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令和7年飯田市議会第2回定例会 閉会市長あいさつ
令和7年飯田市議会第2回定例会 閉会 市長あいさつ
令和7年飯田市議会第2回定例会を去る6月5日に開会し、本日までの23日間、提案いたしました諸案件を慎重にご審議、ご決定いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。審議の過程でご指摘いただいた点につきましては、執行に当たり十分に意を配してまいります。
また、改選後初めてとなった一般質問では、登壇された議員各位から、それぞれ、市民を代表する立場でご質問・ご意見を頂きました。初当選の議員の皆さんのご質問をお聴きし、私自身も、初心にかえる機会をいただいたように思います。改めて、「対話と現場主義」を旨として、市政運営に邁進してまいります。
去る6月7日には、信州大学がエス・バードに開設した「次世代空モビリティシステム共同研究講座」開講式が、中村宗一郎学長もご臨席の下行われました。
同講座は、平成29年に開設された「信州大学航空機システム共同研究講座」を発展的に承継する形で開設されたもので、学生たちからは、「空の未来を形作る」という力強い宣誓がありました。
地域に根差した先進的な教育研究の場として、ドローンや空飛ぶクルマをはじめとする次世代空モビリティ分野の人材育成と当地域の航空機産業のさらなる振興に貢献していただけるよう、飯田市としても引き続き支援してまいります。
ここで、今拓久真(コン タクマ)産業経済部参事の異動について申し上げます。
財務省より本市へ派遣いただいておりました、今参事の派遣期間が、6月30日をもって満了となります。
今参事には、飯田市職員として3年間、只今ご紹介した次世代空モビリティシステム共同研究講座の立ち上げ、地域ポイント付与による地域通貨の実証研究など、多岐にわたる課題に対し、幅広い知見と豊富な経験に基づいて、精力的に取り組んでいただきました。これまでの市政への多大なるご尽力に深く感謝申し上げますとともに、財務省でのますますのご活躍をご祈念申し上げます。
なお、今参事の後任には、同じく財務省から浅野智亮(アサノ トモアキ)氏をお迎えすることとなっております。
6月11日から、東野地区をスタートに、今年度の「市長と語るまちづくり懇談会」を開催しております。22日には橋北地区、25日には羽場地区とこれまでに3地区の懇談会を終えたところですが、今年度のまちづくり懇談会においては、持続可能な社会総合研究所の藤山浩さんに依頼している各地区の人口動態分析の結果を私からご説明し、どの世代をどのくらい増やすことができれば地区の人口を安定化させることができるかを具体的にお示ししています。
人口減少への取組を各地区で自分事化し、それぞれの地区に合った取組を具体的に考えていく機会としたいと思っております。
議員各位におかれましても、それぞれの地元で開催されるまちづくり懇談会にはぜひご参加いただき、一緒に考えていただければと存じます。
週が明ければ、いよいよ7月。今年も後半戦に入ります。
8月7日から10日には、「いいだ人形劇フェスタ2025」が開催されます。今年度は『もっと わくわく』をテーマに掲げ、全国各地から人形劇団や多くの観劇者を迎えるべく、実行委員会を中心に着々と準備が進められております。観る人、演じる人、支える人、それぞれが“もっと楽しみ、もっと心おどる”4日間となることを期待しております。
8月9日には「飯田まつり 第44回飯田りんごん」も開催されます。今年度の飯田りんごんでは、伝統ある「正調おどり」に加え、「アレンジ部門」や「コスチューム部門」が復活し、趣向を凝らした内容となる予定です。
夏の風物詩として親しまれている「いいだ人形劇フェスタ」と「飯田りんごん」、そして市内各所で行われる夏祭りや花火大会により、飯田市中が大いに賑わうことを期待します。
暑い夏を市民の皆さんとともに乗り切り、引き続き、先頭に立って市政運営に当たってまいります。議員各位の市政に対するご理解とご協力を改めてお願い申し上げまして、本定例会閉会に当たってのご挨拶といたします。
ありがとうございました。
※掲出文は原稿ベースであり、実際の発言と異なる箇所があります。