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飯田市の地勢
飯田市の地理的特徴をご紹介します
飯田市は、長野県の最南端、伊那谷の中央に位置し、西北部は木曽山脈により木曽郡に境し、東北部は上伊那郡飯島町および下伊那郡松川町ほか3町村に接し、南西部は、県内5ヶ村ほか静岡県2市に隣接しています。
地理的に飯田盆地と南部高原の一部に大別され、市の中央部を北から南へ天竜川が流れています。
南アルプスと中央アルプスに挟まれた本市域中、天竜川最下流部(標高約300m)から南アルプスの聖岳(標高3,013m)まで、標高差2,700mを超える我が国最大級の谷地形の中に、何段にも形成された段丘や、日本で一番長い断層である中央構造線が刻んだ遠山谷などがあり、我が国でも有数の美しさと変化に富んだ地形をしています。
天竜川沿いには水田が多く、段丘上やそれに続く扇状地には果樹園が散在します。また、段丘崖には樹木が繁茂し、景観の中に緑の帯を形づくっています。周囲および南部高原地帯は、急斜面で水利のよい場所には水田がありますが、
主として山林で中には標高2,000mを超える山々があり、大自然の中に美林が繁茂しています。山あいには谷地田が、日当たりの良い傾斜地には段々畑が点在し、美しい農村風景をつくっています。