市長メッセージ (11月18日)
市民の皆さんへ 市長メッセージ
本日は、新型コロナウイルスのさらなる感染拡大により当圏域の医療がひっ迫することを避けるために、市民の皆さんに改めてご協力をお願いしたいと思います。
10歳未満を中心に陽性者が増加
県は、全県の病床使用率が50%を超えたことから、11/14に県が発出する医療アラートとしては最高の「医療非常事態宣言」を発出しました。
当圏域の10万人当たり新規陽性者数は、10/30以降450人を超え、感染拡大に最大限注意しなければならない状況が続いています。
年代別に見ると県全体で10歳未満の陽性者数が多い状況です。引き続き、お子さんの登園・登校前の健康観察を確実に行っていただき、もし発熱やせき、のどの痛みなど日頃と違う体調が確認された場合には、登園・登校を控えていただきますようお願いいたします。同居のご家族に体調不良の方がいらっしゃる場合にも、登園・登校をお控えください。
陽性が確認された場合には、家族も含め行動自粛を
同居のご家族に陽性者が出た場合には、必ず園・学校にご連絡いただき、お子さんを登園・登校させないようにお願いいたします。これを怠った結果、感染が広がってしまった例が実際にありますので、くれぐれもよろしくお願いいたします。
また、自己検査で陽性であったにもかかわらず出勤し、職場に感染を広げてしまったという事例もあります。それぞれご事情はおありだと思いますが、感染を拡大させないために、責任ある行動をお願いいたします。
コロナ・インフルのダブル流行で発熱外来ひっ迫のおそれ
国は、「新型コロナウイルス感染症」と「季節性インフルエンザ」の感染者があわせて1日に75万人となることを想定した計画を都道府県に策定するよう求めています。これを当圏域に当てはめますと、1日に合計900名の感染者がいるという状況になります。
この地域の診療体制で、第7波ピーク時の約3倍に相当する1日で900人もの感染者を診療することは現実的には困難で、特に休日の対応は非常に難しいと予想されます。
医療ひっ迫の回避のため、自宅療養のご協力を
現在すでに、飯田保健所管内のいくつかの医療機関・介護事業所・福祉施設などが、機能停止ギリギリのラインで運営されている状態であるとお聞きしています。
さらにこれから冬に向かい、コロナとインフルエンザが同時流行すれば、発熱外来はさらにひっ迫し、極めて深刻な状態に陥ることが予想されます。
このような状況を受け、当圏域の包括医療協議会と医師会は、医療ひっ迫を起こさないために、次のようにお願いをしています。
発熱外来のひっ迫を回避するためのお願い (PDFファイル/634KB)
まず、「事前の準備」として新型コロナワクチンの接種を改めてお願いします。接種券が届いた方は、今までの接種歴や年齢・基礎疾患の有無等を考慮の上、新型コロナのワクチンをできるだけ速やかに接種することをご検討ください。また同時に、インフルエンザの予防接種についてもご検討をお願いします。
続いて2つ目の準備として、発熱等の症状が出た時のために、医療用の新型コロナ抗原定性検査キットと市販の解熱鎮痛剤を事前に薬局にて購入しておいてください。
発熱等の症状が出た場合でも慌てずに、発熱外来を受診する場合は12時間以上経過してから受診してください。これは、発症直後では抗原定性検査で反応しない場合があるためです。
検査キットで自己検査をする場合でも、同じ理由で発症から8時間以上経過してから検査してください。
発熱外来は、妊婦さん、65歳以上の高齢者、基礎疾患のある方、小学生以下の方など重症化リスクのある方を中心に受診いただけるよう、それ以外の方は、できるだけ自己検査で、また、そこで陽性となった場合も、改めて医療機関での確定診断を求めないで自宅療養に入っていただきますようお願いいたします。なお、病状が収まっても人に感染させる場合がありますので7日間は自宅療養をお願いします。
加えて、医療用の検査キットで自己検査し、陽性となった方は、長野県の「新型コロナウイルス感染症軽症者登録センター」への登録にご協力をお願いいたします。
なお、飯田市が配布している検査キットは研究用のため登録はできませんのでご了解ください。また、お手元に医療用検査キットが無いからといって、研究用キットでの自己検査で陽性になってから医療用検査キットを購入するために外出しますと、人にうつすおそれがありますので、そのまま自宅療養をしていただきますようお願いします。
以上、できる限り自宅療養をというお願いをいたしましたが、もちろん、症状が重い場合は、医療機関に電話で相談をし、受診をしてください。
繰り返しになりますが、重症化リスクの低い方で症状が軽い場合、解熱鎮痛剤等で様子を見ながら、自宅療養することを基本としてください。医療機関のひっ迫を避けるため、ご協力をお願いいたします。
診療所では電話による診療をしています。また、長時間お待ちいただく場合もあります。介護事業所や福祉施設でも、一時的な休止状態が発生する場合があります。
これらのことについて、SNSで心ない書き込みが見られます。市内では、それほど急速に感染が広がっていること、また医療機関・介護事業所・福祉施設などのサービスはかなりひっ迫していることをご理解いただき、ご協力いただきますようお願いいたします。
こちらの「発熱した場合の手順」にかかるチラシは、今後組合回覧をいたします。ぜひ、ご家族や地域・職場の皆さんで話題にしていただき、周知にご協力ください。
誹謗中傷をしないように
いつどこで誰が感染してもおかしくない状況が続いています。感染された方を責めるようなことはくれぐれもしないように、また、SNSの利用も含め、誰が感染したかを詮索したり、広めたり、誹謗中傷したりすることのないようご協力をお願いいたします。
もし、お困りの方がいらっしゃいましたら、飯田市誹謗中傷等被害相談窓口(電話0265-22-4570)までご連絡ください。
いろいろと申し上げ恐縮ですが、市民の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
令和4年11月18日
飯田市長 佐藤 健
ご相談内容 | ご相談窓口 | 電話番号 |
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休園・休校に関する相談 | 通っている保育園・認定こども園、学校 | 保育園・認定こども園、学校へ |
子育て全般に関する相談 | こども家庭応援センター | 0265-22-4511(内線5343) |
つどいの広場(地域の子育て支援拠点) | 連絡先は いいだ子育て応援アプリ いいだ子育てネット(外部リンク) |
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心や体の健康に関する相談 | 各地区の保健師 | |
飯田市保健センター | 0265-22-4511(内線5531) | |
誹謗中傷などに関する相談 | 飯田市誹謗中傷等相談窓口 | 0265-22-4570 |
休校に関する助成金の相談 | 助成金・支援金コールセンター | 0120-60-3999 |
相談先がわからないとき | 飯田市福祉まるごと相談窓口 | 0265-22-4511(内線5728) |