【提言】飯田市で３人目を産み育てるメリットは

やらまいか提言箱にいただいた提案内容と回答を紹介します

提言

現在、第３子を考えていますが近年の物価高騰などから悩んでいます。

産まれてからたくさんの出費が必要となります。子どもはほしいけど、金銭的な理由で諦める方が多いと思います。

例えば、２人目の時にいただいた補助券(家事支援や育児支援)はほとんど使用していないので、余った券をオムツに変換していただけないでしょうか。

また、３人目は１年間のオムツ代支給、育児グッズが選べるなど、他県で行っている支援を飯田市でも検討いただけないでしょうか。

さらに、体外受精での妊娠は、凍結胚の更新代や体外受精費用などもかかるため、妊娠、出産までのハードルも高いのが現状です。助成はありますが、半額の支払いは負担が大きいと感じています。

少子化が進む昨今、飯田市で３人目を産み育てるメリットはありますか？

また、市独自で行っている支援はありますか？

市からの回答

３人目のお子さんを飯田市で産み育てることについて、ご相談とご提案をいただきありがとうございます。

飯田市では、３人以上のお子さんを生み育てる希望に寄り添い、子育て生活を支援するため、国の制度等を活用しつつ、主に次の１～６の経済的支援を実施しています。

１　児童手当の多子加算について

児童手当は、18歳年度末までのお子さんを養育する保護者への経済的な支援として支給している手当です。支給金額は３歳未満が月額15,000円、３歳以上18歳年度末までが月額10,000円ですが、お子さんを同時に３人以上養育している場合は、22歳の年度末までのお子さんの人数により加算があり、第３子以降の手当額は、多子加算として月額30,000円に増額される仕組みとなっています。

※１　多子加算のカウント方法は、大学生に限らず22歳年度末までの上の子について、親等の経済的負担がある場合がカウント対象です。　【保育家庭課】

２　多子世帯の保育料の軽減

保育料の軽減としては、同一生計の22歳未満の兄や姉から数えて２人目以降のお子さんが入所している場合、第２子２歳児クラスの保育料を無償としています。第２子の０・１歳児クラスの保育料は半額、第３子以降の保育料は無償としています。※ 第２子保育料無償化は、飯田市の独自制度です。【保育家庭課】

３　家事支援や育児支援の助成券を使用しない場合のクーポン化

家事育児支援の助成券は、産後にゆとりをもって過ごせるよう自宅へヘルパー等を派遣し家事や育児をサポートすることを目的に実施しています。体調がすぐれない時、家族の支援が受けられない時、上にお子さんがいて手助けが必要な時などにご利用いただける目的の事業のため、申し訳ございませんがオムツなどに交換することはできかねます。なお、令和７年４月から利用期間を「妊娠中から産後１年未満まで」拡大し利用しやすいように改善を行います。今後も子育て環境や子育て家庭の現状に合わせて、お子さんとの生活を楽しみ、充実した子育てが送れるように必要な支援を検討してまいりますのでご理解いただきますようお願いします。【保健課】

４　体外受精の費用の1/2補助率の拡大

不妊治療については、令和４年４月から体外受精など基本治療はすべて保険適用となり、治療費が高額な場合の高額療養費制度等も医療保険で取り扱われるようになりましたが、年齢制限や治療回数の制限のある医療制度となっています。現在、飯田市では年齢制限を設けず保険適用と適用外の両方を対象とし、上限額を設けて助成しています。治療に係る経済的・精神的負担を軽減し、公平で効果的な助成制度であるよう他市町村の動向等をみながら研究してまいります。【保健課】

５　紙おむつ処分費の経済的支援

令和６年度より、紙おむつ処分費の経済的支援として、可燃用ごみ袋（大30枚）や紙おむつ携帯用バックを、主任児童委員が生後４ヶ月頃の訪問時にお届けしています。主任児童委員は妊婦さんやこども子育て家庭を応援する地域の方ですからお気軽にご相談ください。【こども課】

６　その他

市では引き続き「飯田（ここ）で生んでよかった。育ててよかった。」と感じられるまちづくりをしてまいります。

なお、飯田市こども課では、公式ホームページ「飯田市子育てネット」のほか、ゆいきっず広場公式instagramでも、子育て情報や、お出かけ・イベント情報など発信しておりますので、ぜひ参考になさってください。

ご案内

回答の担当課　

保育家庭課・こども課・保健課