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飯田文化会館情報誌 toi toi toi!第1号「日本の人形劇の繊細で美しい動きに感動! 伝統の深さにも驚きました」
飯田文化会館情報誌 toi toi toi! 外の視点から見た飯田の文化を紹介するコーナー「A! IDA わたしの視点」。
第1号は「人形劇のまち」として飯田市と友好都市提携を結ぶフランス シャルルヴィル・メジェール市から来日し、昨年5月から飯田文化会館の職員として働いているダコタさんに、日本や飯田市の文化について驚いたこと、感動したことなど話を聞きました。

日本に興味を持ったきっかけは?
中学生の時、愛読していたロック雑誌に載っていた日本の「ギルガメッシュ」というバンドに興味を持ったのがきっかけです。
歌詞は分からなかったけど日本語の響きが「とてもキレイ」と感じて「X JAPAN」や「the GazettE」も聴くようになりました。
また、そのころ友達の間では「NARUTO」や「NANA」など日本のアニメがはやっていたんです。
それを見始めてから、小さな頃に大好きで見ていた「ポケモン」や「おジャ魔女どれみ」が日本のアニメだったことに初めて気付きました。
登場する景色や食べ物を見て「行ってみたい」「食べてみたい」と思うようになり、いつの間にか友達の中で一番の日本のファンになっていました。
学生時代にも何度か来日したんですよね。
初めて日本に来たのは大学2年の時。日仏の交流プログラムで茨城県石岡市のホストファミリーの元で過ごしました。
通りで迷っていたら知らない人が「何か手伝いますか?」と声をかけてくれたり、ホストファミリーのお母さんも自分の子どもみたいに接してくれて優しかった。
日本のいいところを感じて「日本に住みたい」と思うようになりました。
その後、大学3年生、マスター1、2年のときにもインターンシップで来日し、東京の会社で働きました。フランスと日本を行ったり来たりの学生時代でした。
飯田市に来たきっかけは?
大学を卒業後、シャルルヴィル・メジェールの市長に直接「日本で働きたい」と伝えて、友好都市の飯田市に履歴書を送ってもらいました。
令和2年2月にスカイプで面接を受けて採用が決まったもののコロナの影響で出国の見通しが立たず、2年間待ってようやく来ることができました。
飯田市の印象は?
自然がキレイ。どこに行っても山が見えて川もある。町だけど自然がたくさんあるところが好きです。
現在はどんな仕事をしていますか?
書類の翻訳や、AVIAMA(人形劇の友・友好都市国際協会)との連絡業務などを担当しています。
また、龍江小学校とフランスのノートルダム小学校のオンラインによる交流会も準備や調整をして実施しました。
飯田で最初に触れた「文化」は?
ここ、竹田扇之助記念国際糸操り人形館です。
人形の動きが自然。操っていない時は人形なのに、操ると「生きていますか?」と思う。特に首の動きが繊細で驚きました。

文化の違いで驚いた事はありますか?
一般の方が人形劇に参加している事。
シャルルヴィル・メジェール市の「国際人形劇フェスティバル」には、私も友達と毎年のように通いましたが、演者になった事はありません。
飯田の人形劇には小さな子どもたちも学校のクラブがあって、参加していて驚きました。
また、日本の人形劇に深い伝統がある事にも驚きました。
フランスでも歌舞伎や相撲は有名ですが、人形浄瑠璃のように、人形劇にもこんなに深い伝統があることは知らなかったです。
今後の夢は?
フランスと日本の文化をつなぐ活動をしていきたい。
また、個人的には京都や大阪に旅行したり、日本の文化も体験したいです。
初めて日本に来た時は「さくらさくら」の踊りを習ってフェイク桜(※造花)を持ち、浴衣を着て踊りました。
また、最近飯田で「水引」も体験したり、京都でも茶道を体験しました。
ほかにも生け花などやってみたいことがいっぱい。日本の文化にもっともっと触れたいです。

ダコタ・ミドウ さん
1995年、フランス シャルルヴィル・メジェール市生まれ。
母国語である仏語をはじめ、英語、イタリア語、日本語の4カ国語を話すクワドリンガル。
音楽やアニメをきっかけに日本を好きになり、日本への旅行やインターンシップを通じて「日本に住みたい」と考えるように。
2022年5月から飯田文化会館に勤務。
ゴシックロリータやデコラ系など「原宿」ファッションが大好き。


