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令和7年飯田市議会第3回定例会 閉会市長あいさつ
令和7年飯田市議会第3回定例会 閉会 市長あいさつ
令和7年飯田市議会第3回定例会を去る9月2日に開会し、本日までの28日間、提案いたしました諸案件を慎重にご審議、ご決定いただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。
特に、令和6年度一般会計及び特別会計の決算につきましては、委員会及び各分科会において、慎重にご審議をいただきました。改めて御礼申し上げます。今後の事業執行、新年度予算編成に反映してまいります。
あと2日で10月。市内各地でもさまざまな催しが予定されております。地域が賑わい、交流が一層深まることを期待しております。
10月4日には、道の駅「遠山郷」がいよいよグランドオープンを迎えます。
9月8日から10日間にわたり実施したプレオープンには、多くの皆さんにご来場いただき、市民の皆さん、観光客の皆さんの期待の大きさがうかがえました。議員各位にも多数ご来場いただき、感謝申し上げます。
来場者の皆さんからは、アンケート等を通じて多くの貴重なご意見をいただき、指定管理者である株式会社遠山GOでは、グランドオープンに向けた改善が進められております。
紅葉のシーズンに向け、大勢の皆さんのご来場をお待ちしております。
10月26日には、第35回峠の国盗り綱引き合戦が開催されます。
信州軍の連勝を期待したいと思います。
また、美術博物館では、11月9日まで遠山郷をテーマにした特別展「山とともに生きる-遠山郷の歩みとくらし-」を開催しております。私も初日の13日に観てまいりましたが、大変見応えのある展示となっておりますので、ぜひ多くの皆さんにご観覧いただきたいと思います。
10月6日には、第33回三遠南信サミットが飯田文化会館で開催されます。
今年度のテーマは、「人口減少時代の広域連携~持続的に成長する地域の創生~」。三遠南信地域の住民の皆さん、大学や研究機関、経済界、行政が一堂に会し、議論を深めます。
全体会では、株式会社日本総合研究所 主席研究員の藻谷浩介(もたに こうすけ)さんが登壇し、「人口減少時代の三遠南信地域、切り拓く未来」をテーマに講演があります。藻谷さんは、平成合併前の全国3,200市町村や海外142ヶ国を訪問した経験を持ち、多方面で知見を発信されており、人口減少という大きな課題に取り組む私たちにとって、示唆に富んだお話が聴ける貴重な機会となります。
議員各位におかれましても、ぜひ、ご参加いただきますようお願い申し上げます。
10月15日には、飯田市戦没者追悼式を開催いたします。今年は、第二次世界大戦の終結から80年の節目の年にあたります。
戦後の日本は、「二度と戦争をしてはならない」という思いを胸に、平和な国づくりを進めてきました。戦後80年が過ぎ、戦争の悲惨さを体験された方々が少なくなる中で、戦争の記憶を次世代へ継承していく重要性はますます高まっています。
今後、戦争の悲惨さや平和の尊さをどのように次世代へ継承していくかについて、私たち自身も考えていく必要があると感じています。
こちらにも議員各位のご参列をよろしくお願いいたします。
11月10日には、中央図書館が開館110周年を迎えます。これを記念した事業として、9月23日には「としょかんマルシェ」を開催し、大勢の皆さんにご来館いただきました。ありがとうございました。
11月15日から30日までは「中央図書館のあゆみ展」を、さらに11月29日には「図書館の明日(あした)を語る会」と題したシンポジウムを開催する予定となっております。ぜひ、この機会に多くの皆さんに図書館へ足をお運びいただきますよう、お願い申し上げます。
なお、現在、5年に1度の国勢調査が行われております。調査員の方がそれぞれのお宅に調査票をお配りしたと思いますので、10月8日までにご回答いただきますようお願いいたします。インターネットによる回答が便利です。市民の皆さんのご協力をよろしくお願いいたしますとともに、議員各位にも会合などでの呼びかけをお願いいたします。
最後に、平成20年11月から4年間、副市長を務められた渡邊嘉蔵氏が去る9月12日ご逝去されました。謹んで哀悼の意を表する次第です。渡邊元副市長は、リニア中央新幹線の誘致をはじめ地域の将来を見据えた事業に多大なご尽力をされました。私自身も、副市長時代から公私にわたり大変お世話になりました。
渡邊元副市長の教えを胸に、今後の市政運営に当たってまいりたいと存じます。
改めて、議員各位の市政に対するご理解とご協力をお願い申し上げまして、本定例会閉会に当たってのご挨拶といたします。
ありがとうございました。
※掲出文は原稿ベースであり、実際の発言と異なる箇所があります。