珈琲『風』OPENしました!(Iターン・可知さん)
Iターンで飯田市に来られた可知さんにお聞きしました
移住者氏名 ・ 年 代
可知 博之さん
香代子さん 60代
出身地 ・ 移 住 年 月 ・ 移住先
岐阜県中津川市 2015年7月 千代地区
家 族 構 成 ・ 職 業
夫婦 自営業
移住までの経緯・概要
飯田に来る前まで、夫は愛知県で建築関連の仕事をしていたのですが、いずれは自然豊かな山の中の古民家で喫茶店をやりたいと思い、古民家物件を探していました。
当時住んでいた愛知県長久手市にあった自宅の周辺が、開発により自然がなくなってしまったこともあり、移住先を探していたのです。
2015年5月に飯田の不動産屋さんの紹介でこの千代の物件を案内してもらい『いいなあ』と思いました。そして帰りの車の中で決心し、すぐ不動産屋さんに電話をしてしまいました。決めるまでは早かったですね。その後、改修に3ヶ月をかけてオープンしたのが珈琲『風』です。
よかったこと・苦労したこと
すぐに物件を決めてしまったものですから、実際に住み始めてみると、まちの方へ買い物に行くのが遠いなあと感じました。この地域では車がないと生活ができません。それから、地区の説明を聞いたとき、区費が高くてびっくりしました。土地は安いですが、ガソリンは高いし、草刈りもあります。生活自体にお金がかかる、ある意味贅沢ですね。
冬になるとお店の薪ストーブが大活躍します。これは、近くの村の職人さんの薪ストーブで一目ぼれしてしまいました。ストーブの中は耐熱煉瓦が敷かれてオーブンになります。ストーブの中に料理を入れて直火で焼いてお出しする冬季限定メニューがありますよ。冬の間は薪がたくさん必要になります。買うのは高いので、ご近所さんから声がかかればいただきにとんでいきます。実は寒いのは苦手ですが、この家は日向きが良く一日中日がさすので思ったよりも暖かく過ごしやすいです。
移住した年の翌年春にはちょうど野池神社の御柱祭があり、周囲の方々がいい人で、我々のこともすんなり受け入れてくれました。地域の行事はたくさんありますが、出来る限り参加しています。お酒が好きなもんで(笑)冬の行事のどんど焼き(※)で、油揚げを焼いてネギ味噌で食べるのには驚きました。ひと山先の人に聞くとそんなことは知らんよと言われ、千代の中でも少し離れるだけで文化がそれぞれ違っておもしろいです。
散歩が大好きで近所を歩いていると「あんたどこの人」と出会った人が声をかけてくれるし、私はしゃべることが大好きなので、自分からもすれ違った人に話しかけます。お陰様でお店のことも知られるようになり、今では、家を行き来する友達もできました。
移住を検討している方へのメッセージ
『いいなあ』と思ったら動く。今までの家など決める時も直感で決めてきました。後悔するくらいなら行動する方がいいかもしれませんね。
くらしの様子
素敵なお店 おいしい食事 おいしい珈琲♪
沢山の薪 お店の入り口 お洒落