや散歩で体を動かしていただければと思います。
心身の健康を保てるよう、適度な運動を心がけましょう。
誹謗中傷をしないように
いつどこで誰が感染してもおかしくない状況です。感染された方を責めるようなことはくれぐれもしないように、また、SNSの利用も含め、誰が感染したか、誰が検査対象者になったかなどを詮索したり、広めたり、誹謗中傷したりすることのないようご協力をお願いいたします。
もし、お困りの方がいらっしゃいましたら、飯田市誹謗中傷等相談窓口(電話0265-22-4570)までご連絡ください。
「マスクなしでは会話をしない」「こまめな消毒」「適度な運動」「ワクチン接種」、そして「誹謗中傷をしない」。
引き続き、市民の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
令和4年2月4日
飯田市長 佐藤 健