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ラウンドアバウトに関する取り組みについて

ページID:0045764 更新日:2021年7月12日更新 印刷ページ表示

ラウンドアバウトの取り組みについて紹介します

吾妻町のラウンドアバウト      東和町ラウンドアバウト  
吾妻町のラウンドアバウト(環状交差点)         東和町のラウンドアバウト(環状交差点) 

 飯田市では平成22年度から(公財)国際交通安全学会と連携し、吾妻町ロータリー(ラウンドアバウト)交差点において「安全でエコなラウンドアバウトの実用展開に関する研究」を進め、社会実験を実施してきました。
 このことについて、一定の技術的知見も得られたことから、飯田市で今後実施する交差点の整備・改良にあたっては、構造基準に該当する事項や地域全体の交通体系などを検証した上で、関係機関と地域の合意が得られた場合において、ラウンドアバウト型の交差点を採用することとしました。
 飯田市における交差点の整備方針と、社会実験をはじめとするこれまでのラウンドアバウト(環状交差点)の取り組みについてご紹介します。

ラウンドアバウト(環状交差点)とは

 ラウンドアバウト(環状交差点)は、交差点の中央に円形地帯(中央島)が設けられた円形交差点の一種です。車両はこの中央島に沿った環状の道路(環道)を一方向に通行し、それぞれの道路に流出します。環道を走行する車両に優先権があることが最大の特徴であり、環道の交通流は信号機や一時停止などにより、中断されません。
 近年、欧米諸国では安全でエコな交差点の制御方式として、ラウンドアバウト(環状交差点)が積極的に導入されています。

飯田市のラウンドアバウト(環状交差点)の通行方法 (ドライバーの皆さまへ)

 ・平成26年9月1日(月曜日)から、道路交通法の改正に伴い、市内にある東和町と吾妻町のラウンドアバウト(環状交差点)では、進入時の一時停止規制がなくなり、徐行して通行できるようになりました。今まで以上に歩行者や自転車等に十分注意して進入してください。

・環道を走っている車両が優先して走ります。

・環道は時計回りの一方通行のため、反対回りや駐車・停車、バックをしてはいけません。

・自転車は車両として扱われるため、道路の左側端に寄って通行しなければなりません。ただし、児童や幼児、70歳以上の者または身体障害者の場合は歩道を通行することができます。

・【方向指示器(ウインカー)の出し方】
 環道から出る際は直前で左ウインカーを出し、環道から出ます。
 詳しくは関連ファイル「平成26年9月1日以降の飯田市のラウンドアバウト(環状交差点)の通行方法」(PDF)をご覧ください。
 交通ルールを守って安全に気をつけて通行しましょう。

急がば回れ「環状交差点」Start!(長野県警察本部より) (PDFファイル/1.46MB)
【規制標識】
    環状の交差点における右回り通行「環状の交差点における右回り通行」

飯田市のラウンドアバウト(環状交差点)

吾妻町ラウンドアバウト(通称:吾妻町ロータリー)

 昭和22年、中心市街地の約8割を焼き尽くした大火からの復興の際に、吾妻町にラウンドアバウト(通称:吾妻町ロータリー)が設置されました。
 日本では戦後、全国各地に大型の円形交差点が設置されましたが、乗用車の普及とともに交通量が増え、信号機を設置した交差点に置き換えられました。現在全国には約100カ所のロータリー交差点が残っていますが、環道の走行が優先されるラウンドアバウトは、吾妻町のロータリー交差点も含め数カ所のみとなっています。
 平成22年には、(公財)国際交通安全学会と協働して、社会実験を実施しました。
 詳しくは下記「社会実験等の実施]をご覧ください。

東和町交差点(ラウンドアバウトに改良)

 東和町周辺の改良工事については、平成21 年度より関係機関及び地域と協議を行う中で、当初4枝の信号交差点として計画を進めてきました。
 そのような中、平成22年度に実施した吾妻町における社会実験により、技術的な知見も得られ、関係機関の理解が進んだ状況となりましたので、東和町交差点をラウンドアバウト方式により整備することとしました。
 市内では吾妻町に続き、2つめのラウンドアバウトとなりました。
・東和町交差点(ラウンドアバウト)の整備
 平成25年3月24日に東和町周辺の一連の事業により東和町交差点(ラウンドアバウト)が完成しました。

飯田市における交差点の整備方針(平成24年2月)

・交差点の整備方針について
 これまで実施してきた社会実験等により、一定の技術的知見が得られましたので、飯田市で今後実施する交差点整備にあたっては、構造基準に該当する事項等を検証した上で、関係機関と地域の合意が得られた場合においては、ラウンドアバウト(環状交差点)を採用します。

社会実験等の実施

平成22年度の取り組み

・平成22年度の社会実験
 (公財)国際交通安全学会と協働して、吾妻町ロータリーにおいて、路面標示や各種安全デバイス設置を行い、本格的ラウンドアバウトとしての構造改良効果を実道で実証するための社会実験を実施しました。

平成23年度の取り組み

・交差点改良の実施
 平成22年度の社会実験の結果を基に、より安全な交差点を目指して長野県公安委員会と協議を行い、吾妻町ロータリーの交差点改良工事を実施しました。
・平成23年度の社会実験
 (公財)国際交通安全学会と協働して、吾妻町ロータリーの横断歩道部において、横断歩行者感知式注意喚起システム(発光鋲)を設置し、安全性向上の効果について検証を行いました。

「ラウンドアバウトサミットin飯田」の開催

平成26年1月27、28日にかけて、全国初の「ラウンドアバウトサミット」を飯田市で開催しました。

ラウンドアバウト普及促進協議会

ラウンドアバウト普及促進協議会ホームページ(長野県須坂市へ)(外部リンク)

・平成26年9月26日(金曜日)、ラウンドアバウト(環状交差点)の普及を目指す協議会が趣旨に賛同する8自治体にて設立され、初代会長に飯田市長が就任しました。

・平成28年5月9日(月曜日)、定期総会が都内で開催され、今年度より新たに入会された2自治体を含め14自治体にて活動してまいります。詳しくは協議会事務局のホームページ(上記リンク)よりご確認ください。

その他

 平成23年5月18日、市長がアメリカ合衆国インディアナ州カ-メル市で開催された「国際ラウンドアバウト会議」に出席し、社会実験の取り組みや成果について発表しました。

ラウンドアバウトを視察される皆さまへ

関連リンク

(公財)国際交通安全学会ホームページ(外部リンク)

飯田ケーブルテレビホームページ(ラウンドアバウトライブカメラ)(外部リンク)

関連ファイル

飯田市のラウンドアバウト(平成24年7月)(PDFファイル/1185KB)

平成26年9月1日以降の飯田市のラウンドアバウト(環状交差点)の通行方法 (PDFファイル/1.32MB)

地図

飯田市のラウンドアバウトの位置
飯田市のラウンドアバウトの位置

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