ふれあいトーク「就労継続支援(A型)サービス提供事業者のみなさんと」(2021年12月27日)
ページID:0089224 印刷用ページを表示する 掲載日:2022年1月4日更新
企業組合アップル工房イイダのみなさんから、就労継続支援A型サービス提供事業所の状況や一般就労でリタイヤしてひきこもっている障がい者やご家族に、就労支援を行っている事業所の情報が伝わっていない現状等についてお聞きし、クリーニングや椎茸の栽培加工の現場を見学させていただきました。必要な人に必要な情報が届くように、市としても関係機関と協力してPRしていきたいと考えています。
日時 2021年12月27日(月)10:45~11:45
場所 企業組合アップル工房イイダ
参加者 企業組合アップル工房イイダのみなさん
懇談の概要
アップル工房イイダのはじまり
みなさんから
- 養護学校卒業後、一般企業での就労は心配だが、授産施設より働く能力がある人たちの働く場所がないことが課題と考えていました。「自分たちで働く場をつくろう」と4人で名刺づくりから始めました。事業を開始して数年後に、障害者自立支援法が施行され、就労継続支援A型の事業所になりました。障がい者が最低賃金を保障されて働ける場を提供できるように、印刷からクリーニング、きのこの栽培加工へと事業を拡大してきました。
身体・知的・精神の3障がい全ての人が一緒に働いてほしい
みなさんから
- 障がいが偏ると助け合って仕事をすることができにくくなります。お互いがそれぞれの障がいを補い合いながらできることを伸ばしていくようにしています。
- クリーニングときのこはそれぞれ一日の定員20名ですが、実際は20名以上雇用しています。週休2日のシフト制で365日稼働しています。精神障がいの人の割合が多くなっています。
ビジネスとして成長すること
みなさんから
- 福祉の心に甘えることなく、品質の良い商品やサービスを提供するにはどうすればいいかを常に考え取り組んでいます。例えば、クリーニングなら、「手でたたむ」のひと手間を余分にかけることで、一般企業より品質の良いサービスを提供しています。手でたたむ作業は、障がいのある人が作業訓練を行うことで、担うことができます。「あなたがいなければ、この仕事は回らない。」という仕事を作り、お客様に喜んでもらえるものを提供していくことを大切にしています。
就労継続支援A型のことをより多くの人に知ってもらいたい
みなさんから
- 学校を卒業して一般企業に就職しても、職場の環境についていけずにリタイヤしてつらい思いをしている人が多くいます。障がい特性を踏まえた雇用が必要です。A型で働いて自信をつけ、一般就労にチャレンジする人もいます。一般でやってみてうまくいかなかったらA型に戻ってくるのもOKです。一般就労でリタイヤしてひきこもっている人に、就労継続A型の情報があまり伝わっていない現状があります。例えば、民生委員の方などに就労支援A型のことを知ってもらい、案内を届けてもらうといいと思います。見学は随時受け付けています。
市長から
できるだけPRしていきます。利用者のみなさんにもよろしお伝えください。