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【提言】飯田焼肉のアピールポイントは
やらまいか提言箱にいただいた提案内容と回答を紹介します
提言
「焼肉のまち」について、どの町にも焼肉店がある中で、店舗数が多い事が観光客を呼ぶ魅力になるのですか。
飯田でしか食べられない部位や、有名店など、市民としてもアピールポイントがよく分からないので教えてください。
市からの回答
飯田焼肉のアピールポイントを挙げるとすれば、「マトン」「内臓食」「ジビエ」「焼肉好き市民」ということではないかと思います。
戦前から戦後にかけて飯田で盛んに行われていた綿羊の飼育を契機として、飯田の人にとって焼肉と言えば「マトン」が定着しています。これがないと焼肉が始まらないとまでいう人も少なくありません。
また、食肉公社があった飯田市では、新鮮な肉と一緒に内臓の部位も調達できる環境にあったことから、内臓を食べる文化も発展しています。特に「黒モツ」などは、あまりほかの地域では見られない部位だと聞いています。
そして「日本一の焼肉のまち」に表れているように、地域での集まりや作業の後、PTA活動、小学校での親子レクレーション後の慰労会など、なにかあれば焼肉をする「焼肉好きの多いまち」と言えると思います。
マトンに始まり、黒モツ、サガリなどさまざまな肉を一緒に焼き、焼肉店で、出前焼肉で、家庭で、みんなで焼肉を囲むところが、飯田の焼肉文化なのかもしれません。
なお、人口1万人当たりの焼肉店舗数が全国一の「日本一の焼肉のまち」として発表して以来、市民の皆さんや事業者による焼肉関連商品の開発や、記念日(11月29日飯田焼肉の日)の制定、自動販売機の設置、各種イベントの開催などの発信力を高める取り組みが行われてきました。市としてもこれまで、南信州牛や幻豚の販売促進をはじめ、地域内外の方への飯田の魅力発信の一つとして、支援してまいりました。
令和3年11月29日には、世界一長い鉄板で焼肉をするギネス世界記録に認定されたほか、報道機関から取材を受け、新聞やテレビ等で取り上げられるなど徐々に認知度を高めてきています。また、焼肉店舗を訪れる観光客も増え、ふるさと納税では、幻豚や南信州牛などの肉商品の取り扱いが増加するなど地域経済の活性化につながってきています。
今回のご意見をいただき、発信力が課題であると改めて感じているところであり、前述のような取り組みから生まれてきた様々な資源を多くの方と共有し、発信につなげられるよう、しっかりPRしていきますので、「日本一の焼肉のまち」を一緒に盛り上げていただければ幸いです。
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