飯田市食生活改善推進協議会の第2回伝達講習を行いました
7月から8月にかけて食生活改善推進協議会の第2回伝達講習を行いました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、第1回伝達講習と同様に学習資料やレシピを配布し、各自で行いました。
1. 学習 「寒天について」
2. 調理 「暑い夏を乗り切るためのレシピ」
学習 「寒天について」
学習内容
寒天の栄養について学習しました。
1 寒天の始まり
寒天はテングサとオゴノリが使われています。
天草を原料に作られたところてんは奈良時代の頃から食べられていました。
現在のような寒天が作られたのは江戸時代です。
京都伏見の美濃屋太郎左衛門がところてんの残りを寒い戸外に置いていたところ、ところてんが乾燥しました。
これが寒天の始まりと言われています。
※諸説あります。
2 寒天の栄養成分
角寒天、糸寒天、粉寒天などの種類がありますが、成分はほぼ同じです。
寒天に含まれる炭水化物は、多糖類のガラクトースです
ガラクトースは腸で消化吸収されないので、エネルギー源としてはゼロカロリーな食品です。
腸内の老廃物や毒素を吸収・吸着し、体外に排出することを助けるため、便秘の解消に役立ちます。
調理 「暑い夏を乗り切るためのレシピ」
今回は、暑い夏を乗り切るための料理を各自で作りました。
「なすとトマトのミート煮」
材料 (2人分)
長なす …2本
トマト …1個
にんにく …1/2かけ
豚ひき肉 …100g
塩こしょう …少々
オリーブオイル …大さじ1/2
トマトケチャップ …大さじ1
ソース …大さじ1/2
溶けるチーズ …2枚
パセリ …少々
1人当たり: 265kcal / 食塩相当量 1.9g
作り方
1 なすは7mm幅の輪切りにし、水にはなしアク抜きをし、水気を切っておく。
トマトはざく切り、にんにくはみじん切りにする。
2 フライパンにオリーブオイルとにんにくを熱し、豚ひき肉の色が変わるまで炒め、塩こしょうをする。
3 なすを加えて炒め、しんなりしてきたらトマトを加え、中火で1~2分煮る。
4 ケチャップとソースを加えて混ぜ、チーズをのせ火を止めてふたをし、チーズを溶かす。
5 パセリを散らす。
感想
※なすの分量の半分をズッキーニに変えて作りました。
「フライパンひとつで簡単にできてよかった。」
「夏野菜を使った料理で、食材の組み合わせがよくおいしかった。」
「しょうがかん」
材料
しょうが汁 …大さじ1
粉かんてん …小さじ1/2(約1g)
水 …250ml
砂糖 …50g
レモン汁 …小さじ1~2
くこの実 …適量
全量: 200kcal
作り方 (作りやすい分量)
1 鍋に水と粉かんてんを入れて火にかけ、混ぜる。
軽く煮立った状態で2分混ぜ、かんてんを溶かす。
2 砂糖を加え、混ぜ合わせる。
レモン汁、しょうが汁を加えて混ぜ、火を止める。
3 2を容器に流し入れ、くこの実を散らす。
4 粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やし固める。
感想
※くこの実は入っていません。
「しょうががきいていて、大人向きの味だった。」
「さっぱりとしていて、夏らしさがあった。」
「ゆば風かんてん」
材料 (2~3人分)
A 豆乳 …500ml
粉かんてん …小さじ1/2(約1g)
みりん …大さじ1
塩 …1つまみ
わさび …お好みで
しょうゆ …お好みで
1人当たり: 70kcal / 食塩相当量 0.5g
作り方
1 鍋にAを入れ火にかけ、混ぜる。
軽く煮立った状態で2分混ぜ、かんてんを溶かす。
2 2をバットなどに薄く流し入れ、粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やし固める。
3 表面のゆばのような膜をスプーンなどですくい取り、器に盛り付ける。
4 お好みで、わさびをのせ、しょうゆをかける。
感想
「つるんとしていて口当たりが良かった。」
「クリーミーでこくもあり、わさびしょうゆが合っていた。」
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