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令和8年飯田市議会第2回定例会 閉会市長あいさつ

ページID:202600619 更新日:2026年6月19日更新 印刷ページ表示

令和8年飯田市議会第2回定例会 閉会 市長あいさつ

 令和8年飯田市議会第2回定例会を去る5月29 日に開会し、本日までの22 日間、提案いたしました諸案件を慎重にご審議、ご決定いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。審議の過程でご指摘いただいた点につきましては、執行に当たり十分に意を配してまいります。

 今定例会の開会あいさつでは、防災をテーマにお話をいたしました。
 去る6月7日に開催されました「飯田市消防技術大会」では、消防団員の皆さんが、仕事と家庭との両立を図りながら訓練を重ねてこられた、その成果を遺憾なく発揮されました。長谷部春生議員におかれましては、優秀番員賞を受賞され、敬意を表します。出場選手のみならず、市民の安全安心を守るという強い使命感のもと、日々活動されている消防団員の皆さんに深く敬意を表しますとともに、その活動を支えていただいているご家族や企業の皆さん、地域の皆さんに改めて心から感謝申し上げます。

 16日から始まった今年度の「市長と語るまちづくり懇談会」では、伊那谷断層地震、南海トラフ巨大地震などの大規模災害が起こった場合に各地区でどのような被害が想定されるかを調査した防災アセスメント調査の結果をもとに、各地区において具体的にどのような備えをしておくべきかについてお話しすることとしております。想定される被害をいかにして減らすか、そして、より実効性のある対策とは何かについて、地域の皆さんとともに考えるきっかけにしたいとするものです。
 災害時における被害を最小限に抑え、またいち早く立ち直るためには、「公助」を待つだけにならないよう、「共助」の力を培っておくことが大変重要になります。
 話の中で各地区の特徴的なウイークポイントをお示ししますので、それを基に、各地区で防災訓練のやり方や地区防災計画の見直しの議論を深め、「共助」の力を高めていただきますとともに、訓練や話し合いをきっかけにして、新たなつながり、顔の見える関係づくりに結び付けていただけるよう、市も一緒になって取り組んでまいります。

 ライフラインの確保は、災害時における最も重要な課題の1つです。
 本市の水道事業につきましては、主要施設の耐震化を含む長期の施設更新計画を立てた上で、「飯田市水道事業経営戦略」に基づき、健全な事業運営に努めているところですが、大きく変動する社会情勢を踏まえ、今後の事業費や収支の見通し、また料金のあり方について総合的な検証を行いましたところ、将来にわたり、安全でおいしい水道水を安定的に供給していくためには、現行戦略の大幅な見直しが避けられないとの判断に至り、去る3月23日、飯田市上下水道事業運営審議会に対し、昨今の急激な物価高騰も踏まえ、できる限りの抑制策を講じた上で、大変心苦しいながら平均改定水準18%の料金改定を令和9年4月1日から実施したい旨の諮問を行いました。
 審議会では、水道事業の継続に必要な施設の改修・更新に伴う事業費の増加について、物価高騰に直面されている市民の皆さんにご負担いただくことが適当かどうかという、大変難しい課題に対し、複数回にわたり慎重かつ真摯なご議論を重ねていただきました。
 その結果、去る6月15日に審議会から、「水道事業の継続と市民の負担を総合的に検証し、多くの委員が悩んだ末の苦渋の決断」として、5項目の附帯意見を附した上で、諮問どおりとすることが適当との答申をいただいたところです。
 市といたしましては、審議会の皆さんが、市民生活への影響を深く憂慮されながらも、将来を見据え、大変な思いで結論を出していただいた、この答申内容を真摯に受け止め、今後、条例改正に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。

 今議会の一般質問においても、移住・定住に関する議論がいくつかありましたが、上村保育園及び和田保育園で実施している「ショート留学」について、今年度は、本日6月19日現在で、11組の親子からお申し込みをいただいており、それぞれ1週間から1か月程度の滞在が予定されています。
 参加される皆さんには、お子さんに保育園に通っていただきながら、ご家族にはお試し住宅での滞在を通して遠山郷での暮らしを体験していただきますが、これまでに、このショート留学を通じて、親子2組が実際に移住をされており、令和4年度から始めた取組みが着実に実を結びつつあると受け止めております。
 住宅の確保などの課題はありますが、「いいだ型自然保育」や「ショート留学」について、さらなるPRに努め、飯田の魅力に共感する方々を増やし、移住・定住や「関係人口」「共創人口」の拡大につなげていきたいと思いますので、議員各位にもご協力のほどよろしくお願いいたします。

 7月11日からは、本年3月、飯田市千代出身の古生物学者・長谷川善和(はせがわ よしかず)博士が長年にわたり収集された貴重な化石標本群「長谷川善和コレクション」5,690点が、飯田市美術博物館に寄贈されたことを記念して、10月4日までの期間、企画展「古生物学の系譜~鹿間時夫と長谷川善和~」を開催いたします。
 本展示では、長谷川博士の業績とともに、飯田高松高校時代の恩師であり、日本の古生物学を牽引された鹿間時夫博士との業績を併せて紹介することとしております。古生物学の魅力とともに、標本を次世代へと受け継いでいく「標本継承」の大切さを、多くの皆さんに感じていただける機会となることを期待いたします。
 貴重な標本群をお寄せいただきました長谷川博士に対し、市民を代表して心より感謝と敬意を申し上げますとともに、議員各位をはじめ、市民の皆さんにも、ぜひこの機会に、飯田市美術博物館へ足をお運びいただき、貴重な化石標本をご観覧いただきたいと存じます。

 7月30日からは、いいだ人形劇フェスタが始まり、8月1日には、飯田りんごんが開催されます。
 長野県知事選挙の関係もあり、例年より少し早い飯田の夏の祭典となりますが、議員各位をはじめ市民の皆さんに奮ってご参加いただき、猛暑を吹き飛ばすような盛り上がりとなることを期待いたします。
 以上申し上げまして、閉会に当たってのご挨拶といたします。
 ありがとうございました。

 

※掲出文は原稿ベースであり、実際の発言と異なる箇所があります。