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令和7年飯田市議会第1回臨時会 開会市長あいさつ
令和7年飯田市議会第1回臨時会 開会 市長あいさつ
本日ここに、令和7年飯田市議会第1回臨時会を招集し、諸議案についてご審議いただきますことに対し、御礼を申し上げます。
議員各位におかれましては、4月13日に告示されました飯田市議会議員選挙において当選されましたこと、改めてお慶び申し上げます。これからの4年間、飯田市民の代表として、飯田市の発展にご尽力を賜りますようお願い申し上げます。
10人の新人議員が誕生し、議員の顔ぶれも会派構成も変わりました。
新たな市議会に対する市民の皆さんの期待も大きいと思います。
先ほど、正・副議長に選出されました竹村議長、清水副議長におかれましては、議会のまとめ役としてその重責を担っていただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
当選証書授与式でも申し上げましたとおり、市議会の責務の第一は、飯田市という団体の意思を決定することであり、また、申し上げるまでもなく、市政は市民の皆さんのためにあります。
私が目指す市政は、「市民の皆さんの声が届く市政」「市民の皆さんと共に歩む市政」です。
市政に関する情報をできる限り公開し、開かれた場での議論を大切にし、その中から市政のあり方を決めていく、そして同時に、市民の皆さんにも、一緒に考え、一緒に行動していただくことを望みます。
議員各位にも、私のこの市政に臨む基本的な考え方をご理解いただき、市民の皆さんの声をしっかり聴き、この議場に届けていただきますとともに、議場における活発な議論と、市政の最終的な意思決定機関として適切なご判断をいただきますことを改めてお願い申し上げます。
合わせて、市議会と市長・執行機関との関係についての私の考えについても改めて申し上げます。
市議会と市長・執行機関との関係については、よく「車の両輪」と言われますが、私としては、「両輪」という以上は近づき過ぎて「一輪車」となってしまわぬよう一定の緊張感を持った関係が望ましい、さりとて、その「両輪」が互い違いの方向を向いて車が前に進まないということにならないよう、方向を決めたら力を合わせて進んでいくこと、このバランスが大事だと考えております。
少子高齢化が進み、コロナ禍を経て人と人とのつながりが希薄化し、様々なところで人材不足が叫ばれている、また、リニア開通が10年先となり、リニアに寄りかかり過ぎない地に足のついたまちづくりが求められる、当地域にとって言わば正念場のこの時期、市議会と執行機関側とがまさに「車の両輪」として、熟議の上で方向性を定め、市民の皆さんと力を合わせて一歩一歩進んでいくことが肝要と考えます。
私自身も、初心を忘れず、引き続き対話を通じて市民の皆さんのご意見を伺い、また、現場に足を運んで実情を把握しながら、しっかりと舵取りをしていく所存でありますが、議員各位にも、市民の皆さんと向き合い、市民各層のご意見をこの議場に届けていただきますとともに、活発なご議論と適切な意思決定をお願い申し上げます。
さて、本日提案いたします案件は、報告案件10件、人事案件2件の計12件です。
報告案件として、令和6年度一般会計はじめ補正予算に関する専決処分、損害賠償の額を定めるための専決処分についてご報告を申し上げますとともに、議案として、松尾地区財産区管理委員の選任、駄科財産区管理委員の選任についてご提案申し上げます。
このうち、報告第5号「令和6年度一般会計補正予算第8号」は、歳入歳出ともに9億1,763万7千円を減額したものです。
内容としましては、脱炭素先行地域づくり事業や道路整備に係る社会資本整備総合交付金事業の決算見込みに基づく補正や基金の繰り入れ等、特に補正が必要となる事業の予算について、専決処分したものです。
議案の詳細につきましては、後ほど関係部課長から説明いたしますので、宜しくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。
結びに、議員各位の任期4年間のご活躍をご祈念申し上げますとともに、市政運営へのご理解とご協力をお願い申し上げまして、開会に当たってのご挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
※掲出文は原稿ベースであり、実際の発言と異なる箇所があります。