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地域史講座を開催しました(山村の景観と木材利用)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月26日更新

3月9日に南信濃地域交流センターで行いました。 

 日本の山村における木材の使い方は、地域それぞれの特徴や産業と結びつき、独自なあり方を見せてきました。しかしそれが継承されず、現在では消滅しようとしています。

本講座では、遠山谷や木曾谷の事例をあげて、主として住宅や付属屋における木材活用方法の特徴と今後の可能性について報告を行いました。

 3月9日地域史講座2   3月9日地域史講座1 

 

地域史講座 山村の木材利用と景観

  • 日 時  2019年3月9日(土曜日) 午後2時~午後3時45分
  • 報告者  樋口貴彦 さん(東洋大学助教/歴史研究所 調査研究員) 青柳由佳さん(名古屋女子大学准教授) オブザーバー 斎藤幸恵さん(東京大学大学院教授)     
  • 会 場  南信濃地域交流センター(南信濃公民館) 

  

講座の概要

 現代の日本は、学校などの公共建築物に積極的に木材が使用されるなど、建築業界を中心に木材ブームと呼ぶべき状況が生じています。日本の樹木は地域によって多様です。

それを木材として活用する際には、歴史も含めた多様性への理解が不可欠となります。しかし、先人たちが日常の中で建築物に木材をいかに使用してきたのか、という点はほとんどわかっておらず、

各地域で育まれてきた木材活用の多様な知見は消滅の危機にあります。今回の講師である樋口氏と青柳氏は、景観や家屋、さらには文字資料を調査し、どのような樹木が建築物を形作る木材として使用されてきたのかを明らかにしようとしました。

 樋口氏は、豊富な森林資源をもつ遠山谷下栗集落、さらには木曽谷をフィールドにした研究報告を行いました。現地の伝統的家屋を調査することで、特に下栗では柱や屋敷まわりにクリ材が多用されていることなどを明らかにしました。

 青柳氏は、飛騨、さらには奄美における木材利用を、家屋調査を中心に分析しました。さらに、文字資料も活用して木材利用の実態に迫ろうとしています。

 両氏の報告後の質疑応答では、参加者から自らの経験に即した質問や研究へのアドバイスがありました。続いて、両氏の研究をサポートしてきたオブザーバーの齊藤氏から質問と研究のさらなる発展への期待が述べられました。

 両氏による遠山・南信濃を舞台にした地域史講座は今回も含め3度にわたり実施され、継続的な研究と地元還元が行われています。最後に樋口氏から今後も遠山地域を対象とした研究を進める決意が述べられました。

 

お問い合わせ 

 飯田市歴史研究所
 電話 0265‐53‐4670
 Fax  0265-21-1173

 関連リンク

3月9日地域史講座ちらし(山村の景観と木材利用) (その他のファイル/927KB)