飯田アカデミア第99講座を開催します(飯田市歴史研究所)
「ドキュメンタリーが記録した満州移民」
講 師 : 手塚 孝典 (てづか たかのり)さん (信越放送ディレクター)
令和5年6月24日(土曜日)
第1講 午後1時30分~午後3時00分
満蒙開拓の残像 〜国策と棄民の戦中戦後史〜
第2講 午後3時20分~午後4時50分
東アジアからの問い 〜中国帰国者と朝鮮人満州移民の声〜
講師より
20年にわたるドキュメンタリー制作で出会った人々との対話を手がかりに、満州移民の歴史に視点を置くことから、現代社会が抱える課題や歪みを読み解いていきます。
第1講では、河野村開拓団の悲劇を村長・胡桃澤盛の日記と体験者や残された人々の証言でたどるとともに、原発事故後の福島に戦後開拓地を訪ねた取材を振り返り、繰り返される国策の過ちと棄民の構図や背景について考えます。
第2講は、戦後の日本が遠ざけてきたアジアから見た満蒙開拓に焦点をあてます。中国帰国者の視点で戦後社会を問い直し、日本が支配する朝鮮から送り出された朝鮮人満州移民の知られざる苦難の歴史を証言と史料をもとに検証することから、現代の日本社会の底流によどむ思想や精神性を探ります。
詳細
会 場 飯田市公民館(ムトスぷらざ) 2階多目的ホール (飯田市東和町2丁目35番地)
資料代 500円 ※高校生以下無料
受講方法 1.会場での受講
2.ご自宅等でのオンライン受講 のどちらか
※1講義のみの受講も可能です
申込方法 会場受講は6月22日(木曜日)、オンライン受講は6月15日(木曜日)までに
電話、FAX、メールのいずれかで受講場所と電話番号をお知らせください。
オンライン受講は、郵便番号とご住所もお知らせください。
※日曜日・月曜日・祝日は休所
☆飯田アカデミアは、歴史学における第一線の研究者に、最新の研究成果をわかりやすく紹介していだたくものです。