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ふれあいトーク 親子応援食堂おあがりて&参加者の皆さんと(2025年9月22日)

ページID:0132839 更新日:2025年9月22日更新 印刷ページ表示

 

日 時: 2025年9月22日(月曜日) 17時00分 ~ 18時30分

場 所: 上郷公民館

参加者: 親子応援食堂おあがりてスタッフの皆さん・参加している親子の皆さん

懇談の概要

 親子応援食堂おあがりての活動に参加した親子の皆さんとふれあい、一緒に夕食を楽しみながら今日の子育ての様子や課題を聞きました。また、運営するボランティアの皆さんと、活動の経過や実情について懇談しました。

おあがりて

 

「親子応援食堂おあがりて」設立の思い

 

 子育てと看護師・助産師として病院勤務を両立し生活する中、沢山の患者さんや妊婦さんとの関りを通して、地域で継続的に支援することの必要性を感じていた。その後、飯田市女性起業家養成講座を受講、「助産院の開設」を目標に活動する中で、地域で何が求められているかを知るとともに、地域の親子とのつながりを大事にしたいと考えるようになった。そんなときに思いついたのが「子ども食堂」、社会問題となっている「食材破棄」と「こどもの貧困」をつなぐことができれば、様々な問題の解決の糸口になるのではないかと考えた。「子ども食堂」ではなく、あえて「親子応援食堂」にしたのには、仕事と育児家事で削られてしまう子どもとの時間を、誰かの力を借りることで少しでも増やせれば子育てを頑張れると思えるのではないか。週の真ん中、ご飯を作らなくていい、片付けもしなくていい、ご飯を子どもと食べて帰ったら寝る。そんな日が一日でもあれば親子の笑顔が増えると思い、この「親子応援食堂おあがりて」を始めた。

 

活動状況

・令和6年9月の第1回「おあがりて食堂」を開催以来。1年がたち、9月22日で27回になる。当初は、活動に賛同してくれた元職場の仲間や知り合いが中心となり、食材提供や調理ボランティアで協力してくれた。しかし、ボランティアでの食材提供にも限界があり、地域の力を借りられないかとJAに相談したところ、地元上郷のJA女性部や青年部が食材提供と調理ボランティアとして協力してくれ、現在は毎月2回、約120人(多いと150食)の食事を提供できている。

・利用者の多くは未就学・食学生の子と母(時々父や祖母も利用も)で、準備・片付けに協力してもらえるので助かっている。

・知り合い同士できている方もいるため、新たな知り合いができ、それぞれの交流の場となっている。

・利用目的は 「ご飯を作らなくていい日が欲しい」「子どもとゆっくりご飯を食べたい」「息抜きがしたい」「交流の場が欲しい」の順となっている。

 

参加する皆さんの意見・感想

・近年、親の働き方が長時間化・フルタイム化していて、仕事が終わって保育所等や児童クラブからこどもを連れて帰宅しても、夕食を用意する時間が少ない。そんな中で、このような親子応援食堂の取り組みはとても助かっている。

・こどもとマンツーマンで食事する毎日だと、なかなか親同士の交流の機会がないので、このような場所で、親にも友達ができて、子育てを学び合えるのは嬉しい。

・子育てに自信が持てなくて、精神的に苦しかった時期があったが、「親子応援食堂おあがりて」を知り、スタッフや参加された親子と話すようになって救われた。

・おあがりてのInstagramを見て興味を持ち、参加した。一度来てみたら気軽に参加できる雰囲気だったため、Instagramで情報を見ては参加している。

 

活動の課題

(1)ボランティアメンバーの確保

・一番の課題はボランティアメンバーの確保。「無理なくご協力いただける時間で、短時間でもご協力いただける方」として皆さんにお願いしているが、仕事をしている人も多く、開催日に合わせて時間調節をしてもらっている。

・子育て中の方、農業を営む方など、時間が作れない方も多く、メンバー確保が難しい。

・仕事が終わってから手伝ってくれるとなると、帰宅時間が遅くなってしまう。

 

(2)子育てに関する周囲の理解

・「子ども食堂」は、「貧困家庭」や「シングルマザー(ファーザー)」の方が利用するイメージを持つ人が多くなってしまっている。

・現代の「育児の困りごと」は、物価高の影響もあるが、働きながら子育てする人への人的支援が足りず負担が増えている。(子育て支援の充実は増している)昔は、同居していれば手も口も出してくれる人はいたが、今は家庭内に支援者が少ない。さらに、コロナを経て人とつながる機会が減ることで子育てが孤立しやすいため「生活が苦しい」の意味は人によって全く違う。この時代と共に子育てが変化していることを子育ての困りごとを理解しなければならないが、世代を超えて理解してもらうことは難しい。

 

(3)活動の本当の意味
・子どもたちの居場所はもちろんだが、親の居場所を作ることも必要だと感じている。

・他の親の子育て(子どもへの声の掛け方、対応の仕方など)を見ることは、本やの情報よりも実感しやすく身近なもの。子どもの発達や関りに悩むお母さんたちが、ともに情報交換ができたりすることで、子どもたちの社会性を育むだけではなく、母親たちも共に社会性を育めると感じる。片付け、隣の親子への配慮、ボランティアさんへの感謝の気持ち等、今の子育てでは経験できないことができる重要な場所であると感じている。それをどう伝えるかが難しい。

飯田市へ伝えたいこと

・現状多くの方が利用したいと思ってくれており、それに応えるために努力しているが、ボランティアとして限界があり仕事の傍らで簡単にできるものではない。子育てに「地域の力」が必要であれば、行政と地域が手を取り合って一緒に考えてほしい。また、本当に支援が必要な家庭に届けたくても、本人が手を挙げてくれないと把握することができないため、(個人情報を守る必要性も理解していますが)、情報を持っているそれぞれの担当の方につないで、地域や子育てに関わる組織(こども課・子保育家庭課等)で情報共有をしていただけると嬉しい。補助もしていただけると助かる。