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ふれあいトーク「伊賀良地区寿サロン・菊の会のみなさんと」(2024年4月3日)
伊賀良地区寿サロン・菊の会のみなさんと、各団体の活動内容や今後の活動について懇談しました。
会員は80代から90代の方々で、一人ひとりの日頃感じていることをお話しながら温かい懇談となりました。
日時 2024年4月3日(水) 13:30 ~ 14:00
場所 飯田市役所 A203・204
参加者 伊賀良地区寿サロン・菊の会のみなさん
懇談の概要
経過と活動内容
みなさんから
- 寿サロンは、代表である嶋井さん(93歳)が発足してから今年で10周年を迎えた。高齢者の生きがいづくりやひきこもり防止のために、毎月2回会員が集まり交流している。
- 菊の会は、30年前に発足し、独居高齢者にも元気に社会参加してほしいという思いで年3回ほど活動している。
- 高齢化が進むにつれて会員は年々減少し、 コロナ禍で3年間活動ができなかったこともあり、このまま閉会しようと考えていた。しかし、市の広報誌で市長さんから「コロナとおつきあいしながらできることをやりましょう」という呼びかけをきっかけに、再び活動を始めることができた。
- この会への参加を楽しみながら、健康に歳をとりたいと思っている。高齢化が進むにつれ、何十年後かには介護保険料を20代の人たちからもいただかなければいけなくなるという話を聞き、こんな若い人たちに迷惑をかけてはいけないという思いがある。
- ぜひ市長さんにも、この会へ足を運んでいただきたい。
市長から
- 80代で会を発足させるというのは素晴らしいことだと思う。伊賀良地区内でこのような活動をしている方々がいることを全市的に知ってもらうために、今後は広報活動も行っていくのはどうか。
- 今年度はつながりを再生したいと思っている。能登半島地震の被災地でも、人と人とのつながりがある地域は、自分たちで避難所を運営して助け合い、行政に頼らないで乗り越えているため、つながりは大変重要だと思っている。コロナ禍で公民館活動等が減り、人と人のつながりが薄れてしまったと感じる今、寿サロンや菊の会のような活動はつながるきっかけになるので、これからも続けてほしい。
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介護保険制度は社会全体で支えましょうという制度なので、若い世代が保険料を払うことに対して迷惑をかけると思う事はないと思っている。今の時代において、介護保険を使いながら長生きする社会になってきているが、介護保険を使わず、みなさんのように元気でいらっしゃる方が大勢いることが大事だと感じている。