平成22年8月臨時記者会見
印刷用ページを表示する 掲載日:2010年8月27日更新
8月27日に開催した臨時記者会見の概要をお知らせします
発表事項は
(1)名古屋大学((財)国際交通安全学会)との連携による社会実験の実施について【建設部】
の以上1件でした
(1)名古屋大学((財)国際交通安全学会)との連携による社会実験の実施について
飯田市は、名古屋大学((財)国際交通安全学会)から申し出があった、吾妻町のロータリー交差点(ラウンドアバウト)における「安全でエコなラウンドアバウトの実用展開に関する研究」のための社会実験に、大学と連携した取り組みを行います。
現在日本にはラウンドアバウト(ロータリー交差点)が100ヵ所程存在してますが、信号機がつかず環道優先を残すラウンドアバウトはわずか数カ所となっています。吾妻町のロータリー交差点は、飯田の大火後GHQの指導のもと整備されたもので、アメリカ式の都市計画が今に残っています。
名古屋大学((財)国際交通安全学会)では、ラウンドアバウト(ロータリー交差点)の基礎データをそろえ、ラウンドアバウトの普及と展開を目指しています。吾妻町のロータリーは、数少ないラウンドアバウトの中でも、基礎データに必要な条件を兼ね備える貴重なロータリーであるとされます。今回、社会実験を行い、その実験結果から周辺整備を考慮した交差点形状について提案いただける旨の申し出が大学側からありました。
一方飯田市は、桜並木周辺の整備を検討する上で、今回の社会実験の内容・結果の提供が飯田市にとっても有益であると考え、この社会実験に連携して取り組みます。
来るべき桜並木周辺の整備に合わせて協議するたたき台としていきたいと考えています。
主な実験内容
- 環道を完全な円形とし速度を抑える
- 環道への導入部をロータリー中心に誘導する
- 環道への導入部を一車線に狭める
事前、事後でビデオ撮影をし、車の流れ、速度等の基礎的データをもとに指標で算定
今後の進め方
- 社会実験に関する関係地域への説明 ・・・ 9月2~3日
- 社会実験についての周知(広報等)・・・ 9月下旬~
- 社会実験 ・・・ 11月1日~12月12日(42日間)
- 実験成果のとりまとめ、発表 ・・・ 3月中旬
社会実験への協力団体
- (社)長野県建設業協会飯田支部
車線誘導施設(ポストコーン、バリケード、車止め)の設置、撤去 - (株)飯田ケーブルテレビ
記録映像のカメラの設置、Web配信の提供