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令和5年飯田市議会第3回定例会 開会市長あいさつ

ページID:20230301 印刷用ページを表示する 掲載日:2023年8月30日更新

令和5年飯田市議会第3回定例会 開会 市長あいさつ

 本日ここに、令和5年飯田市議会第3回定例会を招集し、令和4年度飯田市一般会計歳入歳出決算認定をはじめとする諸案件についてご審議いただきますことに対し、御礼申し上げます。

 この夏は、4年ぶりに「いいだ人形劇フェスタ」、「飯田りんごん」、「時又灯ろう流し」などのイベント・行事が通常開催されました。
 どの行事も新型コロナウイルスに翻弄された3年間を吹き飛ばすかのような熱気に包まれ、多くの人出で賑わいました。市民の皆さんの「待っていた」「待ちわびていた」という思いを肌で感じた次第です。
 特に、いいだ人形劇フェスタでは、107の会場で国内外の222劇団による363ステージの人形劇が行われ、友好提携を結んでいる韓国の春川(チュンチョン)や台湾の雲林(ウンリン)など海外からお迎えした8劇団による人形劇公演も行うことができました。
 全国の、そして海外の劇人の皆さんが、飯田に来ることを待ち望んでいてくれたこと、多くのお客様に4年ぶりに飯田の人形劇の夏を楽しんでいただけたことを、大変うれしく思っております。
 運営に携わっていただいた実行委員会の皆さんを始め、多くのボランティアの皆さんによる献身的な活動、支えに対しまして、改めて敬意と感謝を申し上げます。

 いいだ人形劇フェスタが開幕した8月3日には、JR飯田駅開業100周年の記念式典を開催いたしました。
 式典には、鉄道建設に貢献された伊原五郎兵衛翁の子孫にあたる伊原江太郎さんをはじめ、飯田市産業親善大使の小沢あきこさん、ニッチローさんなど関係する皆様をお迎えし、飯田駅の開業100周年を祝うことができました。
 飯田線は、開業以来今日まで、地域の人々の足となり、産業や文化の発展に寄与してきました。近い将来、リニア中央新幹線が開業しますと、世界で最も早いリニアで飯田へ来て、ゆっくりと走る飯田線で伊那谷の渓谷美を楽しむという、鉄道ファンにはたまらない、そして、外国からの皆さんにも楽しんでいただける観光路線としての飯田線が、大きく花開くものと期待しています。

 また、JR飯田駅とは違った意味で飯田のまちを創り、今や飯田市のシンボルである「りんご並木」が、今年、誕生70周年を迎えます。
 70周年を記念する事業の一環として飯田東中学校の生徒の皆さんが挑戦した、りんご並木のプレート改修資金を調達するクラウドファンディングが、多くの方からのご支援をいただいて無事成功したとの知らせを受け、大変喜ばしく思っております。
 ご支援とともに寄せられたコメントを拝見しますと、改めてりんご並木が積み重ねてきた歴史や魅力を確認することができ、りんご並木を今後も大切に守っていかなければならない、そのような思いを新たにしました。
 来る9月30日には、飯田東中学校の生徒の皆さんを中心に、りんご並木70周年の記念式典が開催されるとお聞きしています。
 りんご並木70周年を機に、その原点である「自分たちのまちを自分たちの手で良くしていこう」という「ムトス」の精神に立ち返り、今後のまちづくりを進めてまいりたいと思います。

 今月は台風6号、7号と立て続けに2つの台風に見舞われました。被災されました地域の皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。
 幸いにも当地域には影響が少なく、大事には至らなかったわけですが、少しコースが違えば甚大な被害となった可能性もあります。
 鳥取県で勤務した経験のある私としては、荒れ狂う千代(せんだい)川の様子を報道で何度も目にするにつけ、「あの千代川が」と驚くとともに、他人事とは思えず、災害に強いまちづくりが重要であることを改めて痛感いたしました。
 また、先週土曜日8月26日の夜には、飯田市内で10分間の雨量が観測史上最大の26.0ミリを記録する激しい雷雨がありました。人的被害の報告は受けておりませんが、一部市道が冠水して通行止めとなりご迷惑をおかけしたほか、一部地域では停電が発生するなどの影響があったと把握しております。やはり、他人事と考えていてはいけないと思った次第です。
 本年は、4年ぶりとなる地震総合防災訓練を9月3日に実施いたします。
 市民の皆さんには、各地区の防災訓練に積極的に参加していただき、いつ起きてもおかしくない自然災害に対する備えをお願いしたいと思います。

 さて、本日提案いたします議案は、報告案件2件、人事案件1件、条例案件3件、一般案件6件、予算案件2件、決算認定13件の計27件です。

 議案第79号「令和5年度一般会計補正予算第4号案」は、歳入歳出ともに5億2,000万円余を追加したいとする補正予算です。
 主な内容は、原油価格・物価高騰対策として、今年度既に予算計上している「学校給食」「社会福祉施設」「指定ごみ袋」に係る支援を引き続き継続する事業のほか、信州の南の玄関口である遠山郷の観光拠点としての整備を目指す「道の駅遠山郷」の実施設計業務や温泉の源泉掘削に向けた経費などを計上しております。
 なお、道の駅再整備につきましては、後ほど詳しく申し上げます。

 第3回定例会は決算認定を中心とする議会となりますので、令和4年度決算の概要についてご説明いたします。
 一般会計に墓地事業及びケーブルテレビ放送事業の両特別会計を合算した「普通会計」の決算では、歳入が512億800万円余、歳出が503億8,100万円余で、実質収支は6億4,900万円余の黒字、実質単年度収支は1億6,900万円余の黒字となりました。
 歳入では、市税において、事業収入が減少した中小企業に対する軽減措置終了などの影響により前年度より若干増となったものの、普通交付税の追加交付額や臨時財政対策債の発行可能額が大幅に減少したため、歳入一般財源は大幅減となりました。
 一方、歳出では、原油価格・物価高騰への対応について、国の交付金を活用しつつ、個人支援や事業者支援等をその時々の状況に応じて実施してきましたが、前年度に実施した低所得世帯や子育て世帯への給付金事業などが減少したことで、歳出全体では前年度より若干減となり、決算の規模としては、過去3番目の大きさとなりました。
 地方税等の増により一定の財源確保ができましたので、今後の財政出動に備えて財政調整基金に4億7,000万円余を積み立てたところです。
 財政健全化判断比率のうち、実質公債費比率については、標準財政規模が縮小したことなどから、前年度比で0.1ポイント上昇し7.6%となりました。
 また、将来負担比率は、地方債の償還が進み地方債残高が減少したことや、財政調整基金等の充当可能な基金が増加したことから、前年度比で14.0ポイント低下し8.8%となりました。
 これらの指標につきましては、早期健全化基準等に照らしても問題はなく、健全な財政状況であると捉えています。
 一方、財政状況を表す指標である経常収支比率は88.1%となり、前年度比で1.8ポイント上昇しました。
 こちらについては、引き続き財政構造が硬直化傾向にあることを示していることから、一層の財政基盤強化と行財政改革を推進し、持続可能な財政運営に努めてまいります。

 ここで道の駅遠山郷の再整備について申し上げます。
 議案第74号「工事請負契約の締結について」は、新規源泉掘削工事の準備が整ったことから、落札業者との工事請負契約の締結について、議会の議決を求めるものです。
 また、議案第79号「令和5年度一般会計補正予算第4号案」における、道の駅遠山郷の再整備に向けた予算としましては、施設改修に係る基本設計業務が完了したことから、引き続き、実施設計業務を行うための委託料を計上するとともに、新たな源泉掘削に伴い、これまで使用してきました既存設備の撤去工事費を計上するものです。
 基本設計業務が完了しましたので、今定例会の中で、施設改修の方針と道の駅再整備に係る事業費の全体像をお示しし、議会のご意見を頂きたいと考えております。
 本年5月には、三遠南信自動車道の最難関箇所である青崩峠のトンネルが貫通しました。
 トンネルの開通までには信州の南の玄関口として重要な役割を持つ道の駅遠山郷を再整備したいと、常々申し上げてきたところですが、令和7年の秋には、かぐらの湯を含めた道の駅遠山郷をグランドオープンできるよう、進めてまいりたいと考えております。

 最後に、4年制大学の設置について改めて申し上げます。
 昨日の全員協議会で申し上げましたとおり、4年制大学は、リニア時代のまちづくり、産業振興の核を成すものとして、この地域にとって不可欠であると考えています。
 広報いいだ9月号のコラムでも書きましたが、4年制大学の設置は、宮澤芳重さんをはじめこの地域の先人たちがずっと願い、取り組んできたことであり、今回の信大の方針が思い通りではなかったからといって、意気消沈しているわけにはまいりません。
 「どんなに失敗をしても、成功するまで頑張ることが出来れば、夢は叶う」という、栗山英樹さんが色紙に残してくれた言葉を胸に、「必ず形にする」という強い決意を持って、大学のあるまちづくりを一歩一歩前に進めてまいります。
 議員各位、市民の皆さんのご理解と御協力をよろしくお願いいたします。

 以上申し上げまして、開会に当たってのご挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 

※掲出文は原稿ベースであり、実際の発言と異なる箇所があります。