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【提言】平和への黙祷について
やらまいか提言箱にいただいた提案内容と回答を紹介します
提言
以前住んでいた市では、8月6日・9日の原爆投下時刻に合わせ、防災無線によるサイレンが鳴り市民が黙祷を捧げる習慣があり、小さい頃からその音に合わせて黙祷を捧げ、平和について考える時間を自然と持ってきました。飯田市では、そのような黙祷の呼びかけがなく、8月6日や9日を何事もなく過ごしてしまっている現状に、どこか申し訳なさを感じています。
飯田市では、平和への思いや祈りを共有するための活動や黙祷の呼びかけなどを、何かの理由で実施しない方針となっているのでしょうか。それとも、かつては行われていたけれど廃止された経緯などがあるのでしょうか。市として平和を願う姿勢を示すことは、子どもたちをはじめ市民一人ひとりの意識を育むうえでも大切なことだと考えます。
市からの回答
平和への願いと、原爆犠牲者の方への深い追悼の気持ちに心より敬意を表します。
原爆死没者を悼み平和を祈念することの重要性については深く認識しており、市役所庁舎内及び関連施設では黙とうのアナウンスを実施しております。
一方、当市での防災行政無線の運用につきましては、火災や行方不明者の告知など、人命に関わる緊急性の高い情報を広く市民の皆さまに知らせる手段として限定的に使用しているため、防災行政無線を用いての黙とうの呼びかけは控えております。
今後も市民の皆さまと共に、平和の尊さを考え、犠牲者の方々を追悼する機会を大切にし、広報いいだやホームページなどを通じて黙とうを呼びかけるよう努めてまいります。
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回答の担当課
福祉課