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今田人形の仕組み
人形の全身
衣裳を着付ける前の人形です。
男の人形は、かしら・肩板・胴輪・手・足からできています。
胴体は肩を形作る肩板に、体のふくらみを表す腰輪を帯芯でつるしたもので、手足は紐で結わえてあります。

かしらの持ち方
かしらは頭と首(のど木)、胴串からなります。
胴串には頭をうなずかせる仕掛けがあり、目や眉や口を動かす仕掛けをもつものもあります。
左手で胴串をしっかりとにぎって、指で仕掛けを操作します。

手
人形の手は、役によって使い分けます。
5本の指が動くもの、関節が動くもの、三味線や琴を弾く専用のものなど、多くの種類があります。

男の足
男の人形の足にはスネの裏側に金具が付いており、足遣いがこれを持って操作します。
一方、女の人形には一般的に足はありません。足遣いは着物の裾を持って動かしたり、形を整えたりして足を表現します。

三人遣い
人形浄瑠璃は太夫(語り)と三味線と人形の三業が一体となった芸能です。
1体の人形を動かすのも3人の人形遣いによる共同作業です。
写真の左は主遣いで、人形の胴串を左手でにぎって人形全体を支え、右手で人形の右手を操作します。
写真右側の左遣いは人形の左手を、中央の足遣いは足(女の人形は着物の裾)を動かします。
3人の息がぴったりと合って、初めて人形が生きてくるのです。


