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災害時の口腔ケア

ページID:0108177 印刷用ページを表示する 掲載日:2023年8月28日更新

災害時忘れてならない『お口の健康』

  災害時、体の健康を守るにはうがい手洗いとともに『歯みがきや入れ歯の手入れなどの口腔ケア』が重要です。口の中が不潔であることから、むし歯や歯周病などの口のトラブルだけでなく誤嚥性肺炎などの呼吸器感染症が増える可能性があります。口の状態が悪くなり食べられなくなると体力や免疫力の低下にもつながります。

避難所でのお口のケア

 ✭歯ブラシがないときは

  ペットボトルのキャップ1〜2杯の水かお茶でお口全体に行き渡るようしっかりブクブクします。

  ウェットティッシュを指に巻き歯の表面をこすって汚れを取り除きます。

  災害拭き取り布

  入れ歯ははずして、ウェットティッシュで汚れを拭き取りましょう

 ✭歯ブラシも水もない

  シュガーレスガム・キシリトールガムをかむ

  マウスウォッシュで口をすすぐ

 ✭水が不足している時

  1 コップに少量の水を入れて歯ブラシをぬらし歯をみがく

  2 歯ブラシが汚れたらそのつどウェットティッシュなどで拭き取りを繰り返す

  3 最後に残った水で2〜3回にわけうがいをする

   歯ブラシ拭きとりブラシ

 ✭唾液を出す工夫をしましょう

  非常時はなれない環境や強いストレスで唾液が出にくくなることがあります。

  唾液には口の中をきれいにする働きがあります。なるべく口を動かすことを意識しましょう。

  ・よくかんで食べる

  ・シュガーレスガムをかむ

  ・唾液腺マッサージやお口の体操をする

    唾液腺マッサージ

     〜頬をさすったり、耳の下や顎の下を優しく押し上げます〜

高齢者や体が不自由な方がいる場合

 ✭避難の時には入れ歯とケアグッズを忘れずに

  就寝中などの避難では入れ歯を忘れがちです。入れ歯がないと食事はもちろん会話にも困ります。

  『入れ歯持った?』と声を掛けあいましょう。

 ✭普段食べ慣れている食品・食具を避難袋に

  普段柔らかいものを食べている方はおかゆなどの避難食を準備しておきましょう。

  アレルギーのある方も普段食べ慣れている食品を準備しましょう。

  飲み込みが苦手であったり手が不自由な方は使いやすい食具も準備しておきましょう。

 ✭避難生活で入れ歯を清潔に

  避難所では、人前で入れ歯を外せないこともあるかと思いますが、食後は入れ歯を外し清潔に保つことで誤嚥性肺炎の予防にもつながります。  

 ✭口周りをよく動かして

  唇や頬をしっかり動かして口周りの筋力を維持しましょう。

小さな子どもがいる場合

 ✭避難所でのダラダラ食べに注意

  避難所には菓子パンや菓子類などの支援物資が多く届きます。ダラダラと間食を食べる機会が増すことでむし歯のリスクが高まります。

  できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。

 ✭歯ブラシがない場合や歯ブラシをあてることを嫌がる場合は、お口に入れてもよいウェットティッシュで汚れを拭いましょう

 ✭非常時持ち出し袋にシュガーレスのアメやガムを

  災害時は不安やストレスが多く、気分を落ち着かせたい時に役立ちます。

 

健康な方も気をつけて

 災害という非常事態でとても大きなストレスを抱え、自分のお口のケアには考えが及ばないかと思います。特に普段元気で健康そうな方は無理をしていることに自分も周囲も気づきにくいものです。特にお口の健康は後回しになりがちです。災害復興に向かうにあたりお口の健康も含め、健康であることが一番重要です。

避難袋にお口のケアグッズを!!

 災害時の救助や救助物資の到着、水の復旧には時間がかかります。最低限必要なものは準備しておきましょう。

 ✭歯ブラシ(普段から使っているものを家族分準備)

 ✭歯間ブラシやデンタルフロス(普段から使っているもの)

 ✭口腔ケア用ウェットティッシュ(ノンアルコールウェットティッシュ)

 ✭マウスウォッシュ(水で薄めずそのまま使えるタイプ)

 ✭義歯ケースと洗浄剤

  義歯ケース歯ブラシフロス歯間ブラシノンアルコールウェットティッシュ マウスウォッシュ

     
 

問い合わせ

  • 飯田市保健センター 保健課 保健指導係  内線 5535