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ふれあいトーク「下伊那園芸農業協同組合のみなさんと」(2023年3月6日)

ページID:0104145 更新日:2023年3月6日更新 印刷ページ表示

下伊那園芸農業協同組合のみなさんから、農業の状況や課題などについて意見交換をさせていただきました。

皆さんから現在の農業の置かれている状況や様々な苦労を直接お聞きしました。農業者の皆さんが安心して農業を続けられる、後継者につなげることができるよう、皆さんの意見を農政に活かしてまいります。

下伊那園芸農業協同組合のみなさんと

日時 2023年3月6日(月) 18:30 〜 20:00

場所 下伊那園芸農業協同組合 会議室

参加者 下伊那園芸農業協同組合組合員 のみなさん

懇談の概要

現状と課題

みなさんから

  • 息子が農業では食べていけないから跡を継げないと言っている。生産コストは上がったが、果実価格は上がらない。農業をやっていくのは至難である。
  • 最低賃金が上がり、今後人手の確保が困難となることが懸念される。農作物の価格が上がらない中で人件費が上がっていくと人手が確保できず、農業が続けられるか心配である。
  • 開発が進んでいる地域では、農業を次の世代に引き継ぐ際、特に農業振興地域でないところは税対策が大変である。
  • ロボット草刈機を導入するなど省力化に努めている。自分の子どもには農業の苦労を言わないように心がけ、農業の楽しさを伝え、アルバイト代を払って手伝いをさせている。年中無休ではなく趣味を持ち、休みも取っている。子どもに農業は儲からない、とか暮らしていけない等と農業に夢がなくなるようなことを言ってはダメ。希望を与えるような言い方が必要だと思う。
  • 食を作る産業は大事。お金を出せば食料が買える時代は終わる。農地の住宅地化が進み、農業がやりにくくなった。酪農はもっと大変。
  • 農家は直売所を除いて、価格を自分で決められないし、価格転嫁をすることが難しいので悲しい。
  • 昔は農地を手放さなかったが、今は売りたい、無償でも良いので借りて耕作してほしいという意向ばかりである。平らな農地が相当遊休農地化している。
  • 高齢者から園地を継承し、遊休農地にしないように再整備、再植に関する支援をしてほしい。
  • 婦人部のメンバーが減ってきている。自分は農家へ嫁いで農業をやっているが、現在は嫁いできても農業を手伝う引き継ぐ人が減ってきている。50代以上は就農支援制度がない。年金支給の年齢も上がっているので支援制度があると良い。
  • 国県の補助事業は、面積要件や基準が厳しすぎて中山間地域が多い当地域では受けるのが難しい。申請書類も複雑である。
  • 行政の支援は書類が難しいので、簡素化を希望したい。書類の書き方説明会などを開いてもらえると良い。
  • 10年以上前にワーキンホリデーに来て土地が気に入り移住してきた夫婦がいる。ワーキングホリデーは良い制度だと思う。
  • 大学生の農業実習のような形を増やせないか。夏休みに1週間位公民館に泊まって農業実習をする形などはどうか。

市長から

  • 本日は皆さんから直接様々なお話をお聞きして、現在の農業の置かれている状況や課題を知ることができた。皆さんからお聞きした課題について、市で対応できるものについては、担当部署と今後の施策を検討して実行していきたい。県や国に対して働きかけが必要なものに対しては、様々な機会に働きかけを行っていきたい。