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ワークショップ 「齊藤俊江著『地域史をひらく 満洲移民と飯田遊廓』を読む」を開催しました(飯田市歴史研究所)

ページID:13853101 更新日:2026年6月20日更新 印刷ページ表示

齊藤俊江著
『地域史をひらく 満洲移民と飯田遊廓』を読む

地域史をひらく満州移民と飯田遊郭の表紙

【日時】
 2026年6月6日(土曜日)13時30分〜17時

【会場】
 飯田市役所C棟3階会議室(オンライン受講併用)

【報告者】
 満洲移民史の立場から 小林信介さん(金沢大学)
            松葉孝子さん(満州移民を考える会)
 地域史の立場から 大串潤児さん(国立歴史民俗博物館、歴史研究所顧問研究員)
 遊廓史の立場から 加藤みゆきさん(飯田女性史研究会)
 コメント 齊藤俊江さん

ワークショップ会場写真1ワークショップ会場写真2

 2026年6月6日午後に、飯田市役所においてワークショップ「齊藤俊江著『地域史をひらく 満洲移民と飯田遊廓』を読む」を開催しました。
 昨年10月に刊行された齊藤俊江さんの新著は、飯田下伊那の満洲移民や飯田遊廓(二本松遊廓)などに関するこれまでの研究をまとめたものです。齊藤さんの研究は、一貫して渡満者や女性(娼妓)といった社会の中で弱い立場に置かれた人びとに寄り添って、地域の歴史を描き出そうとしたところに特徴があります。今回の書評ワークショップでは、満洲移民研究・女性史研究・地域史研究の側面から本書を取り上げ、その意義と課題について考えました。
 大串潤児さん(国立歴史民俗博物館、歴史研究所顧問研究員)の報告では、齊藤さんの研究を「人間性の解放」=「人間の自由」の実現を求めたものと理解し、その視点から本書を読み解いて、地域史研究の論点と今後の課題が明らかにされました。
 小林信介さん(金沢大学)の報告では、満洲移民研究を専門的に研究されてきた立場から、満洲移民研究全体の動向の中における齊藤さんの研究の意義が述べられました。
 松葉孝子さん(満州移民を考える会)の報告では、10年以上にわたって齊藤さんとともに下伊那の満洲移民や近現代史を考えてきた経験を踏まえながら、齊藤さんの活動の足跡と研究の成果が検討されました。
 加藤みゆきさん(飯田女性史研究会)の報告では、同じく20年以上にわたって齊藤さんと研究会で共に活動してきた立場から、齊藤さんの飯田遊廓(二本松遊廓)研究に対する理解が示されました。
 4本の報告後、齊藤さん自身が今後の研究課題について述べ、さらに質疑応答が行われました。そこでは、齊藤さんの地域史研究の捉え方や、遊廓史研究における男性(遊客)の問題などに関して意見が出されました。
 参加者は会場とオンラインをあわせて約100人にも及び、盛況なワークショップとなりました。

関連ファイル

ワークショップチラシ (PDFファイル/287KB)

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