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飯田アカデミア第105講座を開催します(飯田市歴史研究所)
飯田アカデミア2024 第105講座
歴史資料散逸の要因と救い方
―長野県内での活動を通して―
講師 西村慎太郎さん (国文学研究資料館研究部教授)
【11月30日(土曜日)】
第1講 13時30分~15時00分 古文書散逸の現状と保存活動
第2講 15時15分~16時45分 被災地から立ち上げる歴史資料保全
講師より
歴史資料・文化財のうちで、歴史に関心の乏しい人びとにとって最も興味を呼び起こさないものが古文書でしょう。他の文化財が即時的に「きれい」「面白い」「大きい」「ブサイク」と反応できるのに対して、古文書は読解・判読というアクションが不可欠であり、「読めない」と匙を投げてしまいかねないものです。それら古文書は多くの地域で散逸が進んでいます。今回はその散逸の要因を検証しつつ、その対応策について、立科町でNPO法人歴史資料継承機構じゃんぴんが行っている活動や東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故被災地での「大字誌」編纂から考えてみます。これらは、近年ではパブリック・ヒストリーと称される新たな歴史学の潮流です。
会 場 飯田市役所C棟3階会議室
資料代 500円 ※高校生以下無料
お申し込み 電話・Fax・メールのいずれかで、1.講座名、2.受講方法(会場での受講、または自宅等でのオンライン受講)3.電話番号をお知らせください。
※オンライン受講の場合は、郵便番号と住所もお知らせください。
締切 会場:11月28日(木曜日)、オンライン:11月15日(金曜日)
◇飯田アカデミアとは、歴史学における第一線の研究者に、最新の研究をわかりやすく紹介していただくものです。