「夏休み感 満載!!」の南信濃で地域おこし協力隊に(Iターン・水戸さん)
Iターンで飯田市に来られた水戸さんにお聞きしました
移住者氏名 ・ 年 代
水戸 幸恵さん 40代
出身地 ・ 移 住 年 月 ・ 移住先
千葉県船橋市 2017年12月 南信濃地区
家 族 構 成 ・ 職 業
単身 地域おこし協力隊
移住までの経緯・概要
屋久島に17年前から毎年通っていますが、最初に出会ったゲストハウスがとにかく面白かったんです。そこは人との出会い・交流が生み出される場所で、今まで私が経験のしたことのないような印象的な旅となりました。そして、いつしか自分がそんな空間を作りたいと思うようになりました。当時は、東京の品川にある会社でWEBディレクターをしていましたが、ネット上にとどまらないリアルな体験をしたいという思いも後押しし、ゲストハウス経営への思いが強くなっていました。物件探しでは様々な地域を回ったものの、なかなか心に響くものがなく難航していた時に、知人から「飯田市南信濃でゲストハウスのオーナーを募集している」と聞き、訪問してみたところ直感的に自分に合いそうと感じたことがきっかけとなりました。
よかったこと・苦労したこと
南信濃に来ての第一印象は、「夏休み感 満載!!」。山、川、風景すべてが気に入りました。東京ではご近所さんとの会話がありませんが、南信濃はご近所さんどころかすれ違う人とも挨拶が交わされるくらい距離がとても近いです。単身で来ていますが、地域が見守ってくれていると感じることも多く、安心感につながっています。
気温は高いですが、東京に比べて昼間も風がさわやかで扇風機でしのげますよ。
体調面では、アトピーがあり薬を塗っていましたが、南信濃に来て3ヶ月くらいで薬が必要なくなったのにはびっくりしました。規則正しい生活になったのはもちろんですが、遠山川のほとりを歩いたりする何気ない日常の中に感動の景色があったり、いろんな人に声をかけてもらえたり、良い地域で暮らしているなぁとしみじみ思うことがあるので、満足した暮らしができている結果かもしれません。
また、山里の暮らしでは、焼き肉をする機会も多く、鹿やイノシシの肉を頂くこともあります。私はイノシシの肉が好きですが、トマトとイノシシ肉を炊き込んだご飯は絶品です。
南信濃のゲストハウスは平成31年1月のオープンを目標に現在手作りで準備を進めています。人手が足りないので建物の改修に興味がある人、遠山郷を体験したい人などお手伝いいただける方を募集中です。大自然への癒しを求めてくる方も歓迎ですよ。
移住を検討している方へのメッセージ
移住には縁も大切だと思います。私は、知人の縁で南信濃とつながりました。そこに暮らす地域の人とコミュニケーションをとって、自分の直感に従うのも大切だと思います。
都会などからの移住者は、その地域で暮らす人に見返りを求めるものではなく、対等に暮らすということ、都会から来たという意識は捨てると地域にとけ込みやすいと思います。当然ながら都会と地方にはそれぞれにメリットがあり、移住者が暮らしに求める要素がどちら向きなのか、この部分を理解して暮らすことが大切なのではないのかなと思います。
くらしの様子
建物改修作業の様子 改修中のゲストハウス